ランニングシューズと聞くと「走るための靴」という印象が強いですよね。でも最近では、ランニング用としてだけでなく、街履き用として選ぶ人が増えています。理由はシンプル。軽くて歩きやすく、しかもデザインが洗練されているから。
特にメンズファッションでは、スポーティで快適なスタイルが定番化してきており、ランニングシューズを“街に馴染むスニーカー”として履く流れが加速しています。
ここでは、街履きで活躍するランニングシューズの魅力や選び方、ブランド別のおすすめポイントを分かりやすく紹介します。
街履きランニングシューズが人気の理由
街中を歩いていると、スポーツブランドのスニーカーをおしゃれに履きこなす人をよく見かけますよね。実はその多くが「ランニングシューズベースのデザイン」です。
ランニングシューズは、もともと走るために作られた機能的な構造を持っています。
- クッション性が高く、足への衝撃を吸収してくれる
- 軽量で、長時間歩いても疲れにくい
- メッシュ素材などで通気性が良く、蒸れにくい
こうした特徴は、街で歩いたり立ちっぱなしになるシーンでも活かせるんです。
さらに最近では、スポーツブランド各社が「日常でも履けるランニングシューズ」を打ち出しており、シンプルで洗練されたデザインも増えています。スーツにも合わせやすいモデルまで登場しているほどです。
街履きで意識したいポイント
1. クッション性と安定感
街歩きでは、アスファルトのような硬い地面を長時間歩くことが多いですよね。
そのため、ミッドソールのクッションがしっかりしているモデルがおすすめです。
厚すぎると歩行が不安定になる場合もあるので、柔らかさと反発のバランスが取れたものが理想。
OnやHOKAのように「沈みすぎず、跳ねるような感覚」のモデルは人気が高いです。
2. グリップと耐久性
街中は濡れたタイルや階段など、意外と滑りやすい場所が多いです。
アウトソールのグリップパターンやゴム素材の質もチェックポイント。
また、毎日履くことを想定すると、ソールの減りにくさやアッパーの耐久性も大事です。
ランニングシューズの中でも“トレーニング系”“ジョグ系”と呼ばれるモデルは、こうしたバランスが取れています。
3. デザインとカラー
街履き用に選ぶなら、派手すぎない落ち着いた色が合わせやすいです。
ブラックやグレー、ネイビー、ホワイトなどはどんな服装にもマッチします。
一方で、アクセントとして差し色を入れたい人は、ソールやロゴがワンポイントで映えるモデルもおすすめ。
デザイン性が高いモデルを選べば、ファッションの主役にもなります。
街履きにおすすめのブランドとシリーズ
● On（オン）
スイス発のランニングブランドで、街履き人気が急上昇中。
独自の「CloudTec」ソールは、軽量ながらも柔らかいクッション性があり、歩行時の安定感も抜群です。
特に「Cloud 5」や「Cloudnova」は、ランニング性能とデザイン性を両立させた代表的なシリーズ。
スラックスやコートにも合う、洗練されたルックスが魅力です。
● ASICS（アシックス）
日本人の足型に合いやすいフィット感で人気のブランド。
「Sportstyle」シリーズは、ランニング技術をベースにしつつ、街でも映えるデザインに仕上がっています。
代表モデルは「GEL-KAYANO 14」や「GEL-1130」。
レトロな雰囲気と最新のクッション技術を兼ね備え、ストリートシーンにもマッチします。
● New Balance（ニューバランス）
街履きスニーカーの定番ブランド。
ランニングシューズとしての性能を持ちつつ、デザイン性の高さで人気です。
「990」シリーズや「1080」は、柔らかな履き心地と上品な見た目を両立。
カジュアルからきれいめまで幅広く対応できる万能選手です。
● HOKA（ホカ）
厚底ソールの象徴的なブランドとして世界的に注目されています。
「Clifton」や「Bondi」シリーズは、まるで雲の上を歩いているような柔らかいクッションが特徴。
スポーティな見た目ながら、意外とシンプルでコーデにも合わせやすいです。
歩き疲れを軽減したい人にはぴったりのブランド。
● Nike（ナイキ）
街でもランニングでも人気の王道ブランド。
「React」「Pegasus」などは、ランニング用としてだけでなくタウンユースでも人気です。
軽快な履き心地とスタイリッシュなフォルムが魅力で、ファッション感度の高い人におすすめ。
特に「Nike React Infinity Run」は、長時間歩いても疲れにくいクッション性で評判です。
街履きに向かないランニングシューズの特徴
街履きで失敗しやすいのは、軽量すぎるレース用モデルを選んでしまうこと。
競技志向のシューズはクッションが薄く、安定性よりスピード重視に設計されています。
また、極端にソールが柔らかすぎるモデルも歩行には不向き。
「走ると気持ちいいけど、歩くと疲れる」という感覚になりやすいです。
さらに、通気性が高すぎるメッシュ素材は雨天時に水が入りやすい場合もあるので、使用シーンを考慮して選ぶのがポイント。
街履きなら、防水性や耐久性のあるモデルを一足持っておくと安心です。
街履きランニングシューズのコーディネートのコツ
街で履くなら、靴単体の存在感よりも“全体のバランス”を意識するのがコツ。
例えば、
- ブラックのランニングシューズ × テーパードパンツで大人っぽく
- ホワイトやグレーのスニーカー × デニムやチノで清潔感を演出
- 厚底タイプ × ワイドパンツでストリート感をプラス
ランニングシューズの軽やかさは、重めのアウターやジャケットとも好相性。
季節を問わず、シンプルなコーデの足元にスポーティさを添えるだけで印象が変わります。
街履きで長持ちさせるメンテナンス方法
どんなに高品質なシューズでも、日常使いすれば汚れやすくなります。
定期的なケアをするだけで寿命がぐっと伸びるので、次の点を意識してみてください。
- 使用後は軽くブラッシングして埃を落とす
- メッシュ部分は湿らせた布でやさしく拭く
- ソールの汚れは中性洗剤を薄めてスポンジで洗う
- 完全に乾燥させてから収納する
また、雨の日の使用が多い人は撥水スプレーを使うと安心です。
素材を傷めないように、スプレー前には必ず目立たない部分で試しておきましょう。
まとめ：街履きにおすすめのメンズランニングシューズで快適な毎日を
街履きにおすすめのメンズランニングシューズは、快適さとデザイン性を兼ね備えた万能アイテム。
一度履くと、その軽さとフィット感に驚くはずです。
通勤や休日の散歩、旅行など、あらゆるシーンで頼れる存在になるでしょう。
「走るため」だけでなく、「歩く・暮らすためのランニングシューズ」を選ぶ。
そんな発想で、自分に合った一足を見つけてみてください。
きっと街歩きが、もっと楽しく快適になります。
