「お気に入りのスニーカーが、いつの間にか汚れて真っ黒……」
「洗っても洗っても、ツンとした嫌な臭いが消えない……」
そんな悩みを抱えていませんか?実は、家庭にある「重曹」を使うだけで、スニーカーの汚れも臭いも驚くほどスッキリ落とすことができるんです。
でも、ただ重曹をかければいいわけではありません。やり方を間違えると、乾いた後に「謎の黄ばみ」が発生して、余計にショックを受けることも……。
そこで今回は、スニーカーを愛するすべての人に向けて、重曹でスニーカーを洗う正しい方法を徹底解説します。黄ばみや臭いをしっかり落とし、新品のような清潔感を取り戻すコツを一緒に見ていきましょう!
なぜ重曹がスニーカー掃除に最強なのか?
そもそも、なぜ洗剤ではなく重曹がおすすめなのでしょうか。その理由は、重曹が持つ「弱アルカリ性」の性質にあります。
スニーカーの汚れの正体は、主に足から出る汗や皮脂、そして外で付着した酸性の泥汚れです。酸性の汚れに対して、アルカリ性の重曹は「中和」という化学反応を起こして汚れを根元から浮かし出してくれるのです。
さらに、重曹には高い消臭効果もあります。靴の中のムレた臭いの原因も酸性であることが多いため、重曹が臭いを元からカットしてくれます。環境に優しく、肌への刺激も少ないので、小さなお子さんの靴を洗うのにも安心ですね。
準備するもの:重曹洗いを成功させるセット
洗う前に、必要なアイテムを揃えましょう。特別な道具は必要ありません。
- 重曹(掃除用でも食品用でもOK)
- ぬるま湯(40℃前後が汚れ落ちのベスト温度)
- バケツやタライ(靴がすっぽり浸かるサイズ)
- 使い古しの歯ブラシ(細かい部分の汚れ落とし用)
- クエン酸(またはお酢:仕上げの黄ばみ防止用)
- 洗濯用中性洗剤(汚れがひどい場合に重曹と混ぜて使用)
もし、頑固な汚れを物理的に削り落としたいなら、激落ちくんのようなメラミンスポンジもソールのゴム部分の掃除に役立ちますよ。
ステップ1:重曹でスニーカーを洗う前の「下準備」
いきなり水にドボンとつけるのはNGです。まずは、汚れを落ちやすくするための準備をしましょう。
まず、靴紐と中敷き(インソール)を外します。これらをつけたまま洗うと、重曹水が細かい隙間まで行き渡らず、汚れが残る原因になります。外した紐と中敷きは、後でスニーカーと一緒に浸け置きすればOKです。
次に、表面についている乾いた泥や砂を、ブラシでパパッと払い落としておきましょう。このひと手間で、浸け置き液が泥水になるのを防ぎ、洗浄効果を最大限に高めることができます。
ステップ2:臭いも汚れもリセット!「浸け置き洗い」のやり方
準備ができたら、いよいよ浸け置きです。この工程が、臭い対策の要になります。
- 重曹水を作るバケツに40℃前後のぬるま湯を張り、重曹を溶かします。目安は「お湯1リットルに対して重曹大さじ3杯」程度です。少し濃いかな?と思うくらいがちょうど良いです。
- スニーカーを浸ける靴を重曹水に沈めます。スニーカーは浮いてきやすいので、上に水の入ったペットボトルなどを置いて重石にすると、全体がしっかり浸かります。
- 放置するそのまま30分〜1時間ほど放置します。もし、数ヶ月洗っていないような頑固な汚れや、強烈な臭いが気になる場合は、一晩(約8時間)じっくり浸けておくと、汚れがふやけて驚くほど落ちやすくなります。
ステップ3:重曹ペーストで部分汚れを狙い撃ち
浸け置きが終わったら、次は細かい部分の汚れを落としていきます。ここで役立つのが「重曹ペースト」です。
重曹と水を「3:1」の割合で混ぜると、トロッとしたペースト状になります。これを歯ブラシに取り、つま先やソールのサイド部分など、汚れが目立つ場所に塗り込んで優しくこすってください。
重曹の細かな粒子がクレンザーのような役割を果たし、繊維の奥に入り込んだ泥や、ゴム部分の黒ずみをしっかり掻き出してくれます。キャンバス地のスニーカーなら、力を入れすぎず円を描くように動かすのがコツです。
避けては通れない!「黄ばみ」を防ぐ魔法のひと手間
「白く洗い上がったと思ったのに、乾いたら黄色いシミができてしまった……」
これは、重曹洗いで最も多い失敗談です。
黄ばみの原因は、スニーカーに残った重曹(アルカリ性)が日光の紫外線と反応することにあります。これを防ぐには、成分をしっかり「中和」してあげる必要があります。
ここで登場するのがクエン酸です。
- スニーカーをよくすすいだ後、バケツに新しい水を溜めます。
- クエン酸(またはお酢)を小さじ1杯溶かし、そこにスニーカーを5分〜10分ほど浸けます。
- 最後にもう一度サッと真水ですすいで完了です。
アルカリ性の重曹を酸性のクエン酸で中和することで、乾燥後の変色を劇的に防ぐことができます。この工程をやるかやらないかで、仕上がりの美しさが全く変わってきますよ!
洗えない時でも大丈夫!重曹を使った「時短消臭術」
「明日の朝には履きたいから、今日は洗えない……」
そんな忙しい時でも、重曹はあなたの味方です。水を使わずに臭いを消す方法を紹介します。
一番簡単なのが「重曹サシェ(消臭袋)」です。古くなった靴下やお茶パックに重曹を適量詰め、口を縛ります。これを脱いだ後のスニーカーに入れておくだけ。重曹が靴の中の湿気を吸い取り、嫌な臭いを中和してくれます。
もし、靴の中がかなり蒸れているなら、直接重曹の粉を振りかけて一晩置き、翌朝に掃除機で吸い取るというダイナミックな方法もあります。ただし、メッシュ素材などは粉が詰まりやすいので、基本的には袋に入れるスタイルがおすすめです。
日常のケアには、ファブリーズなどの除菌スプレーを併用するのも手ですが、重曹サシェはコストパフォーマンス最強の消臭アイテムと言えるでしょう。
重曹洗いで注意すべき「NG素材」
万能に見える重曹ですが、実は使ってはいけない素材があります。大切な靴を台無しにしないために、以下の素材には注意してください。
- 本革・リアルレザー重曹は油分を強力に吸い取る性質があります。本革に使用すると、革に必要な油分まで奪われ、乾燥してバキバキにひび割れてしまう原因になります。革靴の場合は、重曹ではなく専用のレザークリーナーを使いましょう。
- 合皮(合成皮革)合皮も重曹のアルカリ成分によって表面が劣化し、ボロボロと剥がれてしまうリスクがあります。
- 色落ちしやすい濃い色の布重曹は汚れを浮かす力が強いため、染料まで浮かせてしまうことがあります。鮮やかな色のスニーカーを洗う時は、まず目立たない部分に重曹水をつけて、色落ちしないかテストしてから全体を洗うようにしましょう。
正しく乾かすまでがスニーカー掃除です
せっかく綺麗に洗っても、乾かし方を間違えると雑菌が繁殖して再び臭いが発生してしまいます。
まず、洗った後は洗濯機の「脱水機能」を賢く使いましょう。スニーカーをタオルで包み、洗濯ネットに入れて1〜2分だけ脱水にかけます。これだけで乾燥時間が大幅に短縮されます。
干す時は「風通しの良い日陰」が鉄則です。直射日光に当てると、繊維が傷んだり、残った成分が反応して黄ばみの原因になったりします。
靴の中に丸めた新聞紙やキッチンペーパーを詰めると、内側の水分を吸い取りつつ、型崩れも防げるので一石二鳥です。紙が湿ってきたら、こまめに取り替えるのが早く乾かすポイントです。
重曹でスニーカーを洗う正しい方法!黄ばみや臭いを落とすコツのまとめ
いかがでしたでしょうか。身近な重曹を使うだけで、諦めていたスニーカーの汚れや臭いは劇的に改善されます。
最後にもう一度、大切なポイントをおさらいしておきましょう。
- 40℃のぬるま湯で重曹水を作り、しっかり浸け置きすること。
- 頑固な汚れには重曹ペーストでピンポイントに攻めること。
- 仕上げにクエン酸で中和して、黄ばみを鉄壁ガードすること。
- 乾燥は陰干しで、新聞紙を使って素早く乾かすこと。
この手順さえ守れば、あなたのお気に入りのスニーカーは、見違えるほどクリーンに生まれ変わるはずです。
「そろそろ汚れてきたな」と感じたら、ぜひこの記事を参考に、重曹でのスニーカー掃除に挑戦してみてください。足元がピカピカになると、それだけで外出するのがもっと楽しくなりますよ!
もし、重曹だけではどうしても落ちない特殊な汚れがある場合は、ジェイソンマークのような専用のスニーカークリーナーを検討してみるのも良いかもしれません。
あなたのスニーカーライフが、より快適で清潔なものになることを応援しています!


