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革靴の色落ちを100均グッズで直せる?ダイソー・セリアの補修効果と正しいケア法

「お気に入りの革靴のつま先が、いつの間にか白く剥げている…」

「営業で歩き回っていたら、かかとに擦り傷ができて色が落ちてしまった」

そんなとき、ふと頭をよぎるのが「100均のアイテムでなんとかならないかな?」という疑問ですよね。本格的なシューケア用品を揃えるとなると、数千円の出費は覚悟しなければなりませんが、ダイソーやセリアなら110円。この差はあまりにも大きいです。

結論からお伝えすると、100均グッズで革靴の色落ちは「直せます」。ただし、どんな靴にでもおすすめできるわけではありません。やり方を間違えると、大切にしていた一足が台無しになってしまうリスクも潜んでいます。

今回は、100均で手に入る補修アイテムの実力から、失敗しないための正しい手順、そして「100均を使っていい靴・ダメな靴」の境界線まで、本音で詳しく解説していきます。


100均で買える革靴の色落ち補修アイテムの種類

今の100円ショップの靴ケアコーナーは、驚くほど充実しています。まずは、色落ち対策として手に取ることになる代表的なアイテムを見ていきましょう。

靴用補修クリーム(チューブ型)

ダイソーなどで見かける、絵の具のようなチューブに入ったタイプです。これは「着色」に特化したアイテムで、色が剥げてしまった部分に直接塗り込んで使います。粘度が高いため、単なる色落ちだけでなく、少しえぐれてしまったような傷を埋める効果も期待できます。

液体靴墨(スポンジ一体型)

キャップを外すと先端にスポンジがついており、ポンポンと叩くだけでインクが出てくるタイプです。手を汚さずに塗れるのが最大のメリットで、出かける直前に気づいた色落ちを「とりあえず隠す」という応急処置には非常に便利です。

缶入り・ビン入りの靴クリーム

昔ながらの固形、あるいは乳化性クリームです。色をつけるだけでなく、多少のツヤ出し効果も兼ね備えています。全体的な色褪せをカバーしたいときによく選ばれるアイテムです。


100均グッズで色落ちを直すメリットと、知っておくべきリスク

安くて便利な100均アイテムですが、なぜ専門家は「あまりおすすめしない」と言うことがあるのでしょうか。そこには、成分と革の相性が関係しています。

メリットは何といってもコスパと手軽さ

最大の魅力は、110円で見た目の「黒さ」が復活することです。特にブラックのビジネスシューズであれば、100均のクリームでも十分に色が乗ります。高級なサフィールなどのブランド品を買うほどではないけれど、身だしなみとして最低限綺麗にしておきたい、というニーズには完璧に応えてくれます。

注意したい「シリコン」と「通気性」の問題

安価な靴クリームや液体靴墨には、手っ取り早くツヤを出すために「シリコン」が多く配合されている傾向があります。シリコンは革の表面をコーティングして水を弾き、ピカピカに見せてくれますが、同時に革の「毛穴」を塞いでしまうんです。

革が呼吸できなくなると、中の水分バランスが崩れ、時間が経つにつれて革が乾燥し、バリバリとひび割れてしまうことがあります。1回使っただけで靴が壊れることはありませんが、数年履き続けたい大切な靴に常用するのは少し考えものです。


実践!100均グッズを使った正しい補修ステップ

「とりあえずこの1足を延命させたい!」という方のために、100均アイテムを使って最大限綺麗に仕上げる手順を解説します。ただ塗るだけでは、色移りやムラの原因になるので注意してくださいね。

ステップ1:まずは汚れをしっかり落とす

色落ちした部分にいきなりクリームを塗るのはNGです。埃や古い油分がついたままだと、補修剤がうまく定着しません。

100均でも売っている馬毛ブラシ、あるいは柔らかい布で全体を拭きましょう。もしあれば、少量の水で湿らせた布で汚れを拭き取るだけでも、その後の色の乗りが違います。

ステップ2:補修クリームを「少量ずつ」乗せる

チューブ型の補修クリームを使う場合、直接靴に塗るのではなく、まずは古布や綿棒に少量取りましょう。

色落ちが気になる部分に、トントンと叩き込むように色を乗せていきます。一度に厚塗りすると、そこだけ不自然に盛り上がったり、後で剥がれやすくなったりします。「薄く塗って、乾かして、また塗る」という重ね塗りが成功の秘訣です。

ステップ3:しっかりと乾燥させる

ここが一番大切です。塗ってすぐに履いてしまうと、ズボンの裾にベッタリと黒い色が移ってしまいます。最低でも20分〜30分、できれば数時間は放置して、表面が完全に乾いたことを確認してください。

ステップ4:綺麗な布で「乾拭き」する

乾いた後に、何もついていない綺麗な布で表面を磨き上げます。余分なクリームを取り除くことで、服への色移りを防ぎ、100均グッズ特有の「ベタつき」を抑えることができます。


100均で補修していい靴、避けるべき靴の境界線

ここが非常に重要なポイントです。あなたの靴が以下のどちらに当てはまるかチェックしてみてください。

100均グッズが向いている靴

  • 合皮(フェイクレザー)の靴:合皮はもともと通気性がないため、シリコンによるダメージを気にする必要がありません。
  • 数千円で購入した消耗品のビジネスシューズ:履き潰す前提であれば、100均のケアで十分です。
  • 急な葬儀や面接などの応急処置:背に腹は代えられない状況では、100均は最強の味方です。

100均グッズを避けるべき靴

  • 3万円以上の本革靴:リーガルスコッチグレインなど、長く履くことを想定した靴には、モゥブレィなどの革に優しい栄養クリームを使いましょう。
  • 明るい茶色の靴:100均のブラウンは色が極端なことが多く、塗った場所だけ真っ赤になったり、黒ずんだりして修復不能になるリスクが高いです。
  • スエードやヌバックなどの起毛素材:これらは専用の補修剤でないと、毛が固まって台無しになります。

色落ちを防ぐために日常でできること

100均グッズで直した後は、なるべくその状態をキープしたいですよね。色落ちの主な原因は「摩擦」と「乾燥」です。

  • 脱ぎ履きでかかとを擦らない:靴べらを使うだけで、かかとの色落ちは激減します。100均でもコンパクトな靴べらが売っているので、鞄に忍ばせておきましょう。
  • 雨の日は保護する:水に濡れると革の染料が流れ出しやすくなります。100均の防水スプレーでも、雨の日のお出かけ前に振っておくだけで、色落ちの予防になります。
  • 100均のクリーナーで定期的に拭く:汚れが溜まると革が傷みやすくなります。こまめなブラッシングだけでも色落ちは防げます。

もし100均で失敗してしまったら?

「色を塗りすぎてムラになった」「色が合わなくて変になった」という場合は、早めに処置をしましょう。

100均で売っている「ステインリムーバー」的な汚れ落としがあればベストですが、なければ固く絞った布で根気強く拭き取ります。

※除光液などは革を傷めすぎるため、最終手段以外では使わないようにしてください。

自分ではどうしようもなくなった時は、無理をせず靴修理店に持ち込むのが一番です。プロは専用の染料を使って、元の色に限りなく近く調色してくれます。数千円かかりますが、お気に入りの靴を買い直すよりは安く済むはずです。


革靴の色落ちを100均グッズで直せる?ダイソー・セリアの補修効果と正しいケア法:まとめ

「100均のアイテムで革靴の色落ちは直せるのか?」という問いへの答えは、YESです。

特にブラックの靴や、合皮の靴であれば、100均の補修クリームや液体靴墨は非常に頼もしい味方になってくれます。たった110円で、くたびれた印象の足元がシャキッと蘇る快感は、一度味わうと癖になるかもしれません。

しかし、その一方で「革への負担」や「色移り」という弱点があることも忘れてはいけません。

大切な本革靴には、時々でいいのでコロンブスなどの質の高いクリームで栄養を補給してあげてください。一方で、普段使いの仕事靴や急ぎの場面では、100均グッズを賢く活用する。この「使い分け」ができるようになれば、あなたも立派な靴磨き上手です。

まずはダイソーやセリアの靴ケアコーナーを覗いてみてください。小さなチューブ一つで、明日からの足取りが少し軽くなるはずですよ。

ぜひ今回の手順を参考に、革靴の色落ちを100均グッズで賢く、そして丁寧に直してみてくださいね。

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