「登山を始めてみたいけれど、道具を揃えるのにお金がかかりそう……」と悩んでいませんか?特に足元を支えるトレッキングシューズは、本格的なものだと数万円することも珍しくありません。
でも、安心してください。最近は技術の進化により、1万円前後、あるいはそれ以下の価格でも、十分に安全に山歩きを楽しめる「安くて良い靴」がたくさん登場しています。
この記事では、予算を抑えつつも、山で後悔しないためのトレッキングシューズの選び方と、今選ぶべきおすすめのモデルを徹底解説します。コスパ最強の一足を見つけて、素晴らしい景色を見に出かけましょう!
なぜ「安いトレッキングシューズ」でも大丈夫なのか?
かつて「登山靴は高いものほど良い」と言われた時代もありましたが、現在は素材の軽量化や製造技術の向上により、低価格帯でも優れた機能を持つシューズが増えています。
安いシューズがおすすめな理由は、主に以下の3点です。
- 軽量で歩きやすい: 本格的な重登山靴に比べ、安価なモデルはナイロンや合成皮革を多用しているため軽く、体力が少ない初心者でも疲れにくいのが特徴です。
- 汎用性が高い: 1万円前後のモデルは、ハイキングだけでなくキャンプやフェス、雨の日のタウンユースにも使い回せます。
- 買い替えの心理的ハードルが低い: 最初から高価な靴を買うと「もったいない」と無理して履き続けてしまいがちですが、安い靴なら自分のスタイルが変わった時に気軽にステップアップできます。
ただし、「安ければ何でもいい」わけではありません。山道では滑りやすさや足首の捻挫のリスクがあるため、最低限チェックすべきポイントがあります。
失敗しないためのコスパ最強シューズの選び方
安い価格帯で靴を探すとき、絶対に譲ってはいけないポイントが3つあります。ここを外さなければ、安くても「失敗」することはありません。
1. 防水機能(透湿性)の有無を確認する
山の天気は非常に変わりやすく、晴れていても朝露で靴がびしょ濡れになることもあります。靴の中が濡れると、足が冷えるだけでなく、皮膚がふやけて靴擦れの原因になります。
「防水」と明記されているもの、できれば靴の中の蒸れを逃がす「透湿性」を備えた独自素材を採用しているものを選びましょう。
2. 足首を守る「カット」の高さを選ぶ
トレッキングシューズには、大きく分けて3つの高さがあります。
- ローカット: 普段履きのスニーカーに近い。整備された道向け。
- ミドルカット: 足首を適度にホールドする。初心者におすすめ。
- ハイカット: 足首をガッチリ固定。重い荷物を背負う本格登山向け。初心者が「安い一足」を選ぶなら、捻挫を防ぎつつ歩きやすさも確保できる「ミドルカット」が最もコスパの良い選択になります。
3. ソール(靴底)の溝と硬さをチェックする
スニーカーとの一番の違いは「グリップ力」です。靴底を裏返してみて、凹凸(ラグ)が深く、しっかりとしたパターンがあるかを確認してください。また、手で曲げた時にスニーカーほどグニャリと曲がりすぎない、適度な硬さがあるものが岩場での歩行を助けてくれます。
初心者におすすめ!安くて優秀なトレッキングシューズ10選
それでは、具体的におすすめのモデルを見ていきましょう。1万円前後で手に入る、信頼性の高いブランドを厳選しました。
日本人の足を知り尽くした定番 キャラバン C1_02S
日本の老舗ブランド、キャラバンの代表作です。入門者向けとして設計されており、指先まわりにゆとりがあるため、幅広の足の方でも痛くなりにくいのが特徴です。ゴアテックスを採用していながら、この価格帯で手に入るのは驚異的と言えます。
圧倒的なコストパフォーマンス ハイテック ACONCAGUA
イギリス生まれのハイテックは、コスパ重視派の強い味方です。独自の防水透湿素材を使用しており、1万円を切る価格設定が多いのが魅力。軽登山やキャンプをメインにするなら、これ以上の選択肢はなかなかありません。
スタイリッシュで機能的 コロンビア セイバー ファイブ ロー アウトドライ
コロンビアの独自防水技術「アウトドライ」は、水の侵入を最外層でシャットアウトするため、靴が重くなりにくいのがメリットです。デザイン性が高く、そのまま街履きとしても違和感なく使えるのが嬉しいポイント。
抜群のグリップ力 メレル モアブ 3
世界中で愛されているメレルの「モアブ」シリーズ。ヴィブラムソールを採用しており、濡れた路面でも滑りにくい安心感があります。履いた瞬間から足に馴染む柔らかさがあり、初めてのトレッキングシューズとしても最適です。
幅広設計で安心 サロモン X ULTRA 4
トレイルランニングの技術を応用したサロモンのシューズは、非常に軽快に歩けます。クイックレースシステムで紐を結ぶ手間がなく、ホールド感も抜群です。特に下り坂での安定感に定評があります。
驚きの低価格と機能の両立 ワークマン アクティブハイク
とにかく安さを追求するならワークマンも選択肢に入ります。本格的な登山には不向きですが、高低差の少ないハイキングやキャンプであれば十分な性能を持っています。耐久撥水加工が施されており、汚れにも強いのが特徴です。
タフな造りで長く使える キーン ターギー III
足先の保護(トゥ・プロテクション)がしっかりしており、岩に足をぶつけても痛くない安心感があります。独特のデザインと耐久性の高さから、長く愛用できる一足を探している方におすすめです。
安定のスポーツブランド アディダス テレックス AX4
アディダスのトレッキングライン「テレックス」は、タイヤメーカーのコンチネンタル製ラバーを採用。抜群のグリップ力を誇ります。スポーティーな見た目で、軽快な登山を楽しみたい層に支持されています。
伝統と信頼の作り込み シリオ P.F.116-2
シリオは日本人の足型(3E+など)に特化した設計を行っているブランドです。海外ブランドが合わないと感じる方は、ぜひ試してほしい一足。非常に歩きやすく、疲労を軽減してくれます。
軽さを追求するなら モンベル ラップランドストライダー
日本が誇るアウトドアブランド、モンベル。このモデルは軽量ながら必要な剛性を備えており、低山歩きからスピードハイクまで幅広く対応します。アフターケアが充実しているのも国内ブランドならではの安心感です。
安いシューズを最大限に活用するコツ
せっかく良い靴を手に入れたら、さらに快適に歩くための工夫も知っておきましょう。
- 登山専用の靴下を履く: 登山用靴下を合わせるだけで、クッション性が増し、靴擦れのリスクが劇的に減ります。安い靴を履く時こそ、靴下には少しこだわってみてください。
- インソールを交換する: もし歩いていて足裏が疲れると感じたら、インソールを別売りのものに変えるのも手です。土踏まずを支えるだけで、長時間の歩行が驚くほど楽になります。
- 正しい紐の結び方を覚える: 登りでは足首を少し緩めに、下りでは足が前方に滑らないよう足首をしっかり締めると、靴の性能をフルに引き出せます。
まとめ:自分にぴったりの安いトレッキングシューズを見つけよう
トレッキングシューズ選びで大切なのは、価格の高さではなく「自分の行く場所」と「自分の足」に合っているかどうかです。
最初から3万円の靴を買って、一度きりで物置に眠らせてしまうよりも、手頃な価格の優秀な一足を手に入れて、浮いたお金で次の山の交通費や美味しい山ごはんを楽しむほうが、登山の楽しみは広がるはずです。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひあなたにとっての「コスパ最強」の一足を見つけてください。
安いトレッキングシューズおすすめ10選!初心者も失敗しないコスパ最強の選び方を参考に、まずは近くの低山から一歩踏み出してみましょう。新しい景色が、あなたを待っています!


