「登山を始めてみたいけれど、ゴツくて重い登山靴はハードルが高い…」
「もっと軽快に、スニーカー感覚でハイキングを楽しみたい!」
そんな風に感じている方は多いのではないでしょうか。実は今、登山のスタイルは「より軽く、より自由に」という方向に進化しています。その中心にあるのが、驚くほど軽いのに山道もしっかり歩ける「軽量トレッキングシューズ」の存在です。
今回は、足取りを劇的に軽くしてくれる軽量トレッキングシューズの魅力から、絶対に失敗しない選び方、そして今選ぶべきおすすめモデルまで、余すことなくお届けします。
なぜ今、軽量トレッキングシューズが選ばれるのか
かつての登山靴といえば、重厚なレザーで作られた「重くて硬い靴」が当たり前でした。しかし、近年の素材技術の進化により、スニーカーに近い軽さと、登山靴に必要なグリップ力を両立したモデルが続々と登場しています。
足元が軽くなるメリットは、想像以上に絶大です。
登山用語には「足元の1ポンドは、背中の5ポンドに匹敵する」という言葉があります。これは、足元を100g軽くするだけで、リュックの荷物を500g減らすのと同じくらい疲労軽減効果があるという意味です。
体力が不安な初心者の方や、膝への負担を減らしたい方にとって、軽量なシューズを選ぶことは、登山を安全に、そして楽しく完結させるためのもっとも賢い選択といえるでしょう。
失敗しない軽量トレッキングシューズの選び方
「軽い靴なら何でもいい」というわけではありません。山を歩く以上、守るべきポイントがいくつかあります。選ぶ際にチェックすべき3つの基準を見ていきましょう。
1. 自分の歩く場所に合わせて「カット」を選ぶ
軽量モデルには、大きく分けて2つの形があります。
- ローカット: くるぶしが出るタイプ。スニーカーと同じ感覚で歩けるため、整備された遊歩道やキャンプ、普段履きにも最適です。
- ミドルカット: くるぶしまで覆うタイプ。足首を適度に固定してくれるため、石がゴロゴロしている道でも捻挫しにくく、初心者の方に特におすすめです。
2. 「防水透湿性」は譲れない条件
山の天気は変わりやすいものです。晴れていても、前日の雨でぬかるんでいたり、朝露で靴が濡れたりすることは日常茶飯事。
そこで重要になるのが「ゴアテックス」などの防水透湿素材です。外からの水は防ぎつつ、靴の中の蒸れは外に逃がしてくれるので、長時間歩いても快適さが持続します。軽量モデルでも、この機能がついているものを選びましょう。
3. ソールの「適度な硬さ」を確認する
軽すぎる靴の中には、底が薄すぎて地面の凹凸をダイレクトに拾ってしまうものもあります。これでは足の裏がすぐに痛くなってしまいます。
ショップで試着する際は、つま先立ちをしてみて、適度な反発があるか確認してください。指の付け根あたりで少ししなる程度の硬さがあれば、平地も登り坂もスムーズに歩けます。
厳選!軽量トレッキングシューズおすすめ10選
それでは、今多くのハイカーから支持されている人気の10モデルを紹介します。
1. メレル:モアブ 3 シンセティック ゴアテックス
世界中で愛されている「モアブ」シリーズの最新作です。履いた瞬間から足に馴染む柔らかさが特徴で、メレル モアブ 3は、まさに「迷ったらこれ」と言える王道の一足。独自のクッション材が地面からの衝撃をしっかり吸収してくれます。
2. サロモン:X ULTRA 4 GORE-TEX
トレイルランニングの技術を注ぎ込んだ、非常に俊敏に動けるモデルです。靴紐を引っ張るだけで締められる「クイックレース」を採用しているため、脱ぎ履きが圧倒的に楽なのも嬉しいポイント。サロモン X ULTRA 4は、スポーティーなデザインを好む方にぴったりです。
3. モンベル:トレールウォーカー
日本人の足型を徹底的に研究して作られた、安心の国内ブランドモデル。片足約300g前後という圧倒的な軽さを誇り、まるで羽が生えたような歩き心地です。モンベル トレールウォーカーは、幅広・甲高の方でもストレスなく履きこなせます。
4. コロンビア:セイバー 5 アウトドライ
独自素材の「アウトドライ」により、最外層で水をシャットアウト。雨が降っても靴が水を吸って重くなることがありません。コストパフォーマンスも非常に高く、コロンビア セイバー 5は、最初の本格的な一足として選ぶ方が多い人気モデルです。
5. キーン:ネクシス スピード
「サンダルのような開放感」と「スニーカーの軽快さ」をミックスしたような一足。つま先部分が広く設計されているため、指先を自由に動かせるのが特徴です。キーン ネクシスは、長時間歩くと足がむくみやすい方におすすめ。
6. ザ・ノース・フェイス:ベクティブ タラバル
厚底のソールが特徴的で、前へ進む推進力を生み出してくれる設計です。ファッション性が高く、登山の行き帰りやキャンプ、街歩きでも違和感なく溶け込みます。ノースフェイス ベクティブで、おしゃれに山歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
7. スカルパ:モヒート ゴアテックス
クライミングシューズのようなルックスが特徴の、イタリア発のおしゃれなシューズ。つま先近くまで靴紐があるため、自分の足の形に合わせて細かくフィット感を調整できます。スカルパ モヒートは、岩場でのグリップ力も抜群です。
8. アルトラ:ローンピーク 8
「ゼロドロップ」という、踵とつま先の高さに差がない特殊な構造をしています。人間本来の自然な歩き方をサポートしてくれるため、膝や腰を痛めにくいと評判です。アルトラ ローンピークは、長距離を歩く「ロングトレイル」の愛好家に絶大な人気があります。
9. キャラバン:C1_LIGHT LOW
日本の老舗ブランド「キャラバン」が、より軽快さを求めて作ったローカットモデル。日本人の足を熟知した設計で、初心者でも違和感なく履きこなせます。キャラバン C1 LIGHTは、タフさと軽さのバランスが絶妙です。
10. アディダス:テレックス フリーハイカー 2
ニット素材のようなフィット感で、足全体を優しく包み込んでくれます。クッション性に優れた「BOOSTフォーム」を搭載しており、硬いアスファルトから柔らかい土の上まで、常に快適な歩行をサポートします。アディダス テレックスは、次世代のトレッキング体験を提供してくれます。
軽量シューズを長持ちさせるためのポイント
せっかく手に入れたお気に入りのシューズ。軽量モデルは合成繊維を多く使っているため、少しの工夫で寿命を延ばすことができます。
- 使用後は必ず汚れを落とす: 土や泥がついたまま放置すると、生地の劣化を早めます。柔らかいブラシでさっと落とすだけでOKです。
- 直射日光を避けて乾かす: 濡れた靴を急激に熱で乾かすと、素材が傷んだり剥がれたりする原因になります。風通しの良い日陰でじっくり乾かしましょう。
- 専用の防水スプレーを活用: 汚れがつきにくくなり、防水透湿性能も維持しやすくなります。
まとめ:軽量トレッキングシューズで新しい景色を見に行こう
「山歩きは辛くて苦しいもの」というイメージは、もう過去のものです。自分にぴったりの一足を見つけるだけで、これまでの重い足取りが嘘のように軽くなり、周囲の景色を楽しむ余裕が生まれます。
今回ご紹介した選び方のコツやおすすめモデルを参考に、ぜひあなたにとっての「最高の一棒」ならぬ「最高の一足」を見つけてみてください。
軽量トレッキングシューズおすすめ10選を参考に、次の週末は、少しだけ足を伸ばして新しい自然の中へ出かけてみませんか?軽くなった足取りが、あなたをまだ見ぬ素晴らしい絶景へと運んでくれるはずです。


