せっかくの夏、海に行く予定を立てているなら、足元の準備はもうお済みでしょうか。
「とりあえずビーサンでいいか」と思って、適当に選んだサンダルで痛い思いをした経験、一度はあるんじゃないでしょうか。砂浜を歩く分には良くても、ちょっとした岩場で滑ってしまったり、水に濡れたあとに擦れて皮がむけたり。
今年はそんな失敗とはおさらばして、機能性も見た目も妥協しない、とっておきの一足を見つけましょう。ここでは、海で本当に使えるメンズサンダルの選び方と、2026年のトレンドを押さえたおすすめブランドを厳選してご紹介します。
なぜ海用サンダルは「なんでもいい」ではダメなのか
海辺の環境は、私たちが思っている以上に足に負担をかけています。具体的に何が問題なのか、まずは整理してみましょう。
まず、濡れた岩場やスロープは想像以上に滑りやすいもの。グリップ力の低いサンダルだと、転倒して大きなケガにつながる危険性もあります。次に、砂がサンダルと足の間に入り込んで擦れると、あっという間に皮がむけてしまうこと。そして、せっかくの開放感も、脱げやすいサンダルを気にして歩くのではストレスが溜まる一方です。
海用のサンダルに求められるのは、「滑りにくさ」「水はけの良さ」「脱げにくさ」、そして長時間履いても疲れない「クッション性」や「軽さ」。これらの機能をきちんと備えたものを選ぶことが、海での時間を何倍も快適にしてくれる秘訣です。
2026年、大人の海サンダルは「ドレスアップ」がキーワード
機能性だけで言えば、スポーツサンダル一強のように思えますが、今年はちょっと風向きが違います。
実は2026年の春夏ファッションシーンでは、ビーチサンダルを使ったドレスアップスタイルがトレンドになっています。ラグジュアリーブランドのランウェイでも、レザー製の洗練されたビーサンや、上質なゴムを使ったシンプルなトングサンダルが登場し、注目を集めました。
この流れを受けて、海でも街でもサマになる、大人の男にふさわしい「上質なビーチサンダル」の人気が急上昇しています。ゴツゴツしたアウトドアサンダルだけが正解じゃない。海辺のカフェや、ちょっとしたバーにもそのまま入っていける上品さを持ち合わせているかどうかが、今年の選び方の大きなポイントになりそうです。
失敗しないための「形状」と「素材」の基礎知識
さて、トレンドはわかったものの、実際にどんなものを選べばいいのか。ここからは、形状と素材という2つの軸で、選び方の基本を押さえていきましょう。
形状は大きく分けて3タイプ
まずはサンダルの形状です。自分の行動パターンに合わせて最適なタイプを選んでみてください。
1. シューズ型スポーツサンダル
足の甲やかかとをしっかりホールドしてくれるので、岩場を歩いたり、少しアクティブに動いたりする予定があるなら最も安心できるタイプです。脱げる心配がなく、つま先をぶつけてしまうリスクも軽減してくれます。
2. かかと付きのトングサンダル
いわゆる「ルームサンダル型」や「ホールド型」と呼ばれるもので、ビーチサンダルの開放感はそのままに、かかと部分が付いていることで歩行時の安定感を高めた設計です。シューズ型ほどスポーティに見えすぎず、街中でも違和感なく履ける絶妙なバランスが魅力と言えるでしょう。
3. クラシックなトング型(ビーチサンダル)
着脱のしやすさと開放感はピカイチ。ビーチでリラックスするのがメインで、激しい動きはしない、という方にはこれ一択です。近年はデザイン性の高いモデルも多く、ファッションアイテムとしての価値も高まっています。
ソール素材で履き心地はここまで変わる
続いて、ソールの素材です。見た目以上に履き心地を左右する要素なので、しっかりチェックしておきましょう。
EVA素材
軽くてクッション性が高いのが最大の特徴。まるで雲の上を歩いているような柔らかさで、長時間履いても足が疲れにくい素材です。水にも強いので、海専用としても優秀です。
ラバー素材
ゴムならではの高いグリップ力と柔軟性があります。濡れた路面でも滑りにくく、足にしっかりとフィットしてくれます。ただ、EVAに比べると少し重く感じる場合があるので、その点は好みが分かれるかもしれません。
レザー素材
履き込むほどに自分の足に馴染んでいく、唯一無二の経年変化が楽しめる素材です。見た目の高級感は他の追随を許しません。ただし、水に濡れると滑りやすくなったり、手入れを怠ると傷みやすくなったりするため、本格的な水遊びというよりは、海辺の散策やタウンユース向きです。もしレザーサンダルを水辺で使うなら、必ず使用前に撥水スプレーでケアを。その際、インソールにスプレーを直接吹きかけると、足が滑って危険なので厳禁ですよ。
【タイプ別】海で映えるおすすめメンズサンダル15選
ここからは、先ほどご紹介したタイプ別に、2026年本当におすすめできるブランドとモデルを見ていきましょう。
アクティブ派のためのシューズ型サンダル
水辺でしっかり動きたいなら、このタイプが断然心強い。
Teva ハリケーン XLT2
アウトドアサンダルの王道です。高いグリップ力とクッション性を兼ね備え、長時間の使用でも安心感が違います。水はけの良いアウトソール設計で、川や海でも頼れる相棒になってくれるでしょう。
MERRELL ハイドロ ネクスト ジェン モック
軽量で速乾性に優れ、履いているのを忘れるほどの快適さ。見た目もモカシン風で、アウトドア感を抑えたい方のタウンユースとしても人気です。
KEEN ニューポート H2
つま先をガードする独自デザインで、岩場での安心感は随一。足全体をしっかり包み込むホールド感がありながら、サンダルならではの涼しさもキープしています。
Chaco Z/1 クラシック
流れの速い川でも脱げないと言われるほどの、タイムアップ機能を備えたモデル。ソールのアーチサポートがしっかりしているので、足の疲れを感じにくい一足です。
SUICOKE MOTO
日本発のブランドで、海外のストリートシーンでも高く評価されています。オリジナルの厚めのソールが生み出す、見た目のボリューム感と抜群のクッション性が魅力です。
タウンユースも意識したかかと付きサンダル
海から街へ、シームレスに移動したいなら、この絶妙なバランスがクセになります。
OOFOS ウーフォス OOriginal スポーツ
「リカバリーサンダル」の先駆け的存在。独自のOOfoamテクノロジーが衝撃を約37%も吸収。海で遊び疲れた足を、リラックスさせながら歩ける革命的サンダルです。
birkenstock Arizona
コルクとラテックスのフットベッドが、履けば履くほど自分の足に馴染みます。洗練されたシルエットは、どんな服装にもしっくりくる、大人のデイリーサンダルとして一家に一足あると便利です。
island slipper アイランドスリッパー クラシック
ハワイで手作業により作られる、レザーサンダルの最高峰。履き込むことで生まれる深い味わいは、まさに一生モノ。海辺を少し歩いたあと、そのままレストランに向かえる上品さがあります。
Rainbow Sandals レインボーサンダル
生涯補償を謳う、その耐久性の高さが人気の理由。レイヤードレザーのソールが足の形にフィットし、履けば履くほど唯一無二の履き心地に進化していきます。
Camper Beetle
遊び心のあるデザインと、履き心地への真摯な取り組みで知られるスペイン発ブランド。独特なフォルムが、こなれたオシャレ感を演出してくれます。
上質なリラックスを楽しむトング型ビーチサンダル
2026年のトレンドを最もダイレクトに感じられるカテゴリー。質の良いものを選びたい。
Havaianas ハワイアナス ブラジル
柔らかく、クッション性の高い天然ゴム100%の履き心地は、まさにビーサンの完成形。豊富なカラーバリエーションで、気分やスタイルに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
Henry&Henry ヘンリーアンドヘンリー
イタリア発。「履くジュエリー」とも称される、ラバー製とは思えない美しい光沢とデザインが特徴。シンプルな装いの足元に乗せるだけで、スタイリングが一気に洗練されます。
igaguri イガグリサンダル
日本の老舗が作る、鼻緒とゴムだけで構成された極限までミニマルな設計。プラスチック不要で、壊れても自分で直せるサステナブルな思想も、現代の気分にマッチします。
D&G
ラグジュアリーブランドならではの、堂々たるロゴと大胆なデザイン。今年のドレスアップトレンドを最前線で取り入れるなら、こうしたハイブランドのビーサンは外せません。
Goro's ゴローズ
インディアンジュエリーの技術を落とし込んだレザーサンダル。熟練の職人が手掛けるため入手は困難ですが、履く人の生き様までも映し出すような、唯一無二のオーラがあります。
海用メンズサンダル、長持ちさせるためのアフターケア
せっかくお気に入りの一足を見つけたら、できるだけ長く付き合いたいですよね。海で使ったあとの簡単なケアで、寿命はぐっと変わってきます。
帰宅したら、まずは真水でしっかり砂と塩を洗い流しましょう。塩分が残っていると、どんな素材でも劣化を早めてしまう原因になります。その後は風通しの良い日陰でしっかり乾燥させること。特にレザー製は直射日光に当てると硬化やひび割れの原因になるので要注意です。
EVAやラバー素材は、汚れがひどい時に中性洗剤で優しく洗うだけでOK。一方、レザー製は専用のクリームで保湿してあげると、驚くほど長持ちしてくれますよ。
まとめ:2026年は「機能×スタイル」で最高の海用サンダルを選ぼう
最後に、改めてポイントを振り返ってみましょう。
海用のメンズサンダル選びで大切なのは、まず自分の使い方に合った「形状」を見極めること。そして、履き心地を左右する「素材」にもこだわってみてください。その上で、2026年のトレンドである「ドレスアップできる上質さ」を少しだけスパイスとして加えてみると、今年の夏は今までと一味違った、大人の海スタイルが完成するはずです。
お気に入りの一足とともに、今年の夏が最高の思い出で満たされますように。


