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革靴に白い粉が吹く原因は?カビ・塩ふき・油分の見分け方と正しい落とし方を解説

お気に入りの革靴を履こうと下駄箱から出してみたら、表面に「白い粉」のようなものが付着していてギョッとした経験はありませんか?

「これってカビ?」「もうこの靴は履けないの?」と不安になりますよね。でも、安心してください。革靴に浮き出る白い粉の正体は、カビだけではありません。実は、靴の保管状況やケアの仕方に合わせた適切な処置をすれば、また元通りに綺麗に復活させることができるんです。

この記事では、革靴に現れる白い粉の正体を見分ける方法から、自宅でできる正しい落とし方、そして二度と白くさせないための予防策までを詳しく解説します。


その白い粉は何?3つの正体と見分け方

まずは、目の前の白い粉が何なのかを突き止めることから始めましょう。正体によって対処法が全く異なるため、ここでの判断が非常に重要です。主な原因は「塩分」「カビ」「油分」の3種類です。

1. 「塩ふき(塩スピュー)」:雨の日や汗が原因

もっとも多いのが、この「塩ふき」です。専門用語では「塩スピュー」と呼ばれます。

見た目は、革の表面に白い粉がうっすら、あるいは固まって付着している状態です。特に、雨に濡れた後や、長時間歩いて汗をかいた後に、靴が乾くと現れやすいのが特徴です。

  • 見分け方: 指で触ると少しザラザラしており、水で濡らした布で拭くと簡単に消えます(ただし、乾くとまた浮き出てくることがあります)。

2. 「白カビ」:湿気の多い場所での保管が原因

次に疑うべきは「カビ」です。湿度の高い日本の下駄箱は、カビにとって絶好の繁殖場所。

  • 見分け方: 白い粉が点々と「斑点状」に広がっていたり、綿毛のようにふわふわしていたりする場合はカビの可能性が高いです。また、鼻を近づけた時にカビ特有のツンとした臭いや、埃っぽい臭いがするのも特徴です。

3. 「油分・ロウ(ファットスピュー)」:気温の変化が原因

革に含まれる脂分が表面に浮き出て固まったもので、「ファットスピュー」や「ブルーム」と呼ばれます。これは高級な革や、オイルをたっぷり含んだ革によく見られる現象です。

  • 見分け方: 表面全体がうっすら白く曇ったようになります。最大の特徴は、ドライヤーの温風を軽く当てると、脂が溶けてスッと消えて革に馴染むことです。

【塩ふき編】革靴の白い粉を根本から落とす方法

正体が「塩分」だとわかったら、早めに対処しましょう。そのまま放置すると、革が酸化して硬くなったり、デコボコとした「銀浮き」という状態になって修復が難しくなります。

表面を拭くだけでは不十分

塩ふきは、革の内部に蓄積された塩分が表面に移動して結晶化したものです。表面だけをサッと拭いても、内部に塩分が残っている限り、また乾燥とともに白い粉が出てきます。

ステップ1:汚れ落としとブラッシング

まずは馬毛ブラシを使って、表面のホコリやゴミを払い落とします。

馬毛ブラシ

ステップ2:水性クリーナーで塩分を溶かし出す

布(使い古したTシャツの切れ端などでOK)に、革専用の水性クリーナーを染み込ませます。

M.モゥブレィ ステインリムーバー

これで、白くなっている部分を中心に優しく拭き取ってください。クリーナーの成分が革の内部に浸透し、固まった塩分を溶かして吸い取ってくれます。一度で落ちない場合は、2〜3回繰り返しましょう。

ステップ3:重症の場合は「水パック」

クリーナーでも追いつかないほど塩分が噴き出している場合は、水パックが有効です。

  1. 水で濡らして固く絞ったタオルを、靴全体に被せます。
  2. そのまま30分ほど放置し、革全体の水分量を一定にします。
  3. 内部の塩分が均一に分散され、乾燥した時に一部だけが白くなるのを防げます。

【カビ編】再発させないための除菌とケア

もし白い粉の正体が「カビ」だった場合、他の靴に胞子が移らないよう、迅速かつ慎重な作業が必要です。

注意!家の中でブラッシングしない

カビの胞子は非常に軽いため、部屋の中でブラッシングすると部屋中にカビを撒き散らすことになります。作業は必ずベランダや屋外で行い、マスクを着用してください。

手順1:屋外でカビを払い落とす

使い捨ての布や柔らかいブラシを使い、表面のカビを優しく払い落とします。この時使った布はすぐに捨て、ブラシは後で除菌してください。

手順2:専用の防カビ剤で除菌する

カビは根を張っているため、普通の水拭きでは全滅しません。必ずカビ専用のクリーナーを使用しましょう。

M.モゥブレィ モールドクリーナー

布にスプレーし、カビがあった場所だけでなく、靴全体を拭き上げます。アルコールスプレーなどは革を傷める(ひび割れの原因になる)ため、避けたほうが無難です。

手順3:数日間、陰干しする

除菌が終わったら、風通しの良い日陰で2〜3日しっかりと乾燥させます。直射日光に当てると革がパリパリに乾燥して割れてしまうので、必ず「日陰」を守ってください。


【油分・ロウ編】磨き上げで見違えるツヤを出す

白い粉の正体が「ファットスピュー(油分)」だった場合は、実は一番ラッキーです。革に栄養がたっぷり含まれている証拠なので、メンテナンス次第で見違えるような光沢が戻ります。

手順:熱を与えて馴染ませる

一番簡単なのは、柔らかい布で力強く磨くことです。摩擦熱によって固まった脂が溶け、再び革の内部へと戻っていきます。

頑固な場合は、ドライヤーの温風を20cmほど離して数秒当ててみてください。白さが消えた瞬間にブラッシングをすれば、深みのあるツヤが復活します。


二度と革靴に白い粉を吹かせないための予防策

せっかく綺麗にしても、同じ習慣を続けていればまた白い粉に悩まされることになります。日頃からできる簡単な習慣を身につけましょう。

靴を休ませる「ローテーション」

毎日同じ靴を履いていませんか?足の裏は1日でコップ1杯分の汗をかくと言われています。汗に含まれる塩分が蓄積しないよう、一度履いたら最低でも2日は休ませ、内部を完全に乾燥させてください。

シューキーパーで湿気をコントロール

靴を休ませる時は、木製のシューキーパーを入れましょう。

レッドシダー シューキーパー

木製のシューキーパー(特にレッドシダー素材)は、靴の形を整えるだけでなく、吸湿・脱臭効果があります。下駄箱内の湿気によるカビの発生を強力に防いでくれます。

防水スプレーで「入り口」を塞ぐ

雨の日に靴が濡れるのを防ぐだけでなく、汚れの付着も防いでくれます。

コロンブス アメダス 防水スプレー

防水スプレーの膜が、雨水が革の内部に侵入するのを防ぐため、結果として「塩スピュー」の発生率をグッと下げることができます。


まとめ:革靴の白い粉の正体は?カビ・塩ふき・油分の見分け方と正しい落とし方を解説

革靴に白い粉がついているのを見つけるとショックですが、正体さえわかれば自宅で十分に対処可能です。

  • ザラザラして水で消えるなら「塩ふき」:水性クリーナーで塩分を抜く。
  • 斑点状で臭うなら「カビ」:屋外で専用の防カビ剤を使って除菌する。
  • 熱で消えるなら「油分」:ブラッシングで熱を加えて馴染ませる。

大切な革靴は、適切な手入れをすれば10年以上履き続けることができる一生モノのアイテムです。もし白い粉を見つけても諦めず、今回ご紹介した方法でケアしてみてください。

まずは自分の靴がどのタイプか、そっと指で触れて確かめることから始めてみましょう。正しいメンテナンスで、また自信を持って街を歩ける一足を取り戻してくださいね。

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