「冬の山に挑戦してみたいけれど、足元はどうすればいいの?」
「夏に使っている登山靴じゃダメなのかな?」
そんな疑問を抱えている方は多いはず。白銀の世界を歩く冬のトレッキングは、夏にはない絶景に出会える素晴らしい体験ですが、足元の装備選びを間違えると一気に「苦行」や「危険」に変わってしまいます。
今回は、雪山を安全に楽しむための冬のトレッキングシューズの選び方から、最新のおすすめモデル、さらに足元を冷やさないための裏技まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します!
なぜ冬には専用のトレッキングシューズが必要なの?
結論から言うと、冬の山歩きには冬専用、あるいは積雪期に対応したシューズが不可欠です。理由は大きく分けて3つ。「寒さ」「濡れ」そして「アイゼンの装着」です。
夏の登山靴は通気性を重視しているものが多く、雪の上を歩くとすぐに足先が冷え切ってしまいます。最悪の場合、凍傷のリスクも出てくるんです。また、雪山では滑り止めの「アイゼン」を装着しますが、靴のソールが柔らかすぎるとアイゼンが外れてしまう危険があります。
冬のトレッキングシューズは、これらの課題をすべて解決するために、特別な素材と構造で作られているんです。
失敗しない!冬のトレッキングシューズ選びの4つのポイント
冬用の靴を選ぶときに必ずチェックしてほしいポイントをまとめました。
1. 中綿(保温材)の有無をチェック
冬用シューズの最大の特徴は、内部にプリマロフトやシンサレートといった「保温材」が入っていることです。
これがあるだけで、氷点下の環境でも足の体温を維持できます。スペック表に「Insulated(インサレーテッド)」と書かれているものを選びましょう。
2. アイゼンとの相性を決める「コバ」
アイゼンをカチッと固定するための溝を「コバ」と呼びます。
- 前後にコバがある: 本格的な冬山登山用。ワンタッチアイゼンが装着可能。
- かかとのみにコバがある: セミワンタッチアイゼンが装着可能。
- コバがない: 軽アイゼン(チェーンスパイクなど)のみ装着可能。
自分がどの程度の山(標高や積雪量)に行きたいかによって、この「コバ」の有無が重要になります。
3. 防水透湿性は必須条件
雪は歩いているうちに体温で溶けて水分になります。靴の中に水が入ると体温が奪われ、命に関わります。
GORE-TEX素材を採用していることは、冬山ではもはや最低限のマナーといっても過言ではありません。
4. サイズ選びは「厚手の靴下」を前提に
冬は厚手のウールソックスを履きます。夏用の靴と同じサイズを買ってしまうと、血行が悪くなり、逆に足が冷えてしまいます。普段より0.5cmから1.0cmほど大きめを選び、実際に厚手の靴下を履いて試着するのが鉄則です。
【2026年最新】冬のトレッキングシューズおすすめ15選
それでは、今シーズン特におすすめのモデルをご紹介します。自分のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
本格雪山・厳冬期対応モデル
- SCARPA モンブランプロ GTX雪山登山の超定番です。フィット感が抜群で、アイゼンの効きも安定しています。
- LA SPORTIVA ネパール エボ GTX多くの登山ガイドが愛用する信頼の一足。足首の動かしやすさと保温性が両立されています。
- LOWA アルパイン エキスパート 2 GT幅広の足の方にも合いやすい設計。保温性が非常に高く、厳しい寒さの中でも安心です。
- MAMMUT アイガー スピード最新の軽量技術を駆使したモデル。機動力を重視するスピード登山に最適です。
- AKU ハヤツキ日本の厳しい冬山環境を考慮して開発されたモデル。ホールド感が非常に高いのが特徴です。
初級〜中級・残雪期対応モデル
- SCARPA マンタテック GTX冬山入門に最適な一足。セミワンタッチアイゼン対応で、コストパフォーマンスも優秀です。
- LA SPORTIVA トランゴ タワー エクストリーム GTX軽量で歩きやすく、冬の低山から残雪期まで幅広く活躍します。
- MONTURA バーティカル GTXイタリアブランドらしいスタイリッシュなデザインと、高いグリップ力が魅力。
- Zamberlan マウンテンプロ伝統的な登山靴の堅牢さと、現代のテクノロジーが融合した安定感抜群のモデル。
- MILLET ジーアッシュ エボ GTXテクニカルな登攀にも対応。スリムなシルエットで足さばきが良いのが特徴です。
低山・スノーハイク向け(軽アイゼン対応)
- KEEN レヴェル IV ポーラー本格的な登山靴より柔らかく、スノーシューや軽アイゼンでのハイキングに最適です。
- MERRELL サーモ ローグ 3 ミッド GTX驚くほど軽く、氷の上でも滑りにくいビブラム・アークティックグリップを採用しています。
- THE NORTH FACE ヴェルト S4K アイス GORE-TEX日本人の足型に合いやすく、冬の低山トレッキングに高い適性を持っています。
- Columbia メテオミッド 3 オムニテック独自の保温機能「オムニヒート」を搭載。手軽に冬の散策を楽しみたい方向け。
- SALOMON X ULTRA 4 GORE-TEX冬専用ではありませんが、防水性が高く、チェーンスパイクを併用した軽い低山歩きに人気です。
足元の冷えを徹底ガード!防寒・防水対策のテクニック
良い靴を選んだら、次はそれを「使いこなす」工夫が必要です。
ゲイター(スパッツ)を忘れずに
靴の上部から雪が入るのを防ぐのがゲイターです。雪が靴の中に入ると、どんなに高性能な靴でも一瞬で濡れて冷えてしまいます。冬用の厚手のものを用意しましょう。
靴下のレイヤリング(重ね履き)
基本は厚手のメリノウールソックスですが、汗冷えを防ぐために、その下に薄手のドライレイヤーを履くのが上級者のテクニック。これで足の蒸れと冷えを同時に防げます。
インソールの交換
地面からの底冷えが気になる場合は、断熱材の入ったインソールに交換するのも効果的です。これだけで体感温度が数度変わることもありますよ。
メンテナンスが寿命を左右する
冬のトレッキングシューズは高価な買い物です。長く使うためにはアフターケアが欠かせません。
下山後は、ぬるま湯で汚れを落とし、直射日光を避けて風通しの良い場所でしっかり乾かしてください。特にアイゼンの跡や、ソールの隙間に入った泥などはしっかり落としましょう。また、定期的に防水スプレーをかけることで、雪の弾きが良くなり、靴自体の劣化も防げます。
まとめ:冬のトレッキングシューズおすすめ15選!雪山での選び方や防寒・防水対策を徹底解説
いかがでしたか?
冬の山を楽しむために、自分にぴったりの一足を見つけることは、安全への第一歩です。
「どのレベルの山に行きたいか」
「自分の足の形に合っているか」
この2点を中心に、今回ご紹介したおすすめモデルを参考にしてみてください。
しっかりとした装備を整えれば、静寂に包まれた雪山の美しさは、あなたにとって一生忘れられない思い出になるはずです。ぜひ、信頼できるトレッキングシューズを相棒に、この冬の冒険に出かけてみてくださいね。
皆さんの冬山トレッキングが、安全で素晴らしいものになるよう応援しています!


