「ランニングシューズって、普段履きにもあり？」
そう思ったことがある人は多いはず。最近では、スポーツシーンだけでなく、通勤や街歩き、カフェ巡りなどでも“ランシュー”をおしゃれに履きこなす人が増えています。
軽くて歩きやすいのに見た目もスマート。そんな“街でも映えるランニングシューズ”が、今や新しい定番になりつつあります。
なぜ今、ランニングシューズを普段履きする人が増えているのか
まず理由のひとつは、圧倒的な履き心地の良さ。
もともと長距離を走るために作られた靴なので、クッション性・軽量性・通気性など、快適さのレベルが違います。長時間歩いても疲れにくく、立ち仕事や旅行にもぴったり。
また、スポーツブランド各社がデザイン性を高めたことも大きな要因です。以前の「いかにも運動靴」な印象から一変して、今ではシンプルで街に馴染むモデルが続々登場。厚底ソールやミニマルデザインなど、ファッション性も格段にアップしました。
さらに、リモートワークや休日スタイルの多様化も後押ししています。
「歩きやすくて、おしゃれで、動ける靴がいい」――そんなニーズが、ランニングシューズを“日常の相棒”に変えたのです。
普段履きランニングシューズを選ぶときのポイント
普段履きとしての快適さを求めるなら、ただ「走りやすい靴」を選ぶだけでは足りません。
ここでは、街歩きに最適なランニングシューズを選ぶためのポイントを整理してみましょう。
1. デザインとカラーのバランス
コーデに馴染むデザインは大切。
ホワイト、ブラック、グレーなどのベーシックカラーはどんな服にも合わせやすく、失敗がありません。
一方で、差し色として明るいカラーを選ぶのもおすすめ。たとえばブルーやオレンジなどを足元に入れると、シンプルな服装のアクセントになります。
ただし注意したいのは、蛍光色やリフレクターのような“競技感が強いデザイン”。普段使いでは浮いてしまうこともあるので、程よく抑えたトーンを選ぶと安心です。
2. クッション性と軽量性
ランニングシューズ最大の特徴は、足にやさしい履き心地。
厚底ソールが衝撃を吸収し、長時間歩いても疲れにくいのが魅力です。特にHOKAやASICSなどの厚底系は、ふかふかした感触で街歩きにも最適。
ただ、軽すぎるモデルはクッション性が薄い場合もあるため、実際に履いてバランスを確認するのがベストです。
3. 通気性とフィット感
普段履きは“歩く時間”が長くなる分、蒸れやすさにも注意。
メッシュ素材や通気孔のあるデザインを選ぶと快適です。また、靴幅（ワイド・ナロー）の展開があるブランドを選べば、自分の足にぴったりのフィット感が得られます。
ニューバランスなどは、幅広・細身どちらにも対応するラインナップが豊富です。
4. ソールの安定性とグリップ力
普段の街歩きでは、走るよりも“止まる・曲がる・立つ”動作が多いもの。
そのため、ソールに適度な硬さと安定性があると歩きやすく感じます。グリップ力の高いアウトソールを採用しているモデルなら、雨の日でも安心です。
普段履きにもぴったりな人気ブランドと特徴
New Balance（ニューバランス）
履き心地の良さとデザイン性を両立した代表的ブランド。
「Fresh Foam X 1080 v14」など、柔らかなクッションと上品なルックスで普段履きにぴったり。
落ち着いたカラー展開が多く、スラックスやデニム、どちらにも合わせやすいのが魅力です。
HOKA（ホカ）
厚底ランニングシューズブームの火付け役。
「CLIFTON 9」や「BONDI 8」は、圧倒的なクッション性で街歩きでも足取りが軽く感じられます。見た目のボリューム感も今のファッショントレンドにマッチ。
ゆるめのスウェットスタイルやワイドパンツとの相性が抜群です。
ASICS（アシックス）
機能性重視ながらデザインも洗練された日本ブランド。
「GEL-NIMBUS 26」などは、オールブラックやグレーなどのシックなカラー展開で通勤にも使いやすい一足。
かかとの安定感があり、歩行時のぐらつきを防ぎます。
Nike（ナイキ）・adidas（アディダス）
定番の2大ブランドも、街履きに適したモデルが豊富。
ナイキの「Revolution 7」やアディダスの「Galaxy 6」は、ベーシックな見た目と快適な履き心地が特徴。
トレンドを意識したデザインも多く、スポーツ感をほどよく残したい人におすすめです。
おしゃれに見せる履きこなしのコツ
普段履きするなら、ただ履くだけでなく“見せ方”もポイントです。
- パンツのシルエットで印象が変わる
細身のパンツと合わせればスマートに、ワイドパンツならリラックス感を演出できます。厚底シューズなら足元にボリュームが出るため、上半身をコンパクトにまとめるとバランスが◎。 - 靴下で遊ぶ
ベーシックカラーの靴には、あえてカラーソックスを合わせるとアクセントになります。
一方で、落ち着いた雰囲気にしたいときは靴下の色を靴に近づけると統一感が出ます。 - シーンに合わせて選ぶ
カフェ巡りやショッピングにはカジュアルカラーを、通勤やオフィスにはシックなワントーンカラーを。
ランニングシューズは意外と汎用性が高く、コーデ次第で印象がガラッと変わります。
普段履きランニングシューズのメリットと注意点
メリット
- 長時間歩いても疲れにくい
- 軽くて履きやすい
- デザイン性が高く、服装に合わせやすい
- 天候や路面を気にせず動ける
特に旅行や出張のように歩く時間が長いシーンでは、ランニングシューズの快適さが際立ちます。足裏全体にかかる衝撃がやわらぎ、翌日の疲れも軽減できます。
注意点
- レース向けやスピード重視のモデルは歩きにくい
- ソールが柔らかすぎると、歩行時に安定しにくいことも
- 毎日履くと摩耗が早くなるため、2〜3足をローテーションで使うと長持ち
また、通勤などフォーマル寄りのシーンでは、あまり派手なデザインを避ける方が無難です。
“おしゃれ”はTPOに合わせた使い分けが鍵になります。
こんなシーンで活躍する「街歩きランシュー」
・通勤時に歩く距離が長い人
・休日に買い物やカフェ巡りを楽しみたい人
・旅行や観光で長時間歩く予定がある人
・運動もしたいけど、専用シューズを分けたくない人
一日中履いても疲れにくく、スタイルも崩さない。そんな万能な一足が、普段履きできるランニングシューズの魅力です。
特に最近は「デイリートレーナー」と呼ばれる“走る＋歩く”両対応タイプも増えており、用途の幅が広がっています。
ランニングシューズを普段履きで長く使うコツ
- こまめに乾かす
通気性のよい素材でも、汗や湿気がこもることがあります。使用後は風通しのいい場所で乾燥を。 - ソールの減りをチェック
毎日履くと摩耗が早いので、かかとやつま先の減り具合を定期的に確認しましょう。 - 替えのインソールを使う
クッション性が落ちてきたら、インソールを交換するだけで履き心地が戻ることもあります。 - 洗うときは中性洗剤で優しく
洗濯機にかけると変形する可能性があるため、ブラシで軽く汚れを落とすのが基本です。
まとめ｜普段履きにもおしゃれに決まるランニングシューズを選ぼう
ランニングシューズは、もはや“走るための靴”だけではありません。
街歩きや通勤、ちょっとしたお出かけにも快適で、しかもおしゃれ。
機能性とデザインを両立した一足を選べば、毎日の足取りが軽くなるはずです。
歩きやすく、見た目もスマート。
「普段履きにもおしゃれに決まるランニングシューズ」は、あなたの毎日をもっと快適に、そしてちょっと楽しくしてくれる存在です。
