雨の日の屋外作業や、ぬかるみ・水回りの現場で「普通の安全靴ではすぐに濡れてしまう」という経験はありませんか?
そんな時に頼りになるのが、長靴タイプの安全靴。防水性をしっかり確保しながら、つま先保護や滑り止め機能も備えた万能シューズです。
今回は、防水性と快適性を両立した長靴タイプの安全靴を8モデル紹介しながら、選び方のポイントも詳しく解説します。
長靴タイプの安全靴とは?普通の長靴との違い
一般的な長靴との最大の違いは「安全性能」にあります。
安全靴の基本機能である「先芯」「踏み抜き防止プレート」「滑り止めソール」などを備えながら、筒丈が長く防水構造になっているのが特徴です。
つまり、雨・泥・油・薬品などが多い環境でも、足全体を守りつつ快適に作業できるのが長靴タイプの魅力。
建設・土木・農業・清掃・食品工場など、幅広い現場で活躍します。
長靴タイプの安全靴を選ぶときのポイント
1. 防水性・浸水対策
防水性は長靴タイプ最大のメリット。PVC(塩化ビニール)や天然ゴム素材が主流で、縫い目を減らした一体成型構造が理想です。
履き口にベルトやフードが付いているタイプなら、泥や水の侵入もさらに防げます。
2. 先芯・踏み抜き防止機能
「安全靴」と名乗る以上、つま先保護は必須。
鋼製先芯や樹脂先芯入りを選ぶことで、落下物や衝撃から足を守れます。釘や金属片が多い現場では、踏み抜き防止プレート付きモデルが安心です。
3. ソールの滑り止め・耐油性能
水や油が床に残る環境では、滑りにくさが安全性に直結します。
耐滑底パターンやラバーソール、耐油ソール仕様の靴を選ぶと、転倒リスクを減らせます。
4. 履き心地・軽さ
長靴タイプはどうしても重くなりがち。
長時間の立ち仕事や歩行が多い人は、EVAや軽量PVCを使ったモデルがおすすめ。クッション性の高いインソールがあると疲労も軽減します。
5. 環境に合った機能
現場によって求められる機能は違います。
・農業・林業:泥詰まりしにくく、防寒性があるタイプ
・食品工場・清掃:耐薬品・耐油仕様
・建築・運送:滑りにくく、先芯入りで耐久性が高いタイプ
自分の用途に合ったモデルを選ぶことで、快適さと安全性を両立できます。
防水性と快適性を両立するコツ
長靴タイプの安全靴は「防水性」と「快適性」をどう両立させるかがカギです。
完全防水仕様でも通気性が悪いと蒸れや臭いの原因になります。
そのため、吸汗裏布やメッシュインソール付きのモデルを選ぶと快適さが長続きします。
また、履き口のドローフードやベルトで泥や水をシャットアウトしつつ、脱ぎ履きのしやすさを考慮した構造を選ぶとストレスが少なくなります。
人気ブランドとメーカーの特徴
長靴タイプの安全靴は、信頼性の高い国内メーカーが多く展開しています。
以下は代表的なブランドです。
- ミドリ安全:耐久性・安全性・履き心地の三拍子。食品工場や清掃現場でも定番。
- 丸五:軽量PVC素材のモデルが多く、コスパも優秀。
- ハンシン:防水性と滑りにくさで建設・土木現場に強い。
- アキレス:デザイン性も意識したモデルが多く、長時間履いても疲れにくい。
- コーコス信岡:先芯入りでしっかり防護しつつ、脱ぎ履きしやすいベルト式モデルを展開。
どのメーカーも信頼性が高く、使用環境に合わせてラインナップが豊富です。
長靴タイプの安全靴おすすめ8選
ここからは、人気と機能性の両面で評価の高いモデルを8つ紹介します。
1. 丸五 安全プロハークス #870
耐油PVC素材を採用した定番モデル。鋼製先芯入りで、建設・運搬・整備など幅広く使えます。フィット感が良く、ラスト設計で疲れにくいのが特徴。
2. ミドリ安全 安全長靴 913 フード付
フード付きで泥や水の侵入を防止。完全防水構造で、雨天や洗浄作業でも安心。耐滑ソールと抗菌インソールで長時間作業にも対応。
3. コーコス信岡 HG-956 先芯マジック長靴
マジックベルトで脱ぎ履きがスムーズ。鋼製先芯入りで保護性能も高く、価格とのバランスが取れた人気モデル。PVC製で防水性も十分。
4. Wing Rubber RB-078 超軽量安全長靴
驚くほど軽いEVA素材を使用。立ち作業や移動が多い人におすすめ。屈曲性が高く、歩行時の負担を軽減します。
5. 福山ゴム セーフティブーツ FX-80
鋼製先芯+耐油・耐滑ソールを装備。食品・清掃現場で多く採用されています。内側は吸汗素材で蒸れにくく、衛生的に使えるのも魅力。
6. アキレス ラバーブーツ ST-300
柔軟性のある天然ゴム仕様で足当たりが良く、防寒・防水性も兼備。滑り止めパターンが深く、ぬかるみの多い屋外作業に最適です。
7. ハンシン 安全長靴 No.8500
JIS規格対応の高品質モデル。つま先・かかと補強で耐久性抜群。滑りにくいソールと防水性を兼ね備え、重作業現場にも対応。
8. ジェイスタイル 防水先芯入り作業長靴
リーズナブルながら先芯入り・耐油・防水仕様を備えた高コスパモデル。初めて安全長靴を購入する方にもおすすめです。
快適に使うためのお手入れと注意点
長靴タイプの安全靴は防水素材のため、メンテナンス次第で寿命が大きく変わります。
使用後は泥や油を水でしっかり洗い流し、直射日光を避けて陰干しを。ゴムやPVCは熱で劣化しやすいため注意が必要です。
また、内部の湿気は雑菌や臭いの原因になるため、乾燥剤や新聞紙を入れておくと効果的。
定期的にインソールを交換すれば、快適性と衛生面を保てます。
まとめ:長靴タイプの安全靴で快適な防水作業を
長靴タイプの安全靴は、防水性・安全性・快適性のバランスを重視した万能アイテムです。
雨や泥、油汚れが多い現場でも足元を守りながら快適に作業できる一足を選べば、作業効率も安全性もぐっと上がります。
今回紹介した8モデルはどれも現場での信頼性が高く、価格帯も幅広いラインナップ。
用途に合わせて、自分にぴったりの長靴タイプ安全靴を見つけてみてください。


