「仕事でも履けるくらいカッチリしているのに、履き心地はスニーカーみたいに楽な靴が欲しい」
そんな贅沢な悩みを抱える大人の男性から、絶大な支持を集めてきた名作があります。それがメレル レルム レースです。メレルといえば「ジャングルモック」があまりにも有名ですが、実はこのレルムシリーズこそ、ビジネスとカジュアルの境界線をなくした隠れた傑作といっても過言ではありません。
しかし、いざ買おうと思っても「サイズ選びが難しい」「もう売っていないのでは?」といった声も耳にします。今回は、愛用者のリアルな評判から、気になるサイズ感、そして現在手に入る後継モデルの情報まで、徹底的に深掘りしていきます。
メレル レルム レースが「一生モノ」と言われる理由
メレル レルム レースがなぜこれほどまでに愛されるのか。その最大の理由は、アウトドアブランドとしての意地を感じさせる圧倒的なスペックにあります。
まず目を引くのが、アッパーに使用されている「フルグレインレザー」の質感です。一般的なビジネスシューズに使われるガラスレザーのようなテカリではなく、履き込むほどに味わいが増す、重厚でしなやかな天然皮革が採用されています。これにより、スラックスに合わせれば上品なビジネススタイルに、デニムに合わせれば無骨なカジュアルスタイルにと、一足で何役もこなしてくれます。
内部には、メレル独自の「M-Select MOVE」というミッドソールが搭載されています。これが秀逸で、足の自然な動きに合わせてソールがしなり、歩行時の蹴り出しをスムーズにサポートしてくれます。さらに、かかと部分にはお馴染みの「エアクッション」が内蔵されており、硬いアスファルトの上を一日中歩き回る外回り営業や、石畳の多い海外旅行でも、足腰への負担を劇的に軽減してくれるのです。
まさに、見た目は「デキる大人の革靴」、中身は「高性能トレッキングシューズ」という、理想的なハイブリッドシューズといえるでしょう。
実際に履いた人の評判とリアルな口コミ
道具としての信頼性を測るには、実際に使い倒したユーザーの声を聞くのが一番です。メレル レルム レースのレビューを紐解くと、共通して語られるキーワードが見えてきます。
- 「靴擦れを知らない履き心地」多くのユーザーが驚くのが、新品の状態から足に馴染むスピードです。一般的な革靴は、足に馴染むまで数週間の「修行期間」が必要ですが、レルム レースは最初から包み込まれるような柔らかさがあります。「箱から出してそのまま旅行に履いていったが、全く痛くならなかった」という極端なエピソードも珍しくありません。
- 「悪天候でも頼れるグリップ力」アウトソールには「M-Select GRIP」が採用されており、雨の日の駅の構内や濡れた路面でも滑りにくいのが特徴です。ビジネスシューズ特有の「ツルッと滑る恐怖」から解放されるのは、大きなメリットです。
- 「抗菌防臭機能が優秀」「M-Select FRESH」という加工により、長時間履いていても靴の中が蒸れにくく、嫌なニオイが発生しにくい点も高く評価されています。飲み会などで靴を脱ぐシーンでも安心感がありますね。
一方で、気になるマイナス評価もいくつか存在します。
特に多いのが「ライニング(かかと内側)の摩耗」です。履き心地が良い反面、内側の布地が柔らかいため、脱ぎ履きの頻度が高いと数年で擦り切れてしまうことがあるようです。また、付属の靴紐が少し弱く、早い段階で市販の頑丈な紐に交換してカスタマイズしているユーザーも見受けられました。
失敗しないためのサイズ感と選び方のコツ
ネット通販で購入する際、最も頭を悩ませるのがサイズ選びですよね。メレルの靴全般に言えることですが、モデルによってサイズ感のクセがかなり異なります。
メレル レルム レースに関しては、**「いつものサイズより0.5cm小さめ」**を選ぶのが正解という声が圧倒的です。
メレルの代表作である「ジャングルモック」や、同ブランドのトレッキングシューズは、少し小さめの作りであることが多く、ハーフサイズアップして購入するのが定石です。しかし、このレルム レースはつま先部分(トウボックス)にゆとりのある設計になっており、いつもの感覚で選ぶと「思ったよりデカい」と感じてしまう可能性が高いのです。
もしあなたが、普段スニーカーを27.0cmで履いているのであれば、レルム レースは26.5cmを検討してみてください。本革製なので、履いているうちに自分の足の形に合わせて横幅は広がっていきます。最初はジャスト、あるいは少しタイトかな?と感じるくらいが、数ヶ月後にベストなフィット感になります。
レルム レースは廃盤?今から手に入れる方法
残念ながら、現在メレル レルム レースは生産終了、あるいは流通が極めて限定的な状態にあります。公式オンラインショップでも在庫切れが続いており、いわゆる「廃盤モデル」に近い扱いとなっています。
それでも手に入れたい場合、まずはAmazonや楽天などの並行輸入品の在庫をチェックするのが近道です。タイミングによってはデッドストックが出回ることもあります。
もし新品が見つからない場合、あるいはレルム レースの魂を継承した現行モデルを探しているなら、以下の選択肢が有力です。
- World Vue Lace(ワールド ビュー レース)レルム レースの直接的な後継モデルとして登場したのがこちらです。レルムよりもさらに軽量化されており、より現代的なビジカジスタイルにマッチするスマートなフォルムになっています。
- Jungle Moc Crafted(ジャングル モック クラフト)「紐靴じゃなくてもいい」というのであれば、最高級のレザーを使用したこのモデルも選択肢に入ります。レルム同様、上質なフルグレインレザーを使用しており、ビジネスシーンでも違和感なく馴染みます。
- Moab Adventure 3 Lace(モアブ アドベンチャー 3 レース)よりアウトドア寄りの性能を求めるなら、名作モアブのカジュアル版であるこちらがおすすめ。レルム譲りのタフな歩行性能を備えています。
長く愛用するためのお手入れガイド
メレル レルム レースは非常にタフな靴ですが、適切なケアをすることでその寿命は2倍、3倍に延びます。特にアッパーのフルグレインレザーは、手入れを怠ると乾燥してひび割れてしまいます。
基本は、履いた後に馬毛ブラシでサッと埃を落とすこと。そして月に一度程度、レザークリームで栄養を補給してあげてください。これにより、革に深いツヤが戻り、雨を弾く力も維持されます。
また、内側のライニングが破れやすいという弱点を補うために、靴べらを使用することを強くおすすめします。かかとを潰さずに履く。これだけで、お気に入りの一足を10年選手に育て上げることができるはずです。
メレル レルム レースの評判は?サイズ感や履き心地、後継モデルまで徹底解説!のまとめ
最後に改めて、メレル レルム レースがどのような靴だったのかを振り返ってみましょう。
この靴は、単なる「歩きやすい革靴」ではありません。どんなに足が疲れていても、もう一歩前へ踏み出させてくれるような、アクティブな大人のための相棒です。メレルが培ってきたアウトドアテクノロジーを、これほどまでに洗練されたレザースタイルに昇華させたモデルは、後にも先にもそう多くはありません。
現在、全く同じものを手に入れるのは難しくなっていますが、そのDNAはWorld Vue Laceなどの後継モデルに着実に受け継がれています。もしあなたが「一生歩ける革靴」を探しているのなら、メレルのレルムシリーズ、およびその後継者たちをぜひチェックしてみてください。
一度その履き心地を知ってしまえば、もう二度と「我慢して履く普通の革靴」には戻れなくなるかもしれません。それほどまでに、この靴が提供する体験は特別なのです。



