「革靴を履きたいけれど、紐を結ぶのが面倒」「スニーカーほどカジュアルすぎず、スーツほど堅苦しくない靴が欲しい」
そんなワガママを叶えてくれる魔法のアイテムが、ローファーです。かつては学生靴のイメージが強かったローファーですが、今やビジネスのカジュアル化や街着のドレスアップに欠かせない、メンズファッションの主役となりました。
しかし、ローファー選びには特有の難しさがあります。紐がないからこそ、サイズ選びを一歩間違えると「かかとがパカパカ浮いて歩けない」あるいは「足が締め付けられて痛い」という悲劇に見舞われることも。
今回は、2026年の最新トレンドを踏まえ、一生モノからコスパ最強の一足まで、失敗しないローファー選びの極意を徹底解説します。
ローファー選びで絶対に押さえておきたい3つのポイント
ローファーを選ぶとき、デザインだけで決めていませんか?実は、ローファー選びは「構造」を理解することが成功への近道です。
まず注目すべきは「素材」です。定番の牛革(スムースレザー)は、履き込むほどに足に馴染み、美しいツヤが出ます。一方で、雨の日でも気兼ねなく履きたいなら、撥水性に優れたスエードや、お手入れが簡単なガラスレザーがおすすめです。
次に「ソールの厚み」です。最近のトレンドは、少しボリュームのある厚底タイプ。これが、ワイドパンツやカジュアルなデニムとの相性が抜群なんです。逆に、細身のスーツに合わせるなら、薄くてエレガントなレザーソールを選ぶと、全体のシルエットが綺麗にまとまります。
最後に「製法」です。長く愛用したいなら、ソールを交換できる「グッドイヤーウェルト製法」の靴を選んでください。初期投資は少し高くなりますが、10年、20年と履き続けることができるため、結果的にコストパフォーマンスは非常に高くなります。
2026年最新版:メンズローファーおすすめブランド15選
ここからは、今手に入れるべきおすすめのローファーを、タイプ別に厳選してご紹介します。
王道の「コインローファー」で清潔感を演出
コインローファー(ペニーローファー)は、サドル部分に切れ込みが入った最もオーソドックスな形です。迷ったらまずはここから選びましょう。
- G.H.BASS LARSONローファーの元祖といえばこのブランド。マイケル・ジャクソンも愛用したことで知られる名作です。適度なボリューム感があり、どんなスタイルにも馴染みます。
- SEBAGO Classic Danアメリカントラッドの代名詞。タフな作りで、履き込むほどに味が出る一足です。
- Berwick 9628スペインの本格派ブランド。この価格帯でグッドイヤーウェルト製法を採用しており、圧倒的なコスパを誇ります。
- J.M. WESTON 180いつかは手に入れたい「一生モノ」。細かく設定されたサイズ展開により、自分だけにフィットする究極の一足が見つかります。
- HARUTA 6550日本の老舗ブランド。幅広の設計が多く、日本人の足に馴染みやすいのが特徴です。
華やかな「タッセル・ビットローファー」で個性を出す
少し大人っぽく、ドレッシーに見せたいときは、装飾のあるタイプがおすすめです。
- Dr.Martens ADRIANドクターマーチンのタッセルローファーは、ストリートファッションの定番。厚底のソールが今の気分にぴったりです。
- Crockett&Jones CAVENDISH 3世界中で愛されるタッセルローファーの傑作。日本人の足型に合わせてかかとを小さく設計しており、脱げにくいのが魅力です。
- GUCCI ビットローファービットローファーの生みの親。ホースビット(馬具)の金具が、足元に圧倒的なラグジュアリー感をプラスします。
- Paraboot REIMS武骨なデザインが特徴。登山靴のような堅牢な作りで、雨の日でもガンガン履けるローファーです。
- Jalan Sriwijaya 98610ハンドソーンウェルテッド製法という手間のかかる手法を使いながら、驚きの低価格を実現。タッセルの揺れ方が非常に上品です。
快適性重視の「ハイブリッド・コンフォートローファー」
2026年のトレンドは、見た目は革靴、履き心地はスニーカーという「ハイブリッド」モデルです。
- ASICS RUNWALKスポーツシューズの知見を活かした衝撃緩衝材を搭載。長時間の外回りでも全く疲れません。
- COLE HAAN PINCH GRAND CASUAL独自のクッション技術で、驚くほどの軽さと柔らかさを実現。革靴の概念が変わります。
- REGAL 2177日本の革靴界のレジェンド。変わらないデザインと、日本人の歩きやすさを追求した設計が安心感を与えます。
- Clarks Claude Plainクラークスらしい柔らかいレザーを使用。足入れがスムーズで、休日のお出かけに最適です。
- Rockport Classic Loafer「走れる革靴」の先駆け。軽量で水にも強く、デイリーユースに最適な一足です。
ローファーで失敗しないサイズ選びの極意
ローファー選びで最も多い失敗は、いつものスニーカーと同じサイズを買ってしまうことです。
スニーカーは紐で足を固定できますが、ローファーにはそれがありません。そのため、少しでも大きいと歩くたびにかかとが脱げてしまいます。
コツは「ハーフサイズ下」を狙うこと。履き始めは「少しキツいかな?」と感じるくらいがベストです。本革の靴は、履いているうちに体温と体重で革が伸び、中底が沈み込んで、あなたの足の形に変形していきます。最初からジャストサイズを選んでしまうと、数ヶ月後にはゆるくなってしまうのです。
試着の際は、以下の3点をチェックしてください。
- 立ったときにかかとが浮かないか。
- 足の甲がしっかりと靴に密着しているか。
- つま先に5ミリから1cm程度の遊び(捨て寸)があるか。
このバランスが取れていれば、数週間後には最高のフィット感が手に入ります。
ローファーを長く美しく履き続けるためのお手入れ
お気に入りの一足を手に入れたら、少しでも長く履きたいですよね。ローファーを長持ちさせるコツは「休ませること」と「保湿」です。
まず、同じ靴を毎日履かないでください。足は1日でコップ1杯分の汗をかくと言われています。1日履いたら2日は休ませ、靴の中の湿気を完全に飛ばすのが理想です。
また、型崩れを防ぐために「シューキーパー」は必須アイテムです。特にローファーは履き口が広がりやすいため、脱いだらすぐにキーパーを入れて形を整えましょう。
定期的なお手入れとしては、ブラッシングで埃を落とし、専用のクリームで栄養を補給します。これだけで、革のひび割れを防ぎ、10年後には見事なヴィンテージの風合いを楽しむことができます。
メンズ革靴ローファーおすすめ15選。2026年最新の選び方と失敗しないサイズ選びのまとめ
ローファーは、一度その快適さと万能さを知ってしまうと、もう他の靴には戻れないほどの魅力を持っています。
ビジネスシーンで信頼感を勝ち取りたいときも、休日のデートで少し背伸びをしたいときも、足元に上質なローファーがあるだけで、あなたの印象は劇的に変わります。
今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、ぜひあなたにとっての「運命の一足」を見つけてください。最初は少し硬く感じるかもしれませんが、共に歩む時間が長くなるほど、その靴はあなたにとって世界で一番心地よい居場所になってくれるはずです。
足元が変われば、歩き方が変わる。歩き方が変われば、見える景色が変わります。2026年は、新しいローファーと共に一歩踏み出してみませんか。


