外出のたびに「靴を履くのが面倒」と感じたことはありませんか?
そんな小さなストレスを軽減してくれるのが、無印良品の「撥水中わた入りスリッポン」。その名の通り、かかと部分を踏んでスリッパのように履ける便利な設計で、今じわじわと人気を集めています。今回は実際の履き心地や使い勝手、デザイン性まで徹底的にレビューしていきます。
かかとを踏めるスニーカーとは?無印ならではの発想
「かかとを踏めるスニーカー」は、通常のスニーカーのようにしっかり履くことも、サンダル感覚でさっと履くこともできるハイブリッドな靴。
外出の多い生活の中で、靴の脱ぎ履きにかかる手間を減らしたい――そんな声に応えるように生まれたアイテムです。
無印良品ではこのコンセプトを「日常の小さな不便を解消するための工夫」として取り入れており、必要以上の装飾を排除したシンプルな見た目が特徴。性別を問わず、どんな服にも合わせやすいデザインに仕上がっています。
実際のモデル:「撥水中わた入りスリッポン」
現在販売されている代表的なモデルは「撥水中わた入りスリッポン」。
このモデルは「かかとが踏める」構造で、軽い外出や通勤、ちょっとした買い物など、さまざまなシーンに対応します。
撥水加工が施されたアッパー素材は、小雨程度なら気にせず履ける仕様。さらに中わた入りで、足を包み込むような柔らかさを感じます。
内側のインソールはクッション性があり、かかとを踏んだまま履いても違和感が少ないのがポイントです。
価格は税込3,990円前後と、無印らしい手頃さ。カラーバリエーションはブラック・グレー・キャメルなどの落ち着いた色合いが中心で、コーディネートの邪魔をしません。
実際に履いてみた感想:脱ぎ履きのしやすさが段違い
まず感じるのは「とにかく楽」。
スリッパのように足を滑り込ませるだけで履けるので、玄関での動作が圧倒的にスムーズになります。
特に、ゴミ出しやコンビニへのちょっとした外出など、“靴を履くほどでもないけど裸足では出たくない”シーンで大活躍。
また、しっかり履けば普通のスニーカーとしても十分機能します。
かかと部分の芯が柔らかいため、踏んでも折り目が戻りやすく、見た目が崩れにくいのも嬉しいところ。
長距離のウォーキングや旅行には向かないものの、日常使いにはちょうどいいバランスです。
履き心地:柔らかく包み込むような快適さ
中わた入りの構造によって、足全体がふんわりと包まれる感覚。
スニーカーというよりは「ルームシューズ寄り」の柔らかさがあり、足あたりがとても優しいです。
インソールはクッション性が高く、硬い地面を歩いても足裏にストレスがかかりにくい印象。
ただし、かかとを踏んだ状態では支えが減るため、長時間の歩行にはやや不向き。
快適さを重視するなら、短時間の外出や職場での“内履きスニーカー”として使うのがベストです。
撥水性と実用性:雨の日でも安心の設計
アッパーには撥水加工が施されており、軽い雨や水滴なら弾いてくれます。
汚れもつきにくく、日常使いにぴったり。
ただし完全防水ではないため、大雨や水たまりのある場所での使用は避けたほうが無難です。
撥水素材は乾きやすく、お手入れも簡単。水拭きでさっと汚れを落とせば清潔に保てるため、手間をかけずに長く使えるのが魅力です。
デザイン:シンプルで服を選ばない
無印良品らしい、無駄のないデザイン。
装飾やブランドロゴがほとんどなく、どんな服装にも自然に溶け込みます。
カジュアルなデニムはもちろん、ワイドパンツやスラックスにもマッチし、男女問わず合わせやすい万能さがあります。
さらに、ボリュームを抑えたフォルムのおかげで、足元がすっきりと見えるのも嬉しいポイント。
「近所履き」としての気軽さと、「街履き」としての見た目の良さを両立したデザインといえるでしょう。
口コミ・レビューに見るリアルな評価
SNSや口コミサイトでは、実際の購入者から次のような声が多く寄せられています。
・「脱ぎ履きが本当にラクで、家の中と外を行き来する時に便利」
・「軽くて柔らかいのに、安っぽく見えない」
・「雨の日も安心して使える撥水加工がありがたい」
・「長く歩くと少し疲れるけど、短時間の外出にはちょうどいい」
このように、“利便性”と“デザイン性”を両立している点が高く評価されています。
一方で、「インソールのクッションが柔らかすぎる」「サイズ感が少し大きめ」といった意見もあり、用途や足型によって感じ方に差があるようです。
他モデルとの違い:軽量タイプや定番スニーカーとの比較
無印良品には「かかとを踏める」以外にも、通常タイプの撥水スニーカーや「かかとの衝撃を吸収するスニーカー」など、複数のシリーズがあります。
これらと比較すると、「撥水中わた入りスリッポン」は明確に“手軽さ重視”の立ち位置。
軽量スニーカーは長距離の歩行向きですが、脱ぎ履きのしやすさでは本モデルに軍配が上がります。
また、価格も手ごろなので「2足目のスニーカー」として持っておくのもおすすめです。
シーン別おすすめの使い方
・朝のゴミ出しやちょっとした買い物
・子どもの送り迎えや散歩
・オフィスでの内履き用
・旅行先の宿泊施設での移動時
こうした“すぐ履きたい”シーンで抜群の便利さを発揮します。
また、コンパクトに折りたためるため、旅先に持って行ってもかさばりません。
無印らしい「ちょうどいい靴」
「高機能すぎない」「安っぽくない」「気軽に履ける」――。
無印の「撥水中わた入りスリッポン」は、そんな“ちょうどいい”を体現した靴です。
特別なデザインや派手さはありませんが、日常に寄り添うシンプルな実用性が魅力。
流行に左右されないデザインなので、1足持っておくと長く使えます。
ちょっとした外出も、これさえあれば快適に過ごせるでしょう。
まとめ:無印のかかとを踏めるスニーカーは、日常を少し快適にしてくれる
無印良品の「撥水中わた入りスリッポン」は、
・脱ぎ履きのしやすさ
・柔らかな履き心地
・シンプルで合わせやすいデザイン
・撥水性による実用性
これらを兼ね備えた、無印らしい実用型スニーカーです。
“おしゃれ”よりも“便利”を求める日常にぴったりの一足。
「履くのも脱ぐのも楽」で「見た目もスマート」な靴を探しているなら、ぜひ一度試してみてください。
きっと、毎日の外出が少し軽やかになります。


