ランニングシューズを履いたときに「なんだか横がきついな」と感じたことはありませんか?
実は、多くのランナーがこの“横幅問題”に悩んでいます。足に合わないシューズを履き続けると、痛みや疲労の原因になるだけでなく、フォームが崩れやすくなることもあるんです。
この記事では、「ランニングシューズの横幅がきつい」と感じる原因と、快適に走るための正しいサイズ選びのコツを、初心者にもわかりやすく解説します。
横幅がきついと感じる主な原因
まずは「なぜシューズの横幅がきつく感じるのか?」を理解しましょう。実は単に“サイズが小さい”だけではないケースも多いんです。
1. 足の幅(ワイズ)が合っていない
日本人の多くは「足の長さ」だけを基準に靴を選びがちですが、実際は“横幅”や“足囲”のほうが重要です。
シューズには「E」「2E」「3E」「4E」などのワイズ(幅の広さ)があります。足囲が広いのに標準(E)の靴を選ぶと、当然きつく感じてしまいます。
特に海外ブランドのモデルは、欧米人の足型(細め)を基準に設計されていることが多く、日本人の足にはタイトに感じることがあります。
2. 足の形やアーチの崩れ
足の形は人それぞれで、「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」などがあります。指の長さや配置の違いによって、横の部分が圧迫されやすくなることも。
さらに、加齢や疲労によって足裏のアーチが低下すると、足が横に広がる「開張足」になりやすく、靴の中で窮屈に感じることがあります。
3. サイズ選びや履き方の誤り
「横幅がきついから少し大きめを買えばいい」と思う方もいますが、実はそれが逆効果になることも。長さを上げると踵が浮いたり、前滑りを起こして指先が圧迫されたりします。
また、靴紐の結び方がきつすぎたり、足をしっかり後ろまで入れずに履くと、横方向の締め付けが強く感じられることがあります。
横幅が合っていないシューズを履くと起こるトラブル
少しきついだけだから大丈夫…と思っていませんか?
実は、横幅の合わないシューズを履くことで、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。
・足のしびれやむくみ
締め付けられることで血流が悪くなり、足がむくんだり、痺れたりすることがあります。長時間のランニングでは、これが疲労の原因に。
・靴擦れ・マメ・タコ
足の側面や小指の付け根がこすれてマメができる、皮膚が硬くなるといったトラブルも代表的。特に「足が動かないほどタイト」な状態は要注意です。
・外反母趾や中足骨の痛み
横幅のきつい靴を履き続けると、親指の付け根が押されて外反母趾を悪化させることもあります。中足骨への圧力が偏ることで、足裏や甲が痛くなるケースも。
・フォームの乱れ・パフォーマンス低下
足が自然に広がれないと、着地や蹴り出しの動きに制限がかかります。その結果、フォームが崩れたり、余計な力が入って走りづらくなることもあります。
自分に合った「横幅サイズ」を見つける方法
それでは、どのようにして“ちょうどいい横幅”のランニングシューズを選べばいいのでしょうか?
ポイントは、「足長」と「足囲」を正しく測ることです。
1. 足囲(ワイズ)を測る
家でも簡単に測定できます。
白い紙に足を乗せ、親指の付け根(母趾球)と小指の付け根(小趾球)を結ぶ周囲をメジャーで測ります。
測定した数値をもとにワイズ表を確認し、自分がE・2E・3E・4Eのどれに当たるかを把握しましょう。
2. ワイズ展開のあるモデルを選ぶ
最近のランニングシューズには「ワイドモデル」が用意されているものが多くあります。
例えば、アシックスやミズノなど日本ブランドは、足幅が広い人向けのラインナップが豊富です。
同じサイズでも「レギュラー」と「ワイド」では履き心地がまったく違うので、可能なら両方を試してみるのがおすすめです。
3. 試着時のチェックポイント
試着するときは、実際にランニング用ソックスを履き、以下の点を確認してみてください。
- 足の一番広い部分(母趾球~小趾球)が強く押されていないか
- 足を動かしても横の部分が痛くならないか
- 靴紐を締めても甲が圧迫されないか
- かかとがしっかりフィットしているか
立っているだけでなく、軽く歩いたり、つま先立ちしてみるのもおすすめです。実際の動きの中で違和感がないかを確かめましょう。
すでに「横幅がきつい」と感じるときの対処法
すでに買ってしまった靴がきつい場合でも、諦めるのは早いです。いくつかの方法で改善できることがあります。
・靴紐の結び方を変える
靴紐を通す位置や締め方を工夫すると、圧迫を減らせます。たとえば、甲の部分の穴を1つ飛ばして通すことで、足の横幅にゆとりを持たせることが可能です。
また、伸縮性のあるシューレースに変えると、足の動きに合わせて自然に伸び縮みしてくれるので、締め付け感が和らぎます。
・インソールでアーチを支える
横幅の窮屈さは、実は「足のアーチが崩れている」せいで足が広がっていることも。
アーチサポートタイプのインソールを使うと、足裏の形を正しく保ち、結果的に足幅を細く感じさせることができます。
ただし、厚すぎるインソールは逆に窮屈さを助長することがあるので注意しましょう。
・履き慣らしと足のケア
新品のシューズは素材がまだ硬く、最初はきつく感じることもあります。
その場合は、いきなり長距離を走らず、短時間のウォーキングや軽いジョグから慣らすのがおすすめです。
さらに、日常的に足裏のストレッチやマッサージを行い、アーチを支える筋肉を柔らかくしておくことも大切です。
・買い替えを検討する
どうしても痛みが取れない、マメや外反母趾が悪化するなどの場合は、早めに幅広設計のシューズに買い替えましょう。
「無理して履き続ける」ことが一番のトラブル原因になります。
横幅が合うランニングシューズを選ぶためのチェックリスト
最後に、靴選びの際に意識しておくべきポイントをまとめます。
- サイズ表記だけでなく「ワイズ(E~4E)」を確認する
- 自分の足の長さと幅を定期的に測定する
- 試着時は実際のランニングソックスで確認
- 長さではなく“幅”のフィット感を優先する
- ブランドごとの木型の違いを理解する(海外ブランドは細めが多い)
- 実際に走ってみて違和感がないかチェックする
これらを意識するだけで、「横幅がきつい」という悩みはぐっと減ります。
まとめ|ランニングシューズの横幅がきついと感じたら
「ランニングシューズの横幅がきつい」と感じたときは、足のサイズや形、履き方などを一度見直すチャンスです。
自分の足に合ったワイズを選ぶことで、痛みや疲労を防ぎ、より自然なフォームで走ることができます。
シューズ選びは“走りの土台”を整える大切なステップ。
あなたの足にぴったりの一足を見つけて、快適なランニングライフを楽しみましょう。


