ランニングを始めたいけど「最初から高いシューズを買うのはちょっと…」と感じたこと、ありませんか?そんなときに気になるのが「中古ランニングシューズ」という選択肢です。最近では、メルカリや中古スポーツショップ、リユースサイトなどで状態の良いランニングシューズを探すランナーが増えています。
この記事では、中古ランニングシューズを選ぶメリットと注意点、そして失敗しないための選び方を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
中古ランニングシューズを選ぶメリットとは?
まずは、「中古でも十分使える」と言われる理由を整理してみましょう。実は、状態の良い中古シューズには意外な魅力がたくさんあります。
価格が圧倒的に安い
やはり一番のメリットは「価格」です。新品で15,000円〜20,000円ほどする人気モデルでも、中古なら半額以下で手に入ることがあります。特に、数回しか履かれていない「走行距離少なめ」「試し履きのみ」といった商品を見つけられれば、非常にお得です。
ランニングを始めたばかりの人にとって、最初から高価なシューズを買うのはハードルが高いもの。中古で試してみて「このブランドや形が自分に合う」とわかったら、次に新品を選ぶのも一つの方法です。
廃盤モデルや限定カラーに出会える
中古市場では、すでに生産終了になった人気モデルや限定カラーに出会えることがあります。「以前履いていたお気に入りのシリーズをもう一度履きたい」「あの色がもう一度欲しい」――そんなランナーにとっても、中古市場は宝探しのような場所です。
特にナイキ、アシックス、アディダスなどは、年ごとに新モデルが出るため、旧モデルが中古で手頃に出回る傾向があります。
環境に優しいリユースの選択
最近では、環境意識の高まりから「まだ使えるものを捨てない」「リユースで長く使う」という価値観が広がっています。中古ランニングシューズを選ぶことは、単なる節約だけでなく、サステナブルな行動の一つでもあります。
中古ランニングシューズで注意すべきポイント
もちろん、中古にはリスクもあります。ここを理解していないと「安物買いの銭失い」になってしまうことも。購入前に必ずチェックすべきポイントを押さえておきましょう。
ミッドソール(クッション)の劣化
ランニングシューズで一番重要な部分が、足への衝撃を吸収する「ミッドソール」です。この素材は時間とともに劣化して硬くなり、弾力や反発力が失われていきます。未使用でも、購入から何年も経っていればクッション性能が低下している場合があります。
見た目がきれいでも「ソールを押したときに硬く感じる」「シワが深く入っている」などの兆候があれば注意が必要です。新品同様と書かれていても、製造年や保管環境を確認しておきましょう。
ソールの摩耗や偏り
アウトソール(靴底)の減り方も重要です。かかとや外側だけがすり減っているものは、前の使用者の走り方のクセが残っている可能性があります。こうした偏摩耗のあるシューズを履くと、自分のフォームにも悪影響を与えることがあります。
購入前にソールの写真がしっかり載っているかを確認し、均一に摩耗しているかどうかを見極めるのがコツです。
サイズとフィット感のズレ
中古の場合、同じサイズ表記でも内部の形が微妙に変化していることがあります。使用者の足の形に合わせてインソールやアッパーが変形しているからです。特に「かかとが緩い」「つま先が窮屈」といった違和感が出やすいので、試着できないフリマアプリでの購入は慎重に。
購入前に同じモデルを店舗で試し履きして、自分に合うサイズを確認しておくと失敗が減ります。
衛生面・臭いの問題
中古の靴で気になるのが「前の使用者の汗や臭いが残っているのでは?」という点。実際、インソールやライニング部分には汗や菌が残っている可能性があります。
除菌・消臭スプレーやインソール交換である程度改善できますが、「クリーニング済み」と書かれていても完璧ではありません。特に靴の中が黒ずんでいたり、写真が少ない出品は避けた方が安心です。
偽物や仕様違いに注意
人気モデルのランニングシューズでは、残念ながら偽物や粗悪なコピー品が出回ることもあります。また、同じシリーズ名でも年式や仕様が異なる場合もあるため、型番や商品説明を必ずチェック。正規品かどうかを見分けるためには、ロゴやタグ、ミッドソールの形状などを公式写真と比較するのが有効です。
中古ランニングシューズを買うときのチェックリスト
中古で購入する際は、次の点を一つずつ確認していきましょう。
- 出品者に「走行距離」「使用回数」を質問する
- 購入から何年経っているかを確認する
- ソールの摩耗状態が写真でわかるか
- ミッドソールにシワや変色がないか
- インソールやアッパーの汚れ・傷みは?
- サイズ表記だけでなく、実寸(内寸)情報を確認
- 出品者の評価やレビューをチェック
- 返品・キャンセルができるか確認する
このチェックリストを守るだけでも、購入後のトラブルをかなり防ぐことができます。
こんな人には中古ランニングシューズがおすすめ
中古ランニングシューズが向いているのは、次のようなタイプの人です。
- これからランニングを始めたい初心者
- 練習用・サブ用のシューズを安く探しているランナー
- ウォーキングや通勤で使いたい人
- 過去の限定モデルやカラーを探しているコレクタータイプ
逆に、フルマラソンや長距離レースを目指す人、本番用の一足を探している人には新品をおすすめします。特に「サブ3」「サブ4」を狙うレベルのランナーは、クッション性や反発力が少し落ちるだけでもタイムに影響するため、中古ではパフォーマンスが安定しにくいからです。
購入後のメンテナンスと長く使うコツ
中古で手に入れたランニングシューズも、使い方次第で長持ちさせることができます。以下のケアを意識しておくと良いでしょう。
- 履いた後は風通しの良い場所で乾かす
- インソールを取り出して湿気を逃す
- 定期的に除菌スプレーや乾燥剤を使用
- 雨天や悪路では使用を控える
- ソールの汚れはブラシで軽く落とす
また、インソールを新品に交換するだけでも履き心地が大きく変わります。清潔さと快適さを維持することで、“中古でも快適に走れる”一足になります。
中古ランニングシューズを賢く活用する方法
中古を上手に活用するには、使い分けの考え方がポイントです。
例えば、メインシューズは新品を用意し、雨の日や短距離の軽いジョグには中古を使う。あるいは、ブランドやシリーズを試す“テスト用シューズ”として中古を選ぶのもおすすめです。これなら複数モデルを試しても出費を抑えられます。
また、使用後は自分でクリーニングして再出品するのも一つの方法。リユースのサイクルを意識することで、ムダなく環境にも優しいランナーライフが送れます。
まとめ|中古ランニングシューズで賢く走ろう
中古ランニングシューズは、「安く試せる」「希少モデルに出会える」「リユースで環境にも優しい」といった多くのメリットがあります。一方で、クッション性の劣化や衛生面、サイズの変形といったリスクも確かに存在します。
大切なのは、「何のために中古を買うのか」を明確にすること。そして、状態・年数・サイズ・衛生面などをしっかりチェックして、自分に合った一足を選ぶことです。
中古ランニングシューズを上手に活用すれば、費用を抑えながら快適なランニングライフを楽しむことができます。あなたもぜひ、賢い選び方でお気に入りの一足を見つけてみてください。


