アウトドアを楽しもうと思ったとき、真っ先に候補に上がるのがメレルとサロモンですよね。でも、いざショップに行くと「結局どっちがいいの?」と迷ってしまう方も多いはず。
見た目のデザインだけで選んで、いざ山道で足が痛くなったら目も当てられません。そこで今回は、永遠のライバルとも言えるメレルとサロモンを徹底比較します。
あなたの足の形、歩き方のクセ、そして使用シーンにぴったりなのはどちらなのか。この記事を読めば、後悔しない靴選びができるようになりますよ。
そもそもメレルとサロモンは何が違うの?
まず最初に、ブランドが持つ「DNA」の違いを理解しておきましょう。ここを外すと、自分のスタイルに合わない靴を選んでしまうリスクが高まります。
快適性を追求するメレルの哲学
メレルは、もともとオーダーメイドのブーツ職人が立ち上げたブランドです。そのため、「履いた瞬間から足に馴染む」という快適性を何よりも大切にしています。
特に有名なのがメレル モアブ 3シリーズ。幅広で甲高な日本人の足にも合いやすく、締め付け感が少ないのが特徴です。のんびり景色を楽しみながら歩くハイキングや、キャンプ、あるいは街歩きなど、「リラックスして長時間履き続けたい」というシーンで圧倒的な支持を得ています。
走るための技術を注ぎ込むサロモン
一方でサロモンは、フランスのスキーエッジ製造から始まったブランドです。雪山という過酷な環境で培われた「足をしっかりホールドして操る」技術が、トレイルランニングや登山靴にも活かされています。
代表的なサロモン X ULTRA 4などを見れば分かるとおり、全体的にタイトでスタイリッシュなシルエットが特徴。これは足のブレを防ぎ、岩場や急斜面でもクイックに動けるようにするためです。スピードハイクを楽しみたい人や、アクティブに動き回りたい派にはサロモンが向いています。
足の形で選ぶならどっち?「幅広・甲高」問題
靴選びで一番失敗しやすいのがサイズ感です。特に日本人は「幅広・甲高」の傾向が強いため、ここは慎重に見極める必要があります。
メレルは「ゆとり」の設計
メレルの靴は、全体的に「ラスト(木型)」がゆったりしています。指先を自由に動かせるスペースが確保されているため、足がむくみやすい長時間の歩行でも圧迫感を感じにくいのがメリット。
もしあなたが「普段から靴選びで横幅がキツく感じることが多い」のであれば、まずはメレルを試してみるのが正解です。特にメレル ワイドワイズモデルは、さらなる解放感を与えてくれます。
サロモンは「ホールド感」の設計
サロモンは欧米ブランドらしい、やや細身(ナロー)な作りが基本です。しかし、近年は日本市場向けにサロモン ワイドモデルを積極的に展開しています。
サロモンの魅力は、足と靴が一体化するようなフィット感にあります。足全体を包み込む「センシフィット」という構造により、靴の中で足が遊ぶことがありません。細身の足の方や、タイトなフィット感を好むならサロモン一択と言えるでしょう。
ソールの性能とグリップ力の違い
地面と接するソールは、安全性に直結する重要なパーツです。ここにも両者のこだわりが詰まっています。
ヴィブラムソールという信頼のメレル
メレルの多くのモデルには、世界的に有名な「Vibram(ヴィブラム)ソール」が採用されています。特にメレル モアブに搭載されているソールは、濡れた路面や泥道でも滑りにくいと評判です。
メレルのソールは比較的柔らかめに作られているものが多く、足裏の感覚を掴みやすいのが特徴。舗装路から土の道まで、オールマイティにこなせる柔軟性を持っています。
自社開発コンタグリップで勝負するサロモン
サロモンは、自社開発の「Contagrip(コンタグリップ)」を採用しています。これは密度の異なるゴムを組み合わせることで、耐久性とグリップ力を両立させたものです。
特にサロモン XA PRO 3Dなどのモデルは、岩場やザレ場(細かい石の道)での食いつきが抜群。また、泥詰まりしにくいラグ(溝)のデザインになっており、悪天候時の安心感はサロモンが一歩リードしている印象です。
便利な機能性と使い勝手の比較
登山靴は脱ぎ履きのしやすさや、ちょっとした機能の差がストレスに繋がります。
クイックレースの魔法
サロモンの代名詞といえば「Quicklace(クイックレース)」です。紐を結ぶ必要がなく、細いワイヤーのような紐をキュッと引っ張るだけで均等に締まります。
余った紐はタン(ベロ)の部分にあるポケットに収納できるため、歩行中に枝に引っかかる心配もありません。このスマートな使い勝手を知ってしまうと、普通の靴紐には戻れないというユーザーも多いです。
圧倒的な汎用性のメレル
メレルは「ジャングルモック」に代表されるように、脱ぎ履きのしやすさや日常への溶け込み方が非常に上手です。
ハイキングシューズであっても、落ち着いたカラーリングが多く、デニムやチノパンとの相性も抜群。朝、家を出てから山を歩き、帰りにカフェに寄るまで、一足で完結させたいならメレルのデザインがしっくりくるはずです。
用途別・あなたにおすすめのモデルはこれ!
ブランドの特徴が分かったところで、具体的なシーン別に最適な一足をご紹介します。
日帰りハイキング・キャンプなら
この用途ならメレル モアブ 3 ゴアテックスが最強の候補です。クッション性が高く、スニーカー感覚で歩けるため、登山初心者でも足が疲れにくいのが特徴です。防水透湿素材のGORE-TEXを採用しているので、雨上がりのキャンプ場でも足元はドライなまま保てます。
スピードハイク・テクニカルな登山なら
少し険しい道に挑戦したい、あるいは軽快に駆け抜けたいならサロモン X ULTRA 4 ゴアテックスを選びましょう。トレランシューズの軽さと、登山靴の安定感をいいとこ取りしたようなモデルです。下り坂での安定感が素晴らしく、膝への負担を軽減してくれます。
普段履き・タウンユースなら
最近のファッション・トレンドである「ゴープコア」を意識するなら、サロモン XT-6が人気です。一方で、究極の楽ちんさを求めるならメレル ジャングルモック 2.0。どちらもアウトドアブランドならではの高機能さを日常で贅沢に味わえます。
長く愛用するためのお手入れのポイント
せっかく手に入れた一足ですから、長く履き続けたいですよね。メレルもサロモンも、基本のお手入れは同じです。
- 帰宅後は泥汚れをブラシで落とす。
- 濡れている場合は、中敷きを抜いて風通しの良い日陰で乾かす。
- 汚れがひどい時は専用のクリーナーを使い、最後に防水スプレーをかける。
特にゴアテックス採用モデルの場合、表面の撥水性が落ちると透湿機能が損なわれ、中が蒸れやすくなります。こまめな防水スプレーが、快適さを長持ちさせる秘訣ですよ。
結局、どっちを買えばいいの?
最後に、これまでの比較をまとめて判断基準を整理しましょう。
メレルを選んだ方がいい人:
- 自分の足が幅広・甲高だと感じている。
- とにかく「歩きやすさ」と「快適な履き心地」を最優先したい。
- 登山だけでなく、キャンプや散歩など幅広いシーンで使いたい。
- 安心のヴィブラムソールで、安定した歩行を楽しみたい。
サロモンを選んだ方がいい人:
- 足をしっかりホールドして、キビキビと動きたい。
- クイックレースによる、ワンタッチでの着脱に魅力を感じる。
- 岩場や急斜面など、少し本格的なコースにも挑戦したい。
- スタイリッシュで都会的なデザインの靴が欲しい。
どちらのブランドも、世界中のアウトドア愛好家に支持されている「間違いない」選択肢です。もし迷ったら、厚手の靴下を履いて実際に足を通してみるのが一番です。その際、踵をしっかり合わせて、指先に1cm程度の余裕があるか確認するのを忘れないでくださいね。
あなたの足にぴったりのパートナーが見つかれば、外に出るのがもっと楽しくなるはずです。
メレル サロモン 比較!あなたに最適な一足を選ぶための決定的なガイド
さて、ここまで詳しくメレルとサロモンを比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。
メレルの持つ優しく包み込むような安心感。サロモンの持つ攻めの姿勢を支えるハイテク機能。どちらが優れているかというよりも、あなたの「歩き方」にどちらが寄り添ってくれるかが重要です。
この記事のメレル サロモン 比較を参考に、ぜひショップで実際に履き比べてみてください。最高のシューズを履いて、素晴らしいアウトドアライフをスタートさせましょう!


