ランニングを続けていると、「最近、足の裏が疲れやすい」「長距離を走ると膝に違和感がある」──そんな悩みを感じたことはありませんか？
実はその原因、シューズよりも“インソール（中敷き）”にあるかもしれません。
インソールを見直すことで、足への負担が軽くなり、走りの安定感や快適さが大きく変わるケースがあります。今回は、ランニングシューズにぴったりなおすすめインソール5選と、選び方のポイントを詳しく紹介します。
インソールでランニングの「疲れにくさ」が変わる理由
ランニング中の着地は、自分の体重の2〜3倍もの衝撃が足に伝わると言われます。
その衝撃を和らげてくれるのが、シューズのミッドソールとインソールです。
ただし、多くのシューズに最初から入っているインソールは、軽量化やコスト面を優先して作られており、十分なクッション性やサポート力がないことも多いのです。
そのため、走行距離が増えるにつれて「足裏が痛い」「ふくらはぎが張る」「フォームが崩れる」といった疲労が出やすくなります。
専用インソールに交換することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 着地時の衝撃吸収と荷重分散
- アーチサポートによる安定したフォーム保持
- ヒールカップによるかかとのホールド感アップ
- 足のブレ防止によるエネルギーロス軽減
- 防臭・通気性アップで快適な履き心地
インソールは決して「上級者だけの道具」ではありません。
むしろ、初心者こそ疲労を軽減しながら走りを楽しむために、ぜひ試してみてほしいアイテムです。
自分に合ったランニングインソールの選び方
1. 足のアーチタイプを知る
自分の足裏の形を知ることが、インソール選びの第一歩です。
アーチが低い「偏平足」タイプなら強めのアーチサポートがあるものを。
アーチが高い「ハイアーチ」タイプなら、クッション性と反発のバランスが取れたものを選ぶと快適です。
2. クッション性と反発性のバランス
「柔らかいほど良い」と思われがちですが、柔らかすぎると踏み込み時の安定性が失われます。
長距離を走るなら、衝撃吸収と反発のバランスが取れたインソールがおすすめです。
3. ヒールカップの深さ
かかとを包み込むような深いヒールカップは、着地時のぐらつきを防ぎ、ブレを抑えます。
特にオーバープロネーション（内側への倒れ込み）があるランナーには有効です。
4. 通気性・防臭機能
ランニング中は大量の汗をかくため、通気孔や抗菌防臭素材を採用したインソールを選ぶと快適。
蒸れにくく、ニオイも軽減できます。
5. 厚みとサイズの相性
シューズ内のスペースに余裕がない場合、厚手のインソールを入れると窮屈になることも。
薄型タイプやサイズをカットできるものを選ぶとフィットしやすいです。
疲れにくく走りやすい！ランニングシューズにおすすめのインソール5選
ここからは、ランナーに支持される人気モデルを5つ厳選して紹介します。
それぞれの特徴を理解して、自分の走りに合った1枚を選びましょう。
1. CURREX RUNPRO（キューレックス ランプロ）
ドイツ生まれの高機能インソールブランドCURREXの代表モデル。
「走りの動き」に合わせて足裏を支える設計が特徴です。
足の動きに連動してしなやかに変形する構造で、着地から蹴り出しまでをスムーズに導きます。
アーチサポートも強めで、長距離でも疲れにくいと評判。
中〜上級者や、マラソン・トライアスロンを走るランナーにもおすすめです。
価格はやや高めですが、安定性と推進力を両立した“プロ仕様”のインソールといえます。
2. Superfeet ACTIVE Support High Arch（スーパーフィート ハイアーチ）
世界的に人気のインソールブランド「Superfeet」の中でも、ハイアーチ向けに設計されたモデル。
高めのアーチ形状で、足裏全体をしっかり支えます。
かかとのカップが深く、着地時の安定感が抜群。
足の甲が高い人や、アーチが高くて足裏が疲れやすい人に特におすすめです。
硬すぎない弾力素材が使われており、反発性とクッション性のバランスも良好。
普段のジョギングからフルマラソンまで幅広く対応します。
3. Superfeet wideGREEN（スーパーフィート ワイドグリーン）
ワイドな足幅に合わせたモデルで、日本人ランナーとの相性が非常に良いと人気。
標準〜やや高めのアーチ構造で、足裏を包み込むように支えてくれます。
ヒールカップが深く、着地のブレを防ぎながらしっかり安定。
「標準的なアーチだけど、もう少し疲れにくくしたい」というランナーに最適です。
国内での取り扱いも多く、入手しやすいのも魅力。価格と性能のバランスに優れた万能モデルです。
4. KALENJI RUN300（カレンジ ラン300）
フランスのスポーツブランド「デカトロン」が展開する低価格モデル。
1,000円以下ながら、ランニング用途に十分対応するクッション性と安定感を持ちます。
エントリーランナーにとっては「まず試してみたい」1足。
軽量で通気性もあり、コストパフォーマンスが抜群です。
高機能モデルと比べるとサポート力は控えめですが、価格以上の満足感が得られます。
5. パトリック インソール マラソン IS001
日本ブランド「パトリック」が展開するマラソン向けインソール。
柔らかすぎない中間層のクッションで、長距離ランでも足裏の疲労を軽減します。
日本人の足型を考慮して設計されており、標準〜やや広めの足にもフィット。
マラソン大会やジョグなど、日常的なトレーニングにも使いやすい1枚です。
シンプルで扱いやすく、初めての交換にも向いています。
インソール交換のコツと使い始めの注意点
「インソールを変えたのに違和感がある」と感じるのは、珍しいことではありません。
新しいインソールは、足のアーチや姿勢をサポートするため、慣れるまで少し時間がかかります。
- 最初の1週間は短い距離（5〜10km）で慣らす
- かかとや足裏に痛みが出た場合は無理せず中止
- シューズとの相性を確認し、厚みが合わない場合は薄型を検討
- 汗をかいたら取り出して乾燥させる
使い続けるうちに、徐々にフィットしていきます。
慣れてくると、「脚の疲れが軽い」「蹴り出しがスムーズ」といった変化を感じる人も多いです。
疲れにくく走りやすいランニングを支える相棒
インソールは、シューズの中で見えない存在ですが、その効果は走り全体に影響します。
走行距離が伸びるほど、足裏への負担は積み重なり、わずかなサポートの違いが大きな差になります。
今回紹介した5つのモデルはいずれも、ランナーの「疲れにくく走りやすい」をサポートする信頼の製品です。
自分の足型・走り方・シューズに合わせて選ぶことで、より快適で安定したランニングが楽しめるはず。
シューズを買い替える前に、まずはインソールから見直してみませんか？
小さな一歩が、あなたの走りを大きく変えてくれるかもしれません。
ランニングシューズ インソール おすすめ：まとめ
ランニングシューズの履き心地を劇的に変えるインソール。
「疲れにくく」「走りやすい」快適なランを目指すなら、足裏からのサポートが欠かせません。
CURREX RUNPRO、Superfeet ACTIVE Support High Arch、Superfeet wideGREEN、KALENJI RUN300、パトリック インソール マラソン IS001など、機能も価格も多彩なモデルが揃っています。
自分の足に合う1枚を見つけて、より軽やかに走る喜びを感じてください。
