「登山の靴選びで失敗したくない」「フェスでも街でも履けるおしゃれな靴が欲しい」……そんな風に考えているなら、一度は耳にしたことがあるはず。それがメレルの名作メレル カメレオン 8 ストーム ゴアテックスです。
独特のフォルムと鮮やかなカラーリングで、一世を風靡したカメレオンシリーズ。でも、実際のところ「本格的な登山に使えるの?」という疑問を抱いている方は多いですよね。
結論から言えば、カメレオン 8は「日帰り登山やハイキングにおいて、最強クラスの相棒」になります。ただし、選び方や歩く場所を間違えると、その性能を100%引き出せないことも。
今回は、カメレオン 8の進化のポイントから、後悔しないサイズ選び、そして気になるグリップ力の真相まで、徹底的に深掘りしていきます。
カメレオン 8が登山初心者から中級者に選ばれる理由
メレルのカメレオンシリーズがここまで長く愛されているのは、単に「見た目がかっこいいから」だけではありません。第8世代となるカメレオン 8は、過酷なアウトドア環境に耐えうる実力派のスペックを秘めています。
まず特筆すべきは、その「剛性」です。手に取ってみると分かりますが、ソール(靴底)がかなりしっかりしています。
「ソールが硬いと歩きにくいのでは?」と思うかもしれませんが、登山道ではこれが逆。ゴツゴツした岩や木の根を踏んでも足裏に衝撃が響かず、疲れを劇的に軽減してくれるんです。
さらに、アッパーには「ラギッドメッシュ」という耐久性の高い素材を採用。尖った枝や岩に擦れても破れにくく、タフな山行にもしっかり付いてきてくれます。この「安心感」こそが、多くのハイカーに支持される理由ですね。
ゴアテックスの信頼性と進化したヴィブラムソールの実力
登山において、足元の「濡れ」は天敵です。足が濡れると冷えにつながるだけでなく、皮膚がふやけてマメができやすくなるからです。
その点、カメレオン 8 ストーム ゴアテックスは、世界最高水準の防水透湿素材「GORE-TEX」を搭載しています。外部からの雨や水の浸入をシャットアウトしつつ、靴内部のムレ(汗)は外へ逃がしてくれる。雨上がりのぬかるんだ道でも、沢沿いのトレイルでも、常に靴の中をドライに保てるのは大きなアドバンテージです。
そして、カメレオン 8で最も進化したのが「アウトソール」です。
以前のモデルでは「濡れた路面で滑りやすい」という声が一部でありましたが、今作ではイタリアの名門・ヴィブラム社の最新コンパウンド「Vibram XS TREK EVO」を採用しています。
さらに、ラグ(ソールの溝)の深さが5mmへとアップデート。これにより、地面を掴む「噛み合わせ」が格段に良くなりました。泥はけも改善されているので、ドロドロの道を歩いてもグリップ力が落ちにくいのが特徴です。
ローカットとミッドカット、登山にはどちらが正解?
メレル カメレオン 8には、足首の高さが異なる2つのタイプがあります。ここが一番の悩みどころかもしれませんね。
軽快さを重視するならローカット
スニーカーと同じ感覚で履けるローカットは、足首が自由に動くのがメリットです。
- 整備されたハイキングコース
- キャンプや野外フェス
- 普段の街歩きとの兼用こうしたシーンがメインなら、ローカットが非常に使い勝手が良いでしょう。
登山をメインにするならミッドカット
一方で、本格的な登山道を歩くなら断然ミッドカット(ミッド)をおすすめします。
- 足首を固定し、捻挫のリスクを抑える
- 小石や砂、雨水が靴の中に入りにくい
- 重い荷物を背負った時の安定感が違う特に下り坂では、足首のホールドがあるだけで膝への負担が大きく変わります。初めての登山靴として選ぶなら、ミッドカットを選んでおけば間違いありません。
失敗しないためのサイズ選びとフィッティングの極意
登山靴選びで最も重要なのがサイズ感です。普段履いているスニーカーと同じ感覚で選ぶと、山で地獄を見ることになりかねません。
登山の際は、クッション性の高い「厚手の靴下」を履くのが基本です。そのため、メレル カメレオン 8を選ぶ際は、普段のサイズより「0.5cm〜1.0cm大きいサイズ」を基準にしてください。
理想的なフィッティングは以下の通りです。
- 靴に足を入れて、つま先を一番前まで寄せる
- その状態で、かかとに「人差し指が一本入る」程度の隙間がある
なぜこれが必要かというと、山の下り道でつま先が靴の先端に当たってしまうのを防ぐためです。ピッタリサイズを選んでしまうと、下山時に親指を痛めたり、爪が真っ黒になって剥がれたりする原因になります。
メレルの靴は比較的日本人の足に合いやすい「幅広」な作りになっていますが、必ず厚手の靴下を履いた状態で試着し、甲周りのホールド感を確認してくださいね。
カメレオン 8で登れる山の限界はどこまで?
さて、気になる「どの程度の山まで行けるのか」という問題。
カメレオン 8は「ライトトレッキングシューズ」に分類されます。そのため、以下のような山行が最も得意分野です。
- 高尾山、御岳山、筑波山などの低山
- 尾瀬や上高地などの木道歩き
- 日帰りの一般登山道(整備されている道)
逆に、以下のようなシーンでは力不足を感じるかもしれません。
- 北アルプスなどの険しい岩稜帯(ジャンダルムのような場所)
- テント泊など、10kg以上の重装備を背負う縦走
- 厳冬期の雪山登山(アイゼン装着には向きません)
あくまで「日帰り〜1泊(小屋泊)のライトな登山」において、その機動力と快適さを発揮する一足だと考えておきましょう。
長く愛用するためのお手入れ方法
せっかく手に入れたメレル カメレオン 8ですから、長く使いたいですよね。ゴアテックスの機能を維持するためには、使用後のメンテナンスが欠かせません。
山から帰ったら、まずは柔らかいブラシで泥汚れを落としましょう。泥が詰まったままだと、ゴアテックスの透湿性が損なわれ、ムレやすくなってしまいます。
汚れがひどい場合は、専用のクリーナーか、ぬるま湯で優しく洗ってください。直射日光を避け、風通しの良い日陰でしっかり乾かすのがポイント。仕上げに撥水スプレーをかけておけば、汚れがつきにくくなり、次回の山行も快適に楽しめます。
まとめ:メレル カメレオン 8で登山はできる?プロが教える性能・サイズ感と失敗しない選び方
いかがでしたか?
メレル カメレオン 8 ストーム ゴアテックスは、その洗練されたルックスからは想像できないほど、本格的な「歩くための機能」が詰まった一足です。
- Vibram最新ソールによる確かなグリップ力
- ゴアテックスによる完全防水の安心感
- 岩場でも足を守るしっかりとした剛性
これだけの性能を備えつつ、街歩きにも馴染むデザイン性はメレルにしか出せない魅力です。「山も街も、これ一足で遊び尽くしたい」という欲張りな願いを叶えてくれるでしょう。
サイズ選びは「少し大きめ」を意識して。そして、自分の歩きたい山のレベルに合わせてローかミッドかを選んでみてください。
一歩踏み出すたびに感じる安定感と、足首を包み込む安心感。カメレオン 8と一緒に、次の週末は新しい景色を見に山へ出かけてみませんか?きっと、今まで以上に歩くことが楽しくなるはずですよ。


