「足が疲れやすい」「長時間歩くと土踏まずが痛くなる」。そんな悩みを持つ人の中には、扁平足が原因になっているケースが少なくありません。
今回は、扁平足の方におすすめのニューバランススニーカーと、快適に歩くための選び方を詳しく紹介します。履くだけで“歩くのが楽になる”感覚を得たい人は、ぜひ参考にしてみてください。
扁平足とは?足のアーチが崩れるとどうなるのか
まず「扁平足」とは、足の裏の土踏まず(内側縦アーチ)がほとんど潰れて、地面に接している状態のことを指します。
本来このアーチは、歩くときの衝撃を吸収し、足や膝への負担を減らすクッションのような役割を果たしています。
しかし扁平足になると、このクッション機能が低下。足裏が地面にべったり付き、着地のたびに衝撃がダイレクトに伝わるため、足の疲れや痛み、ふくらはぎや腰のだるさなどが起きやすくなります。
また、姿勢が崩れたり、歩き方のバランスが悪くなったりすることもあり、放っておくと慢性的な足の不調につながることも。
そのため、靴選びがとても重要です。足の形をサポートしてくれる一足を選ぶことで、日常の歩行が驚くほど楽になります。
なぜ扁平足にニューバランスが合うのか
ニューバランスは、実はもともと「アーチサポートインソール」を製造する会社として1906年にアメリカで誕生しました。
つまり、足の構造やアーチの機能を熟知したブランドなのです。
そのため、現在のスニーカーにも「足の形を正しく支える」「疲れにくく歩ける」設計思想が受け継がれています。
ニューバランスの特徴を挙げると、次のような点が扁平足の方にマッチします。
- ワイズ(足幅)展開が豊富:D、2E、4Eなど、足幅に合わせて選べる
- アーチサポート構造:土踏まずを適度に支えるインソール設計
- 安定性の高いミッドソール:足裏のブレを防ぐ
- ヒールカウンターがしっかり:かかとを安定させて歩行姿勢をサポート
これらの機能が「足の崩れやすい部分を補助しながら、自然な体重移動を助ける」ことにつながり、扁平足の人にとって非常に快適な履き心地を生み出しています。
扁平足に合うニューバランスの選び方
ニューバランスの中でもモデルによって特徴が異なります。扁平足の方は、次のポイントを意識して選ぶのがコツです。
1. 幅(ワイズ)を確認する
扁平足の人は、足底の接地面が広い傾向にあります。
そのため、幅が狭い靴を選ぶと足が圧迫され、アーチがさらに潰れて痛みを感じることも。
2E(標準より広い)や4E(かなり広い)といったワイドモデルを選ぶと安心です。
2. アーチサポートの有無
インソール(中敷き)が土踏まずをしっかり支える構造になっているかをチェックしましょう。
ニューバランスではサポーティブリバウンドインソールなど、アーチを自然に支える純正インソールも販売されています。
もともと付属のインソールが合わない場合は、交換できるタイプを選ぶとベストです。
3. ヒールカウンターの硬さ
かかとをしっかり固定してくれる構造があると、足全体が安定します。
柔らかすぎると足首がブレて疲れやすくなるため、適度に硬さがあるモデルをおすすめします。
4. クッション性・衝撃吸収性
扁平足の方は足のアーチがない分、衝撃がダイレクトに伝わります。
そのため、ミッドソールのクッション性が高いモデルを選ぶと、歩行時の疲れを軽減できます。
5. 用途に合ったモデルを選ぶ
同じニューバランスでも、ランニング向けとウォーキング向けでは構造が違います。
扁平足の方が日常使いするなら、安定性を重視したウォーキングシューズやライフスタイルモデルが◎。
長時間歩く人には特に、ミッドソールが厚く安定感のあるシリーズがおすすめです。
扁平足におすすめのニューバランスモデル
ここでは、実際に扁平足の方から高評価を得ている人気モデルを紹介します。
● Fresh Foam 1880(フレッシュフォーム1880)
高反発で柔らかい履き心地が魅力。足裏の衝撃を吸収しながらも、しっかり地面を捉える安定感があります。
幅広設計の2E・4E展開があり、長時間歩く人にも好評です。ウォーキングから通勤まで幅広く使えます。
● MW880 シリーズ
ウォーキング用として定番のモデル。アーチサポートがしっかりしており、土踏まずの支えが感じられるタイプです。
柔らかいクッションと硬めのヒールカウンターが、扁平足でも自然な体重移動を助けます。
● 990 / 993 シリーズ(Made in USA)
安定性・クッション性ともに高く、特にかかとから土踏まずにかけてのフィット感が優秀。
ランニング用途でも、扁平足の方が「疲れにくい」と評価しているモデルです。
重厚感があるため、しっかり足をホールドしたい人に向いています。
● NB純正アーチサポートインソール
スニーカーのインソールを交換するだけでも効果的。
「土踏まずを支えてくれる」「足のぐらつきが減った」といったレビューも多く、カスタマイズ性が高いのが魅力です。
扁平足の人が履いて感じるニューバランスの魅力
扁平足の方がニューバランスを履くと、多くの人が共通して次のような体感を挙げています。
- 長時間歩いても足裏や腰が痛くなりにくい
- 足の着地が安定して、歩くのがスムーズになった
- 足の裏全体で支えられている安心感がある
- ふくらはぎや膝の疲れが減った
これは、ニューバランス特有の設計が“足裏のサポート”をしっかりしているから。
アーチを持ち上げすぎず、自然な位置で支えるバランスが取れているため、「支えられているのに違和感がない」と感じる人が多いのです。
また、幅やサイズ展開が細かいため「足に合う一足が見つかりやすい」のも人気の理由です。
扁平足の靴選びで注意したいポイント
ただし、扁平足だからといって「どのニューバランスでも合う」というわけではありません。
注意すべき点もいくつかあります。
- アーチが高すぎるモデルは、逆に痛みの原因になる
- デザイン重視で幅の狭いモデルを選ぶと、足が圧迫されやすい
- インソールを交換する場合は、厚みや形状の相性を確認する
- 試着時に必ず“歩いた感覚”をチェックする
特に大切なのは、「履いた瞬間のフィット感」よりも「歩いたときの安定感」。
立ち姿勢や足の重心が自然に感じられる靴


