「メレルの靴を新調したいけれど、最新モデルはちょっと高いな……」
「昔履いていたあのモデルの履き心地が忘れられない」
そんな風に感じている方は多いのではないでしょうか。アウトドアシューズの代名詞とも言えるメレルですが、実は今、あえてメレルの旧モデルを指名買いする賢いユーザーが増えています。
最新技術が投入された現行品はもちろん素晴らしいものです。しかし、メレルの歴史を振り返ると、旧型にしかない絶妙なフィット感や、今では手に入りにくいデザインの魅力が詰まっています。
今回は、メレルの代表作であるモアブやカメレオン、ジャングルモックの新旧の違いを徹底比較しながら、型落ちモデルを賢く手に入れる方法や注意点を詳しく解説していきます。
なぜ今、メレルの旧モデルが注目されているのか
新しいモデルが出れば古いものは廃れる、というのが一般的な流れですが、メレルの場合は少し事情が異なります。ファンが「旧型」にこだわるのには、しっかりとした理由があるのです。
圧倒的なコストパフォーマンス
最大のメリットは、やはり価格です。メレルに限らず、昨今の原材料費高騰により、最新モデルの定価は上昇傾向にあります。一方で、型落ちとなったメレル モアブ2のような旧モデルは、在庫処分セールやアウトレットで大幅に値下げされることがあります。
ゴアテックス(GORE-TEX)を採用した本格的な防水透湿シューズが、現行品より数千円安く手に入るのは、これからアウトドアを始めたい方にとっても大きな魅力でしょう。
履き慣れた「あの感覚」を求めて
メレルはモデルチェンジの際、木型(ラスト)の形状を微調整することがあります。
「最新のメレル モアブ3を履いてみたけれど、自分の足には旧型のモアブ2の方がしっくりくる」という声は少なくありません。
特に登山や長距離のウォーキングでは、わずかなフィット感の差が疲れやすさに直結します。自分の足に完璧に馴染むモデルが見つかったとき、その「旧モデル」をストックしておきたいと考えるのは、経験豊富なユーザーほど多い傾向にあります。
代表モデルの新旧比較:何が変わって、何が変わらないのか
メレルの主要3シリーズについて、旧モデルと現行モデルの違いを具体的に見ていきましょう。
1. MOAB(モアブ)シリーズ
「マルチスポーツシューズ」として世界中で愛されているモアブ。現在は「3」が主力ですが、あえて「2」を探す人が後を絶ちません。
- 旧モデル:メレル モアブ2適度な柔らかさとホールド感のバランスが絶妙で、箱から出してすぐに山へ行けると言われるほどの快適さが特徴です。
- 現行モデル:メレル モアブ3ミッドソールのクッション性が強化され、より安定感が増しました。また、アウトソールのVibramコンパウンドも刷新され、グリップ力が向上しています。
比較の結論:
モアブ3はより「登山靴」に近いしっかりとした安定感があります。一方で、スニーカーに近い軽快な足運びを好むなら、少し柔らかめの旧モデル「2」の方が歩きやすいと感じるかもしれません。
2. CHAMELEON(カメレオン)シリーズ
フェスやキャンプの定番といえばカメレオン。特に「ストーム」シリーズは日本独自の進化を遂げてきました。
- 旧モデル:メレル カメレオン7 ストーム軽量な保護プレートを搭載し、尖った石の上を歩いても足裏が痛くなりにくい設計です。
- 現行モデル:メレル カメレオン8 ストームソールの溝(ラグ)が深くなり、泥はけが良くなりました。よりハードな路面状況に対応できるようになっています。
比較の結論:
カメレオン8は全体的にタイトな作り(細身)になったというレビューが多く見られます。足幅が広い方や、厚手の靴下を履くことが多い方は、少しゆとりのある旧モデルのサイズ感を好む傾向にあります。
3. JUNGLE MOC(ジャングルモック)シリーズ
アフタースポーツシューズの金字塔。20年以上変わらないデザインの裏で、進化版も登場しています。
- 旧モデル:メレル ジャングルモック オリジナルぽってりとしたフォルムと、包み込まれるようなフィット感。これぞメレルという一足です。
- 進化モデル:メレル ジャングルモック 2.0シルエットが細身になり、Vibramソールを採用。さらに、かかとの形状が工夫され、手を使わずに履ける「ハンズフリー」的な使い勝手が向上しました。
比較の結論:
スタイリッシュに街履きしたいなら2.0ですが、リラックス感を重視するなら、やはり旧来のデザインである「オリジナル」が最強です。実はこのオリジナル、あまりに人気のため「旧モデル」という扱いではなく、今も継続販売されている稀有な存在です。
旧モデルを選ぶ際の注意点とチェックポイント
安くて魅力的な旧モデルですが、購入時にはいくつか気をつけておきたいポイントがあります。
加水分解という宿命
これはメレルに限った話ではありませんが、シューズのミッドソールに使われるポリウレタンなどの素材は、時間が経つと水分と反応してボロボロになる「加水分解」を起こします。
あまりに古い(製造から5年以上経過しているような)デッドストック品の場合、見た目が綺麗でも、一度履いたらソールが剥がれてしまうリスクがあります。購入時は、いつ頃まで正規店で販売されていたものかを確認するのが無難です。
サイズ感の微妙な違い
モデルチェンジを境に、同じサイズ表記でも「幅」や「甲の高さ」が変わることがあります。
「ずっとメレルを履いているから、サイズはいつも通りで大丈夫」と過信せず、旧モデルを初めて購入する場合は、返品交換が可能なショップや、メレル シューズの試着サービスを利用することをおすすめします。
メレルの旧モデルを賢く探す方法
では、実際にどこで旧モデルを探せば良いのでしょうか。
- 直営アウトレットモール三井アウトレットパークやプレミアム・アウトレットにあるメレルの直営店は、型落ち品の宝庫です。実際に足を入れて確認できるのが最大の強みです。
- ECサイトの在庫処分コーナーAmazonや楽天市場では、新モデルの発表直後に旧モデルが「在庫限り」として大幅値引きされます。
- ABCマート等の大型量販店オンライン実店舗には最新モデルしかなくても、オンラインショップの隅っこに旧モデルが驚きの価格で眠っていることがあります。
自分の足に合ったメレル旧モデルで、一歩先へ
メレルのシューズは、どれも「長く付き合える」耐久性を持っています。
最新モデルが必ずしも「あなたにとっての正解」とは限りません。旧モデルの中にこそ、あなたの足の形や歩き方の癖にぴったり合う、運命の一足が隠れている可能性があるのです。
機能、デザイン、そして価格。
すべてのバランスを考えたとき、あえて一歩引いてメレルの旧モデルを選択肢に入れることは、非常に賢い買い物と言えるでしょう。
自分にぴったりの一足を手に入れて、次の週末はもっと遠くまで歩いてみませんか?
まとめ:メレル旧モデルの魅力と賢い選び方。新旧比較でわかる後悔しない一足!
いかがでしたでしょうか。
メレルの旧モデルを探すことは、単なる節約術ではありません。それは、自分にとっての「最高の履き心地」を妥協せずに追求するプロセスでもあります。
- モアブ2のような、ソフトで馴染みの良い履き心地。
- カメレオン7のような、ゆとりのあるフィット感。
- ジャングルモック オリジナルのような、不朽のデザイン。
これらはすべて、現行品にはない独自の価値を持っています。
もし、あなたがこれからメレル 登山靴やウォーキングシューズを探すなら、ぜひ新旧両方のスペックを比較してみてください。加水分解のリスクやサイズ感の変化にさえ気をつければ、旧モデルはあなたの強力な相棒になってくれるはずです。
賢く選んで、後悔のないシューズ選びを楽しみましょう。
次にあなたが足を通す一足が、素晴らしい景色を見せてくれることを願っています。


