暑い季節になると、足元を軽やかにしてくれるサンダルの出番です。けれど「見た目はおしゃれでも長時間履くと痛い」「歩くと足が疲れる」といった経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、履き心地の良さに定評があるサンダルブランドを10個ピックアップし、それぞれの快適さの理由や選び方のポイントを詳しく紹介していきます。デザイン性と機能性を両立したモデルばかりなので、夏の相棒選びにぜひ役立ててください。
履き心地の良いサンダルを選ぶポイント
まずは、サンダルを「履き心地」で選ぶときに注目すべきポイントを整理しておきましょう。
1. クッション性と衝撃吸収性
サンダルの快適さを決める大きな要素がソール構造です。EVAフォームやラバー素材など、弾力があり衝撃を和らげてくれるものを選ぶと、長時間の歩行でも疲れにくくなります。特にアウトドア系ブランドのサンダルは、このクッション設計にこだわっており、街歩きにも応用できます。
2. フィット感とホールド力
ストラップやバックルの位置、足首や甲のサポート構造も履き心地を左右します。足をしっかり固定できるタイプなら、歩行中にサンダルがズレにくく、安定感が増します。マジックテープやナイロンストラップなどで微調整できるモデルがおすすめです。
3. 通気性と素材感
素足で履くサンダルは、素材の肌触りや通気性が重要です。レザー製は足に馴染みやすく、ナイロンやメッシュ素材は軽くて蒸れにくい。シーンや季節によって選び分けると快適さが格段に変わります。
4. デザインとシーン対応
履き心地を重視しながらも、街に溶け込むデザイン性も大切です。機能重視のスポーツサンダルも、最近はシンプルで洗練された見た目のものが増えており、タウンユースに取り入れやすくなっています。
BIRKENSTOCK（ビルケンシュトック）
履き心地の代名詞ともいえるブランドです。独自の「フットベッド」は、足裏の形に沿って立体的に設計されており、土踏まずやかかとを自然に支えます。素材はコルクとラテックスを組み合わせ、履けば履くほど自分の足に馴染んでいくのが特徴です。
代表モデルの「アリゾナ」や「ボストン」は、長く愛される定番。最初は少し硬く感じても、数日で足にしっくり馴染むようになります。ナチュラルレザーやスエードなど素材のバリエーションも豊富で、カジュアルから上品スタイルまで幅広く対応できる万能ブランドです。
Teva（テバ）
アウトドアサンダルの先駆けといえばテバ。1980年代に誕生したこのブランドは、水辺でも脱げにくく、速乾性のあるストラップ構造で人気を集めました。代表モデルの「ハリケーンXLT2」は軽量でクッション性に優れ、足首や甲を3点でホールドしてくれる安定設計。
さらに、街でも映える洗練されたカラーや厚底タイプなども登場し、アウトドアだけでなくファッションとしても定着しました。軽快でアクティブ、それでいて疲れにくい履き心地が魅力です。
KEEN（キーン）
「サンダルとスニーカーの中間」と呼ばれる独自の設計で人気を集めているのがキーン。つま先を守るトゥプロテクション付きのデザインが特徴で、アウトドアでも街でも安心して履けます。
中でも「ユニーク」シリーズは、コードを編み込んだようなデザインで通気性抜群。フィット感が高く、長時間歩いても足が蒸れにくい点が好評です。夏フェスやキャンプはもちろん、街履きにもマッチします。
OOFOS（ウーフォス）
アスリートの「リカバリーサンダル」として誕生したOOFOSは、足への衝撃を最大限吸収する特殊素材「OOfoam（ウーフォーム）」を使用。まるで地面に沈み込むような柔らかさがあり、立ち仕事や旅行中にも疲れにくいのが魅力です。
軽量でクッション性が高く、シンプルなデザインは男女問わず人気。健康サンダルのような硬さは一切なく、素足で履いても心地よい弾力を感じられます。
HOKA（ホカ）
厚底ランニングシューズで知られるホカも、リカバリーラインのサンダルを展開しています。特徴は極厚のEVAミッドソール。雲の上を歩いているようなクッション感があり、足裏全体にかかる圧力を分散してくれます。
「オラリカバリー」シリーズは、スポーツ後だけでなく普段履きにも人気。滑りにくいアウトソールと抜群の安定感で、街中でも快適な歩行をサポートします。
Salomon（サロモン）
トレイルランやハイキングで培った技術を取り入れたサロモンのサンダルは、軽量でグリップ力が高く、疲れにくい構造が特徴。特に「RX Break」シリーズは、通気性メッシュとクッションソールの組み合わせで、夏の街歩きや旅行にも最適です。
見た目もスタイリッシュで、スポーツ感を出しすぎず上品に履ける点が人気を集めています。
Island Slipper（アイランドスリッパ）
ハワイ発の老舗ブランドで、職人による手作業で作られるレザーサンダルは極上の履き心地。ふかふかのスエードインソールが足裏に優しくフィットし、裸足で履いても心地よい。
見た目も上品で、大人のリゾートスタイルにぴったり。短パンだけでなく、リネンパンツやワンピースにも合う万能アイテムです。
Havaianas（ハワイアナス）
ブラジル生まれの定番ビーチサンダル。天然ゴムを使用したソールは柔らかく、滑りにくいのが特徴です。軽くて通気性も抜群、ちょっとした外出や旅行の持ち運びにも便利。
価格も手頃で、豊富なカラーバリエーションとデザインが魅力。シンプルながら快適に履ける1足を探している人におすすめです。
Suicoke（スイコック）
日本発のサンダルブランドで、海外でも高い評価を得ています。ビブラムソールを採用し、足裏への衝撃を吸収しながら安定感を保つ設計。ストラップ調整でしっかりフィットし、長時間歩いても疲れにくい構造です。
都会的でモードなデザインが多く、カジュアルにもフォーマルにも合わせやすいのが魅力。国内ブランドならではの繊細な作り込みも光ります。
Chaco（チャコ）
アメリカ発のアウトドアブランド。足をしっかり包み込むストラップ構造と、かかとを支えるカップ型フットベッドが特徴です。ラフな見た目ながら、歩行時の安定感が抜群。
「Z1クラシック」などの定番モデルは、トレッキングにも使える耐久性を誇り、キャンプやフェスなどアクティブシーンにぴったりです。
履き心地の良いサンダルブランドで快適な夏を
サンダルは「気軽な靴」という印象が強いですが、実は履き心地次第で快適さがまるで違います。
今回紹介した10のブランドは、どれもデザイン性と快適性を両立させた名品ぞろい。街歩きでもリゾートでも、自分のライフスタイルに合った1足を選べば、夏の足元がもっと自由で快適になります。
お気に入りのサンダルで、軽やかに夏を楽しんでください。
次に選ぶときは、ぜひ「履き心地の良いサンダルブランド」という視点から探してみてはいかがでしょうか。
