ランニング中、足が蒸れて不快に感じた経験はありませんか?
汗で靴の中がムレると、走りに集中できなくなったり、マメや靴ずれの原因になることもあります。そんな悩みを解消してくれるのが「通気性の高いランニングシューズ」です。
この記事では、蒸れにくく快適に走れるシューズを選ぶポイントや、各ブランドの特徴をわかりやすく解説します。
なぜ「通気性」がランニングシューズに重要なのか
ランニング時、足裏からは1時間あたり約200mlもの汗が出ると言われています。
これがシューズ内にこもると、温度と湿度が上昇し、皮膚との摩擦が増えて靴ずれの原因になったり、雑菌が繁殖してニオイのもとにもなります。
特に夏場や梅雨時期のランニングでは、足元の蒸れがパフォーマンスに直結します。
通気性の高いシューズを履けば、内部の熱や湿気を効率的に逃がし、足を常にドライで快適な状態に保つことができます。
結果的に、集中力が途切れにくく、長距離を走る際の疲労軽減にもつながります。
通気性を高めるための構造と素材の工夫
通気性の良さを決めるのは、主にアッパー(甲の部分)の素材と構造です。
最近のランニングシューズは、軽量化と快適性を両立するために「エンジニアードメッシュ」と呼ばれる素材を採用するケースが増えています。
エンジニアードメッシュとは
この素材は、部分によって編み目の粗さや密度を変えることで、必要な箇所にサポート力を持たせながら、汗をかきやすい部分には通気性を確保するというもの。
甲やつま先は目の粗いメッシュで風を通しやすく、サイドやかかとはしっかりホールドできる設計です。
また、中敷(インソール)にも通気孔が設けられたタイプや、湿気を吸収・放出しやすい素材を使ったモデルも登場しています。
こうした細部の設計が、快適な履き心地に直結しているのです。
通気性が高いシューズを選ぶときのチェックポイント
実際に店頭や通販で選ぶ際は、以下のポイントを意識すると失敗しません。
- アッパーがメッシュ構造かどうか
「エンジニアードメッシュ」「メッシュアッパー」などの表記があるモデルは通気性が高い傾向があります。
光に透かしてみると、風通しの良さが視覚的にもわかります。 - 通気孔(ベンチレーション)の配置
つま先や足の甲部分に小さな穴が設けられているかを確認。
走行時に空気が出入りしやすい構造なら、ムレを防ぎやすいです。 - インソールやライナーの通気構造
中敷にも通気設計があると、足裏からの湿気が抜けやすく快適です。
「抗菌・防臭インソール」もムレ対策に効果的です。 - 軽量性とのバランス
通気性を追求するほど軽くなりますが、サポート性や耐久性とのバランスも重要です。
自分の走る距離・スピードに合わせて選びましょう。
通気性を重視するブランドの動き
各ブランドは、快適性を高めるための独自技術を打ち出しています。
ここでは代表的なメーカーの特徴を紹介します。
ASICS(アシックス)
日本人の足型に合った設計で、通気性と安定性を両立するモデルが豊富です。
「GEL-NIMBUS 27」シリーズや「HYPER SPEED」などは、エンジニアードメッシュを採用し、長時間走ってもムレにくいのが特徴。
足を包み込むようなフィット感と快適さを両立しています。
NIKE(ナイキ)
ナイキはアッパーに「フライニット」や「エンジニアードメッシュ」を採用。
ニット素材ならではの柔らかさと通気性を活かし、軽快な走り心地を実現しています。
特に「ペガサス」シリーズは日常ランから長距離まで幅広く対応する人気モデルです。
adidas(アディダス)
「プライムニット」素材を使い、足全体を包み込むようなフィット感と高い通気性を両立。
「アディゼロ」シリーズや「ウルトラブースト」は、夏のトレーニングでもムレにくい設計で好評です。
New Balance(ニューバランス)
アッパーに通気性の高いメッシュと補強素材を組み合わせ、安定感を損なわず快適な履き心地を追求。
「FuelCell」シリーズなどは、軽量性と通気性を兼ね備えた万能モデルとして人気です。
On(オン)
スイス発のブランドで、ソールに空洞構造を持つ「クラウドテック」が特徴。
アッパーのメッシュも非常に通気性が高く、軽やかな履き心地を提供します。
気温の高い季節や長距離ランナーに特に好評です。
季節・用途別に考える通気性シューズの選び方
夏場・高湿度シーズン
最も通気性の良いメッシュアッパーを採用したモデルが最適です。
汗や熱を逃がし、快適に走れます。短時間でもムレを感じる人は、このタイプを選ぶと効果的です。
冬場・寒冷地
通気性が高すぎると冷気が入り、足が冷えてしまうことも。
防風メッシュや撥水加工のあるシューズを選ぶと、快適さと防寒性のバランスが取れます。
長距離ラン・マラソン
長時間走る場合、足が熱を持ちやすいため、通気性の高さが非常に重要です。
足全体の空気循環が良いモデルを選ぶと、後半の疲労感を抑えられます。
通気性を維持するためのメンテナンス
どんなに通気性の良いシューズでも、使い方や手入れ次第で性能は落ちます。
以下のケアを習慣にすると、快適な状態を長く保てます。
- 使用後は必ず風通しの良い場所で乾かす
シューズの中に新聞紙を入れて湿気を吸わせると効果的です。 - 連日使用を避ける
2足を交互に使うことで、内部の湿気を抜きやすくなります。 - インソールを取り外して乾燥
特に夏場は中敷に汗が残りやすいので、外して乾かすのがポイントです。 - 消臭スプレーや乾燥剤を活用
清潔な状態を保つことで、シューズ内部の通気も維持できます。
自分に合った「通気性シューズ」で快適ランを楽しもう
ランニングを続けるうえで、足の快適さはモチベーションにも直結します。
通気性の高いランニングシューズを選ぶことで、ムレや不快感から解放され、集中して走りを楽しむことができます。
軽さやクッション性と並び、通気性もシューズ選びの大事な要素。
ブランドごとの技術や素材の違いを理解し、自分の走り方や季節に合った一足を選びましょう。
次のランでは、風を感じながら快適な足元で走り抜けてください。
あなたにぴったりの「通気性抜群のランニングシューズ」が、走る時間をもっと自由で心地よいものにしてくれるはずです。


