動きやすく、軽くて快適。そんな理想の作業靴を探しているなら「短靴タイプの安全靴」は要チェックです。くるぶし下までのローカット形状で、足首が自由に動かせるため、倉庫作業や運搬、立ち仕事などに最適。さらに、最近は通気性や軽量性を重視したモデルも増え、暑い季節や長時間の着用でも快適さを保てます。
ここでは、通気性と軽さに優れた短靴タイプの安全靴を10モデル紹介しつつ、選び方やメンテナンスのポイントもわかりやすく解説します。
短靴タイプの安全靴とは?軽くて動きやすいローカット構造
「短靴(たんか)」とは、くるぶしより下に履き口がくるローカットタイプの安全靴のことです。ハイカットやミドルカットと比べて足首の可動域が広く、しゃがむ・立つ・歩くといった動作を繰り返す作業に向いています。
特に、軽作業・物流・工場ラインなどで重宝されるのが短靴タイプ。履き脱ぎが簡単で、スニーカーのような感覚で履けるのが人気の理由です。最近は「安全靴=重い・硬い」というイメージを覆す、軽量でスタイリッシュなモデルも登場しています。
通気性と軽量性を重視する理由
蒸れにくく、長時間履いても快適
安全靴は通常、つま先保護のために先芯(キャップ)が入っていますが、これが熱をこもらせやすい原因にもなります。そこで活躍するのが通気性の高いメッシュ構造の短靴タイプ。アッパーにナイロンメッシュなどを使い、靴内の熱や湿気を効率的に逃がす設計が多く見られます。
軽さが生む疲れにくさ
軽い靴はそれだけで足への負担を軽減します。EVAや発泡ポリウレタンなどの軽量ソール素材、樹脂先芯の採用により、片足300〜400g台という驚くほど軽いモデルも登場。長時間の立ち作業や歩行でも疲れにくいのが魅力です。
短靴タイプ安全靴の選び方ポイント
1. アッパー素材をチェック
通気性重視なら「ナイロンメッシュ」や「合成繊維メッシュ」タイプを。軽くて涼しく、蒸れを抑えて快適に履けます。逆に、水や粉塵が多い現場では、合成皮革タイプのほうが安全です。
2. 先芯の素材を確認
安全靴のつま先には「鋼製」「樹脂」「アルミ」などの先芯があります。軽さを重視するなら樹脂先芯がおすすめ。鋼製より約30%ほど軽く、冷えにくい特長もあります。
3. ソールの構造でクッション性を判断
「EVA+ゴム底」「発泡ポリウレタン底」などの二層構造は、軽量で衝撃吸収力が高く、長時間履いても疲れにくい仕様。床面が滑りやすい現場では、耐滑ソール付きのモデルを選びましょう。
4. サイズ・ワイズ(幅)をしっかり選ぶ
ローカットタイプは足首が自由な反面、フィット感が重要です。幅広・甲高対応モデルや女性サイズ展開があるブランドを選ぶと安心です。
5. 安全規格を確認
JIS規格(T8101)やJSAA規格に準拠したモデルを選ぶことで、一定の強度・滑り止め性能・耐久性が保証されます。特に現場指定がある場合は必ず確認しましょう。
通気性抜群&軽い!短靴タイプの安全靴おすすめ10選
ここからは、通気性と軽量性に優れた人気の短靴タイプをピックアップします。どれもスニーカー感覚で履ける快適モデルです。
1. ミドリ安全 V251N 短靴タイプ
JIS規格に適合した定番短靴。合成皮革とナイロンメッシュのバランス設計で、通気性と強度を両立。発泡ポリウレタン底を採用し、軽量で疲れにくい。
2. ジーベック 85021
スポーティーなデザインが特徴。通気性メッシュ+軽量ソール構造で、スニーカーのような履き心地。倉庫・物流作業で人気が高い一足。
3. サンダンス RS-01 軽量メッシュセーフティー
アッパー全面がメッシュ構造。夏場の高温環境や室内作業に最適。樹脂先芯採用で非常に軽く、片足300g台のモデルも。
4. KUDOON メッシュ安全靴
通気孔の多いアッパー構造と柔軟なEVAソールで、驚くほど軽い履き心地。デザイン性も高く、普段履きスニーカーのような見た目も人気。
5. アイトス セーフティシューズ ローカット
コスパ重視ならこのモデル。2,000円台ながら樹脂先芯・軽量ソール搭載で、軽作業や倉庫業務に最適。サイズ展開も豊富です。
6. コーコス信岡 メッシュセーフティスニーカー
高通気メッシュ素材+滑り止めソールで、屋内外問わず快適。軽く柔らかい履き心地で、動きの多い仕事にぴったり。
7. ジーデージャパン GD-811
軽量EVAソールと通気メッシュアッパーを組み合わせたモデル。フィット感が良く、スニーカー感覚で履けるのが特徴。
8. メッシュ安全靴 スニーカータイプ
海外ブランドでも人気の通気軽量モデル。デザイン性が高く、私服スタイルにも合わせやすいのが魅力です。
9. リーガル 静電安全短靴 H351
静電気対策が必要な現場におすすめ。JIS規格に準拠しつつ軽量・通気性も確保。電子機器工場などで活躍します。
10. アイトス セーフティシューズ(別モデル)
同ブランド内でもバリエーション豊富。抗菌インソール・メッシュ通気仕様など、日常使いにも適した安心設計です。
短靴タイプを選ぶときの注意点
短靴タイプは軽くて動きやすい反面、環境によっては向かないケースもあります。
・水・泥・粉塵が多い場所では、通気構造から異物が入りやすい
・火花や油の飛散がある現場では、アッパーのメッシュが損傷しやすい
・防寒性は低いため、冬場は保温インソールなどで調整が必要
つまり、「通気性=万能」ではないということ。用途と環境に合わせて選ぶことが大切です。
快適さを長持ちさせるメンテナンス法
通気性の良い短靴を長く使うには、ケアも欠かせません。
・使用後は必ず陰干しして湿気を逃がす
・メッシュ部分のホコリはブラシで軽く払う
・中敷き(インソール)は定期的に洗浄または交換
・発泡ソールは経年劣化しやすいため、1〜2年で買い替えを検討
また、2足を交互に使うローテーションも有効です。湿気がこもりにくく、靴の寿命も延びます。
まとめ:短靴タイプの安全靴で軽快に、快適に働こう
短靴タイプの安全靴は、通気性と軽量性を両立した快適モデルが豊富です。メッシュ素材や樹脂先芯、EVAソールなどの採用により、長時間の作業でも蒸れにくく疲れにくいのが最大の魅力。
倉庫作業や軽作業、物流業務など動きの多い現場にはぴったりです。
ただし、使用環境によっては防水・耐油・耐熱性を重視すべき場合もあるため、現場に合わせた選び方を忘れずに。
軽くて動きやすく、通気性の高い短靴タイプの安全靴で、快適な一日を足元から支えましょう。


