せっかく新調したお気に入りの革靴。意気揚々と外に出たものの、歩き始めて数分で「くるぶしが当たって痛い……」と顔をしかめた経験はありませんか?
かかとの靴擦れも辛いですが、くるぶしの骨に硬い革がゴリゴリと当たる痛みは、一歩踏み出すたびに鋭い刺激が走り、仕事どころではなくなってしまいますよね。
実は、革靴でくるぶしが痛くなるのには明確な理由があります。そして、それはちょっとした工夫や正しいグッズ選びで驚くほど簡単に解決できることが多いのです。
今回は、革靴によるくるぶしの靴擦れに悩む方に向けて、その原因から即効性のある対策、おすすめのケアアイテムまでを徹底的に解説します。今日から足元のストレスをゼロにして、颯爽と歩けるようになりましょう!
なぜ革靴でくるぶしが痛くなるのか?3つの意外な原因
「サイズは合っているはずなのに、なぜかくるぶしだけが痛い」。そう感じるのは、あなたの足が悪いわけでも、靴が不良品なわけでもありません。主な原因は、靴の設計と足の形状の「わずかなズレ」にあります。
1. 履き口のラインが高すぎる
最も多い原因がこれです。革靴のサイド部分(履き口)の高さが、あなたのくるぶしの骨の位置よりも高く設計されている場合、歩くたびに革の縁が骨を直撃します。特にインポートブランドの靴は欧米人の足型に合わせて作られているため、日本人の足には履き口が高すぎることがよくあります。
2. インソールの沈み込みによる位置ズレ
「最初は痛くなかったのに、履き続けるうちに痛くなってきた」というパターンです。本格的な革靴は、履き込むほどに中底のコルクが自分の足の形に沈み込み、フィット感が増していきます。しかし、この沈み込みによって足全体のポジションが数ミリ下がると、それまで当たらなかったくるぶしの骨が履き口のラインに干渉し始めるのです。
3. 靴の中で足が前滑りしている
サイズが少し大きい靴を履いていると、歩行時に足が前の方へズレてしまいます。すると、本来くるぶしが収まるべきアーチ部分から骨が外れ、靴の硬い角の部分に押し付けられることになります。これが繰り返されることで、炎症や皮剥けが起こります。
出先でも大丈夫!くるぶしの痛みを今すぐ止める応急処置
仕事中や外出先で痛みが出てしまったとき、我慢して歩き続けるのは禁物です。コンビニやドラッグストアで手に入るものを活用して、まずは痛みの連鎖を断ち切りましょう。
絆創膏を「予防的」に2枚重ねする
すでに赤くなっているなら、普通の絆創膏ではなくクッション性の高いキズパワーパッドのようなハイドロコロイド素材のものがベストです。もし手元に普通の絆創膏しかない場合は、当たる部分に2枚重ねて貼り、厚みを持たせるだけでも摩擦を大幅に軽減できます。
ワセリンやリップクリームを塗る
摩擦を減らすのは靴擦れ対策の基本です。皮膚と、靴の当たっている内側の革の両方にワセリンを薄く塗り込んでください。滑りが良くなることで、皮膚が擦り切れるのを防いでくれます。無色のリップクリームでも代用可能です。
ティッシュで簡易的な底上げをする
これは「履き口の高さ」が原因の場合に非常に有効です。ポケットティッシュを数枚重ねて折り畳み、かかとの下に敷いてみてください。強制的にかかとの位置が上がるため、くるぶしの骨が履き口のラインから上に逃げ、痛みが一瞬で消えることがあります。
根本解決!くるぶしの靴擦れを防ぐ最強の対策グッズ
応急処置で凌いだ後は、二度と痛くならないようにしっかりと対策を施しましょう。100円ショップやAmazonで手軽に買えるアイテムが、あなたの靴を劇的に快適に変えてくれます。
ヒールアップインソールで「高さを出す」
くるぶし対策の王道は、かかと部分だけに厚みを持たせる「ハーフインソール」です。5ミリから1センチ程度の厚みを足すだけで、くるぶしの骨が履き口に当たらなくなります。
- コロンブス フットソリューション:クッション性が高く、耐久性も抜群です。
- ペダック ヒールパッド:本革製のものを選べば、脱いだときも違和感がなく、吸湿性も損なわれません。
保護テープで皮膚をガードする
靴側に細工をするのが難しい場合は、皮膚側に「目立たないバリア」を作りましょう。
- ネクスケア 靴ずれ保護テープ:手で切れるタイプが多く、外出先でもサッと貼れます。半透明で目立ちにくいため、パンプスやローファーでも安心です。
デリケートクリームで革を柔らかくする
靴自体が硬い場合は、物理的に柔らかくするのが近道です。
- モゥブレィ デリケートクリーム:このクリームを、くるぶしが当たる部分の革の内側と外側にたっぷりと塗り込みます。その後、親指で革をグイグイと外側へ広げるように揉みほぐしてください。これだけで革の「角」が取れ、当たりがマイルドになります。
快適に歩くために。知っておきたい正しい「ならし」方
新しい靴を履き下ろす際、いきなり一日中履くのはリスクが高いです。くるぶしの痛みを回避するためには、以下のステップで自分の足に馴染ませていきましょう。
- まずは室内で厚手の靴下を履いて歩く。
- 次に、近所のコンビニまでなど、15分程度の短距離で試す。
- 少しでも「違和感」があれば、その時点で保護テープやインソールを導入する。
痛くなってから対処するよりも、痛くなる前に「ここは当たりそうだな」というポイントを予測して先手を打つのが、デキるビジネスパーソンの靴選びのコツです。
できたしまった靴擦れはどうケアする?
もし運悪く水ぶくれができてしまったら、絶対に潰さないでください。水ぶくれの中の液体は、傷を治すための成分が詰まっています。
- 流水で傷口を清潔に洗う。
- 消毒液は使わず(細胞の再生を遅らせるため)、ケアリーヴ 治す力などを貼り、密閉して保護する。
- 靴擦れが完治するまでは、その靴を履くのを休み、サンダルや柔らかいスニーカーで過ごす。
傷が治った後は、前述したインソール対策などを施してから再チャレンジしましょう。
革靴のくるぶしが痛い!靴擦れの原因とすぐ試せる対策・便利グッズを徹底解説
いかがでしたか?革靴のくるぶしの痛みは、決して「我慢して慣れるもの」ではありません。
痛みの原因の多くは、履き口の高さと骨の位置関係にあります。まずはハーフインソールで「底上げ」を試し、それでもダメなら革をクリームで揉みほぐす。この2ステップだけで、ほとんどのくるぶしトラブルは解消できます。
足元が快適になれば、歩き姿に自信が生まれ、仕事のパフォーマンスも向上します。今回ご紹介したヒールパッドなどの便利グッズを賢く取り入れて、あなたの大切な一足を「最高の相棒」に変えていきましょう。
もう、くるぶしの痛みに怯えながら歩く必要はありません。正しい知識と少しの準備で、軽やかな足取りを手に入れてくださいね!


