「練習用のランニングシューズって、何を基準に選べばいいんだろう?」
そんな疑問を持っている方は多いと思います。走る距離が増えてくると、レース用と練習用の2足体制を考えるランナーも少なくありません。練習用シューズは、走るたびに脚を守り、フォームを安定させ、長期的なパフォーマンスを支えてくれる大切な存在です。ここでは、練習用ランニングシューズを選ぶ際のポイントや、人気のモデル傾向について詳しく解説します。
練習用ランニングシューズが必要な理由
まず最初に、「なぜ練習用のシューズを用意するのか」という点から整理しましょう。
レース本番用のシューズは軽量で反発力に優れていますが、クッションや耐久性が犠牲になっていることも多いです。そのため、毎日のジョギングや距離走などに使うと、脚に疲労が溜まりやすくなったり、ソールの摩耗が早まったりします。
練習用シューズは、こうした日常的な走り込みを支えるために作られています。特徴としては以下のような点が挙げられます。
- クッション性が高く、脚への衝撃を吸収してくれる
- 耐久性があり、長距離走にも安心して使える
- 安定性が高く、フォームの崩れを防ぐ
「練習用=守りの1足」と言っても良いでしょう。日々の走りを支えるシューズがあることで、故障を防ぎ、安心して練習を積むことができます。
練習用ランニングシューズの基本的な選び方
足に合ったサイズとフィット感を最優先に
まず大切なのは、足のサイズと形に合っているかどうか。
つま先に1センチほどの余裕があり、かかとがしっかり固定されることが基本です。足幅(ワイズ)も見逃せません。日本人は幅広傾向の方も多いため、「3E」「ワイド」などの表記があるモデルもおすすめです。
試着の際には、ランニング用ソックスを履いた状態で立ち上がり、重心をかけてフィット感を確認するのがポイントです。
練習内容に合わせた機能を選ぶ
練習用といっても、ジョギング中心なのか、ビルドアップ走やインターバルなどスピード練習も取り入れるのかで、最適なタイプが変わります。
- ジョギング中心・初心者ランナー:クッション性重視。脚への負担を減らす柔らかめのミッドソールが安心。
- スピード練習も行う中級者以上:反発性と軽さのバランスが取れたモデルを。少し反発を感じる素材が走りを効率化します。
- 距離走やLSD(ロングスローディスタンス)重視:安定性と耐久性が高いモデルが長く使いやすいです。
このように、自分の練習スタイルに合った設計を選ぶことが大切です。
機能面で注目すべきポイント
クッション性
練習量が増えるほど、脚への衝撃が蓄積します。ミッドソール素材に柔軟性のあるフォームを採用したモデルなら、足裏の疲れを和らげてくれます。特に初心者やフルマラソンを目指すランナーは、クッション性を最優先に考えると良いでしょう。
反発性
テンポ走やペース走では、地面を蹴り出す力を効率的に伝える「反発性」も重要です。ただし、レース用ほど強すぎる反発は不要。練習用では「適度な反発」で十分です。
安定性
フォームが崩れたときに、着地や重心のブレを抑えてくれるのが安定性です。特に長時間のジョグやLSDでは、足首や膝の負担を減らしてくれます。かかと周りに補強があるモデルや、アウトソールが広めに設計されたタイプがおすすめです。
耐久性
練習用は週に何度も履くことを想定します。アウトソールが厚めで、耐摩耗性のあるラバーを使用しているモデルなら、ソールのすり減りを防げます。一般的には、練習用シューズの寿命は600〜800kmが目安です。
練習用シューズのタイプ別特徴
デイリートレーナータイプ
日常のジョグやLSDに最適な、最もベーシックな練習用タイプです。しっかりしたクッション性と安定性を兼ね備えており、脚へのダメージを抑えます。初心者にも最適なカテゴリーです。
テンポアップタイプ
軽量で反発性があり、ビルドアップ走やペース走などスピードを意識した練習に向きます。中級者以上が2足目として取り入れることが多いタイプです。
バランスタイプ
クッション・反発・安定のバランスを取った万能型。ジョグからスピード練習まで幅広く対応します。練習用シューズを1足だけに絞りたい人におすすめです。
練習用とレース用の使い分け
走る目的に応じてシューズを使い分けるのが、故障防止と効率的なトレーニングの鍵です。
- 練習用シューズ:耐久性があり、クッションと安定を重視。脚を守る。
- レース用シューズ:軽量・高反発でスピード重視。ただし長時間使用には不向き。
レース用のシューズを毎日履いていると、ソールの寿命が短くなるだけでなく、脚の負担が増してしまうこともあります。普段は練習用を履き、本番が近づいてきたら徐々にレース用を試す、という切り替え方が理想的です。
練習用シューズの寿命と交換タイミング
どんなに高性能なシューズでも、使い続けるうちにクッションや反発は劣化していきます。一般的には600〜800kmが交換の目安ですが、以下のサインが出たら買い替え時です。
- ソールがすり減ってグリップが弱くなった
- ミッドソールが潰れて、クッションが感じられない
- アッパーが伸びてフィット感が落ちた
- シューズを履いても以前より脚が疲れやすくなった
練習用として長持ちさせたい場合は、同じモデルを2足用意してローテーションするのもおすすめ。1日おきに履くことで、ミッドソールが元の形に戻る時間を確保でき、寿命が延びます。
自分に合う練習用シューズを見つけるコツ
- 走力レベルを把握する
初心者・中級者・上級者で求める性能が違います。初心者は安定性、上級者は反発性を重視する傾向があります。 - 練習内容を明確にする
ジョグ中心なのか、スピード練習も取り入れるのかを整理します。 - 足型を知る
外反母趾や扁平足など、足の特徴を理解することが大切。自分のプロネーション(足の傾き)を知ることで、より適したサポート性のシューズを選べます。 - 試し履きを重視
ネットで人気モデルを買う前に、必ず一度試着しましょう。サイズ感や履き心地はメーカーによって大きく異なります。
練習用におすすめされるモデルの傾向
ブランドによって特徴はさまざまですが、国内のランナーに人気の傾向を挙げておきます。
- アシックス(ASICS):GT-2000シリーズやGEL-CUMULUSなど、安定性とクッション性の両立に定評。初心者からサブ4まで幅広く対応。
- ミズノ(MIZUNO):WAVE RIDERシリーズは反発と安定を兼ね備え、ジョグからスピード練習まで幅広く使える。
- ナイキ(NIKE):ペガサスシリーズが人気。柔らかいクッションと反発のバランスが取れた万能モデル。
- ニューバランス(New Balance):Fresh Foam系モデルは足への優しさを重視。長距離ランナーからの支持が高い。
- オン(On):クラウドシリーズは軽量で弾むような走り心地が特徴。テンポアップにも向く。
記事内で具体的なモデル名を挙げつつ、それぞれの特徴を短く説明することで、読者が自分の用途に合った一足を探しやすくなります。
練習用ランニングシューズで快適に走るために
練習用シューズを選ぶことは、単なる道具選びではなく、走りの基盤づくりです。自分の走力や練習スタイルに合った1足を選べば、走るたびにフォームが安定し、ケガのリスクを減らせます。
また、シューズの性能に頼りすぎず、フォーム・体幹・ストレッチなどの基本を整えることも忘れないようにしましょう。シューズはあくまで“走りを支えるパートナー”です。
ランニングシューズ練習用の選び方とおすすめモデルを徹底解説
最後にもう一度まとめます。
練習用ランニングシューズは、脚を守りながら着実に走力を積み上げるための大切な存在です。サイズ・クッション・安定性を軸に、自分の練習内容に合ったモデルを選びましょう。そして、走り込みが増えたら寿命を意識して早めの交換を心がけること。
今日からでも、自分の足と向き合い、最適な練習用シューズで快適なランニングライフを始めてみてください。


