スニーカーを「履くもの」から「自分を表現するもの」へ。そんな価値観の変化に合わせて、オニツカタイガーが提供しているのが「刺繍サービス」です。
今回は、店舗で体験できるカスタマイズの内容や、実際にどんな刺繍ができるのか、利用時の注意点までを詳しく紹介します。
オニツカタイガーが始めた“刺繍カスタマイズ”とは？
オニツカタイガーの刺繍サービスは、購入したスニーカーに自分の名前やイニシャル、数字、記号などを刺繍できるカスタマイズ体験。
世界に一つだけのオリジナルスニーカーを作れるのが魅力です。
このサービスは、一部の直営店や期間限定のポップアップストアで行われており、店頭に設置された刺繍機でその場で加工してもらえることもあります。
特に東京・銀座のポップアップストアでは、「世界に一つだけの刺繍サービス」と題し、購入後すぐに刺繍が入れられるイベントが話題になりました。
カスタマイズの対象モデルと内容
刺繍サービスの対象となる代表モデルは「MEXICO 66」や「MEXICO 66 DELUXE」など。
NIPPON MADEラインを中心に、アッパーやストライプ、裏地などの素材を自由に組み合わせてカスタムオーダーでき、その仕上げとして刺繍を追加できます。
刺繍できる文字は、英字・数字・記号のほか、ひらがなやカタカナに対応した例もあります。
フォントや刺繍の位置、カラーなども選べる場合があり、スタッフと相談しながら細部まで自分好みに仕上げることが可能です。
NIPPON MADEで実現する“本格オーダー”
オニツカタイガーの上位ライン「NIPPON MADE」では、2008年の誕生以来、日本の職人が手がける受注生産方式を採用しています。
ここでは靴のパーツごとに素材や色を選べるだけでなく、刺繍オプションによって“名前入りの一足”を作ることができます。
オーダー価格はおよそ4万円前後で、納期は6〜7週間ほど。
完成までに時間はかかりますが、その分だけ品質と満足感は格別です。
製造はすべて国内工場で行われ、手仕事の温もりが感じられる仕上がりになります。
銀座ポップアップでの限定体験
2023年12月から翌年1月にかけて、銀座のポップアップストアで行われた刺繍サービスは特に注目を集めました。
購入したスニーカーをその場で刺繍してもらえるという、まさに“体験型販売”の試みです。
このイベントでは、ブランドの75周年を記念し、「スニーカーを通じて自分を表現する」をテーマに、来店客が自由に文字や数字を選んで刺繍。
ペアスニーカーやプレゼント用に注文する人も多く、SNSでも話題になりました。
職人が一針ずつ仕上げる過程を見ながら、自分だけの一足が完成していく様子は、買い物以上の特別な思い出になります。
刺繍サービスの魅力とメリット
1. 世界に一つだけの特別な一足
イニシャルや数字を入れることで、他にはないオリジナルのスニーカーに。
名前入りの靴は、自分のスタイルを象徴する存在にもなります。
2. プレゼントにも最適
パートナーや友人、家族へのギフトとしても人気。
名入れの一足は特別感があり、誕生日や記念日のプレゼントにぴったりです。
3. ブランド体験としての価値
スニーカーを「買う」だけでなく、「作る」体験を通じてブランドとの距離が近くなるのも大きな魅力。
刺繍サービスは、オニツカタイガーが掲げる“モノづくりの精神”を直接感じられる機会でもあります。
利用時の注意点と確認しておきたいこと
対応店舗を事前にチェック
刺繍サービスは、すべての店舗で常時行われているわけではありません。
表参道の「NIPPON MADE」専門店や、銀座のような期間限定ポップアップストアで提供されるケースが多いです。
来店前に公式サイトやSNSで最新情報を確認するのがおすすめです。
対応サイズと納期
NIPPON MADEのオーダーでは、メンズ25.0〜29.0cm、ウィメンズ23.0〜25.0cmなど、対応サイズが限定されていることがあります。
オーダー形式のため、完成まで6〜7週間ほどかかる点にも注意が必要です。
既製品への刺繍可否
既に購入したスニーカーへ後付けで刺繍できるかどうかは、店舗や時期によって異なります。
多くの場合は新規オーダーに限られるため、希望がある場合は店頭で確認しましょう。
刺繍サービスが生まれた背景
オニツカタイガーが刺繍サービスを始めたのは、単なる装飾ではなく“パーソナライズ”の価値を高めるため。
スニーカーを通して個性を表現し、ファッションとものづくりの両立を実現する狙いがあります。
ブランドの上位ラインであるNIPPON MADEは、日本製のクラフトマンシップを象徴する存在。
刺繍カスタマイズを通じて、量産では味わえない“職人との対話”を提供しているとも言えます。
また、体験型のイベントを増やすことで、若い世代や海外ファンにもブランドの魅力を伝える戦略的な意味もあります。
SNSでの拡散効果や話題性も高く、今後はさらに拡大していく可能性があります。
体験型カスタマイズが広げるスニーカーの新しい楽しみ方
刺繍サービスは、単なるファッションのカスタムではなく、体験そのものが価値になる取り組みです。
特に銀座ポップアップでは、刺繍機を使って目の前で文字が縫われる過程を見ることができ、完成した瞬間の感動が多くの来店者を惹きつけました。
このような“見る・作る・履く”が一体となった体験は、ブランドと顧客の関係をより深めるきっかけにもなります。
刺繍のひと針ひと針に自分の思いを込める――それがオニツカタイガーのカスタマイズの本質です。
今後の展開と期待される進化
現在の刺繍サービスは限定的な実施にとどまっていますが、今後は常設化や全国展開の可能性も考えられます。
特に周年記念や新モデル発売のタイミングでは、再び刺繍イベントが行われることが予想されます。
また、スニーカー以外のアパレルやバッグへの展開も期待されています。
「自分の名前が入ったウェア」や「特別なカラーの刺繍ロゴ」など、より幅広いパーソナライズ体験へと広がるかもしれません。
オニツカタイガーの刺繍サービスで“自分だけの一足”を手に入れよう
オニツカタイガーの刺繍サービスは、スニーカーを単なるファッションアイテムから、自分のストーリーを刻む特別な存在に変えてくれます。
職人の技とブランドの世界観が融合したこの体験は、履くたびに愛着が深まるはず。
次に店舗を訪れるときは、ぜひ刺繍カスタマイズのサービスをチェックしてみてください。
世界に一つだけのスニーカーが、あなたの足元をもっと特別にしてくれるでしょう。
