靴を履いていて「なんだか少しブカブカする」「もう少しフィット感を上げたい」と感じたことはありませんか？
そんな時に活躍するのが、厚さ1cmほどのインソール。靴の中の“余裕”を程よく埋めてくれる便利なアイテムです。
この記事では、1cm厚インソールの特徴や選び方のポイント、そしておすすめ商品を分かりやすく紹介していきます。靴の履き心地を微調整したい人に向けて、失敗しないインソール選びを一緒に見ていきましょう。
なぜ1cm厚インソールが人気なのか
1cmという厚さは、数あるインソールの中でも“ちょうどいい”と感じる人が多いサイズです。
薄すぎず、厚すぎない。わずか1cmの違いで、靴のフィット感や履き心地が驚くほど変わることがあります。
たとえば「踵が浮く」「つま先が前に滑る」「甲に少し余裕がある」──こうした悩みを抱えている人には、1cm厚インソールがぴったり。
靴の中の空間を自然に埋めてくれるので、足が靴の中で動きにくくなり、フィット感が増します。
さらに、靴底から伝わる衝撃をやわらげてくれるのも大きな魅力。立ち仕事や通勤・通学、長時間のウォーキングでも足の疲れを軽減してくれます。
1cm厚インソールを選ぶときの基本ポイント
1. 素材をチェックしよう
インソールの心地よさは、素材によって大きく変わります。
代表的なのは以下のタイプです。
- EVA素材：軽くてクッション性が高い。へたりにくく、普段使いに最適。
- ジェルタイプ：弾力性があり、衝撃吸収力が強い。立ち仕事や歩行が多い人におすすめ。
- 低反発フォーム：足裏にフィットしやすく、包み込むような履き心地。
- 天然素材系（レザー・竹炭など）：通気性や抗菌性に優れ、靴内の蒸れやニオイ対策に◎。
素材選びのコツは、「どんな靴で」「どんな時間帯に」「どんな使い方をするか」を意識すること。
スポーツシューズならクッション性重視、革靴やパンプスなら通気性・安定感重視がいいでしょう。
2. 靴のサイズとの相性を確認する
1cm厚インソールは便利ですが、入れる靴のサイズとのバランスが大切です。
もともとジャストサイズの靴に厚めのインソールを入れると、つま先が当たったり、甲がきつくなったりすることがあります。
対策としては、
- 靴にある程度「ゆとり」があることを確認する
- 中敷きを外してから入れる
- 必要に応じてインソールをハサミでカットして調整する
この3つを意識しましょう。特に中敷きを外せる靴なら、1cm厚でも違和感なくフィットしやすいです。
3. 使用目的を考える
「サイズ調整」「底上げ」「衝撃吸収」「疲労軽減」など、インソールを使う目的は人それぞれ。
1cm厚のインソールは万能タイプですが、どの機能を重視するかによって選ぶべきモデルが変わります。
- サイズ調整目的：靴が少し大きいときに入れるタイプ。軽くて滑りにくい素材が◎
- 底上げ・身長アップ目的：ヒールアップ構造や段差設計があるモデル
- 疲労軽減・衝撃吸収目的：クッション性と通気性が高いジェルやEVA素材タイプ
「何を解決したいのか」を意識して選ぶと失敗しません。
4. 滑り止め・安定感も重要
せっかく入れても、中でズレてしまっては意味がありません。
裏面に滑り止め加工があるもの、踵部分を包み込む形状（ヒールカップ）があるものを選ぶと安定感がアップします。
また、靴の中で浮かないように足裏全体を支える形状になっているものも快適です。
特に歩行中の前滑り防止には、土踏まずのサポートがあるタイプが人気です。
5. お手入れと交換タイミング
1cm厚インソールはクッション材を多く使っているため、使い方次第でへたりやすくなることもあります。
長く使うコツは、定期的に取り外して陰干しし、湿気を逃がすこと。
汚れが目立つ場合は、手洗いまたは乾いた布で拭き取ります。
使用期間の目安は3〜6か月程度。
クッションが硬くなったり、形が崩れてきたら交換時期です。
1cm厚インソールのメリットとデメリット
メリット
- 靴のブカブカ感を解消できる
- フィット感が高まり、歩行が安定する
- 衝撃吸収で疲れにくい
- 手軽にサイズ調整できる
- 身長アップ・姿勢補正の効果も期待できる
デメリット
- 靴の内部が狭くなり、甲が当たる場合がある
- カットが必要なタイプは調整が面倒
- 素材によっては蒸れやすい
- 厚みがある分、通気性が下がる場合も
購入前に「靴に入る余裕があるか」「通気性や柔らかさが足に合うか」を確認しておくと安心です。
用途別おすすめの1cm厚インソール
● サイズ調整にぴったり
「極厚インソール 1cmタイプ」
軽量EVA素材で、ブカブカの靴をしっかりフィット。メンズ・レディース兼用で、カットしてサイズ調整も可能。スニーカーやブーツにおすすめ。
● 長時間の立ち仕事に
「Heal Foot ほどよく1cm底上げインソール」
低反発フォームを採用し、足裏の衝撃をしっかり吸収。通気性にも優れ、汗蒸れを軽減。オフィスワークや接客業にも◎。
● 衝撃吸収と安定感重視
「Ortholite アーチサポートインソール（1cm厚）」
スポーツブランド発の高反発フォームで、長距離歩行やランニングにも対応。アーチサポート構造で疲労軽減をサポート。
● 身長アップ・姿勢補正に
「エアインソールヒール 1cmアップタイプ」
自然な底上げ効果で姿勢が美しく見えるタイプ。ヒール靴やスニーカーなど幅広く使いやすい設計。
いずれも「厚すぎない1cm」がポイント。靴のフィット感を変えたいけれど、違和感は避けたい人にぴったりの厚みです。
使いこなすコツと注意点
1cm厚インソールを入れる前に、まず元の中敷きを外してみましょう。
そのまま重ねてしまうと、靴内が狭くなって履きにくくなる場合があります。
また、最初は短時間だけ使用し、少しずつ慣らしていくのがコツ。
最初のうちは違和感を覚えることがありますが、数日で足が馴染みます。
もし歩いていて「つま先が当たる」「甲が圧迫される」と感じたら、無理せず薄めのタイプに替えるのが◎。
1cm厚は“万能”ではありますが、靴の形状によっては合わないケースもあるため、実際に試しながら調整するのが理想です。
まとめ：1cm厚インソールで靴のフィット感を理想に近づけよう
インソール1cmは、靴の履き心地を少し変えたい時にちょうどいい厚みです。
クッション性・衝撃吸収性・サイズ調整など、使い方次第で日常の快適さが大きく変わります。
ただし、靴のサイズや形状との相性を見極めることが大切。
「ゆとりのある靴」「中敷きを外せる靴」に入れることで、1cm厚の効果を最大限に引き出せます。
お気に入りの靴がもう少しだけ快適になれば、歩く時間がきっと楽しくなるはず。
今日からあなたも、自分の足にぴったりの“1cm厚インソール”を探してみてください。
