登山道を歩いているときや、トレイルを駆け抜けているとき、ふとした瞬間に「チクッ」とした違和感を覚えたことはありませんか?靴の中に小さな小石や砂、あるいは枯れ葉が入り込んでしまう、あのストレスです。
一度気になると、立ち止まって靴を脱ぎ、中身を振り払わなければなりません。せっかくのリズムが崩れてしまいますよね。そんな悩みを一気に解決してくれる魔法のアイテムが「ゲイター(スパッツ)」です。
特にメレルのシューズを愛用している方なら、純正や相性の良いゲイターを取り入れるだけで、アウトドアの快適性が劇的に向上します。今回は、メレルのシューズに最適なゲイターの選び方や、その驚きの効果について詳しく解説していきます。
そもそも「メレルのゲイター」が必要な理由とは?
「ゲイターなんて雪山に行く人が着けるものでしょ?」と思っている方も多いかもしれません。しかし、実は無雪期のハイキングやトレイルランニングこそ、ゲイターが真価を発揮するシーンなのです。
異物の侵入をシャットアウトする
一番の目的は、履き口からの異物侵入を防ぐことです。メレル モアブ 3のようなローカットやミッドカットのシューズは脱ぎ履きしやすく快適ですが、どうしても足首周りに隙間ができやすくなります。ゲイターを装着することで、この隙間を物理的に塞ぎ、砂利や泥、さらには不快な虫の侵入までブロックしてくれます。
シューズの機能を最大限に引き出す
メレルのシューズには、あらかじめゲイターを装着することを想定した設計が盛り込まれているモデルが多々あります。例えば、つま先付近にある「Dリング」や、踵(かかと)部分のベルクロ(マジックテープ)です。これらを活用することで、ゲイターが走行中にズレることなく、シューズと一体化して足を保護してくれます。
疲労軽減にもつながる
靴の中に小さな砂粒が入ったまま歩き続けると、足裏にマメができたり、皮膚が擦れたりする原因になります。痛みやかゆみを気にしながら歩くのは、精神的にも肉体的にも疲れるものです。足元の不安をゼロにすることで、より遠くへ、より安全に歩き続けることができるようになります。
メレル純正「トレイル フットウェア ゲイター」の魅力
メレルが自ら展開しているメレル ゲイターは、まさにトレイルを愛する人のために作られた逸品です。一般的な登山用スパッツとは一線を画す、その特徴を見ていきましょう。
驚くほどの軽量性と通気性
本格的な雪山用ゲイターはゴアテックスなどの厚手生地で作られていますが、メレルの純正ゲイターは非常に薄く、ストレッチ性の高い素材を採用しています。着けていることを忘れるほど軽く、通気性も抜群。夏場の低山や、激しく汗をかくトレイルランニングでも足首が蒸れて不快になることがありません。
シンプルかつ確実な固定システム
多くのゲイターは靴底にストラップを通すタイプですが、メレルのショートゲイターは「ストラップレス」に近い構造をとっています。
- フロント: シューズのDリングや靴紐にフックを引っ掛ける。
- リア: 踵のベルクロにペタッと貼り付ける。この2点固定により、靴底のストラップが岩に引っかかって切れたり、歩行の邪魔になったりする心配がありません。
どんなシューズにも馴染むデザイン
メレルらしい、シンプルで洗練されたデザインも魅力です。派手すぎないカラーリングは、お手持ちのウェアともコーディネートしやすく、プロっぽい引き締まった足元を演出してくれます。
メレルのシューズとゲイターの完璧な組み合わせ
メレルのラインナップには、ゲイター装着に最適なモデルが揃っています。お手持ちのモデル、あるいは購入予定のモデルに「ゲイター機能」があるかチェックしてみましょう。
王道の「モアブ 3」シリーズ
ハイキングシューズの代名詞メレル モアブ 3には、多くのモデルでフロント部分に「ゲイターDリング」が装備されています。ここにゲイターのフックをかけるだけで、前方の浮き上がりを完璧に抑えられます。富士山の砂走りのような、深い砂地に足が沈む場面では、このDリングの有無が快適性を大きく左右します。
本格トレランモデル「アジリティ ピーク 5」
メレル アジリティ ピーク 5は、より積極的にゲイターを活用できるモデルです。踵部分に「ゲイタートラップ(ベルクロのメス側)」が標準装備されており、純正ゲイターや他社のトレラン用ゲイターをワンタッチで固定できます。過酷なトレイルを駆け抜ける際も、ゲイターが一切バタつかない快感は一度味わうと戻れません。
スピードを追求する「MTL」シリーズ
メレルのテストラボから生まれた「MTL」シリーズのような軽量モデルには、超軽量なメレル ゲイターがベストマッチ。1分1秒を争うレースシーンにおいて、靴の中のゴミを気にするロスを排除できるのは大きなアドバンテージになります。
失敗しないゲイターの付け方とコツ
せっかく良い道具を手に入れても、使い方が間違っていては効果が半減してしまいます。メレル流のスマートな装着術をマスターしましょう。
- 靴を履く前に足を通すゲイターは、靴を履いた後に上から被せるのではなく、まず靴下のような感覚で足首まで通しておきます。この順番を間違えると、後から履き口を通すのが大変になります。
- シューズをしっかり履くお気に入りのメレルを履き、いつも通り紐を締めます。
- フロントフックを「下から上へ」ゲイターのつま先側にあるフックを、Dリングまたは靴紐のなるべく遠い位置に引っ掛けます。
- 踵を固定するシューズにベルクロがある場合は、そこにゲイターの裏面を合わせます。もしシューズ側にベルクロがない場合は、付属の粘着式ベルクロをシューズに貼るか、踵を覆うように深く被せる工夫が必要です。
- 隙間をチェック最後に立ち上がり、足首を動かしてみて隙間がないか確認します。ストレッチ素材がピンと張っている状態が理想です。
メレル愛好家におすすめしたいゲイター3選
メレルのシューズと相性抜群なアイテムを厳選しました。
1. メレル純正 トレイル フットウェア ゲイター
間違いのない選択肢です。メレルのシューズ設計に完璧にフィットするように作られており、特にアジリティピーク等のベルクロ搭載モデルを使っているなら、これ以外の選択肢はないと言っても過言ではありません。
2. アルトラ トレイルゲイター
メレルと同じく「踵ベルクロ固定」を採用しているアルトラのゲイターは、実はメレルのシューズとも非常に相性が良いです。カラーバリエーションが豊富なので、シューズの色に合わせて遊び心を出したい方におすすめです。
3. サロモン トレイル ゲイター
サロモンのゲイターは、足首周りの保護性能が非常に高く、サイドからの衝撃や小枝の跳ね返りからも守ってくれます。踵にベルクロがないタイプのメレルシューズ(カメレオンシリーズなど)を使用している場合は、このような汎用性の高いモデルが重宝します。
メレルのゲイターで足元を快適に!登山やトレランでの使い方とおすすめ3選のまとめ
アウトドアにおいて、足元の快適さは楽しさに直結します。小さな砂利一つで不快な思いをするのは、実にもったいないことです。
メレル ゲイターを取り入れることで、あなたはもう「靴の中のゴミ」を気にする必要がなくなります。目の前の絶景や、心地よいトレイルの感触に100%集中できるようになるのです。
もし、まだゲイターを試したことがないのであれば、次の山行からぜひ導入してみてください。特にメレルのシューズをお持ちなら、その設計の意図が「カチッ」とハマる感覚に感動するはずです。
正しい使い方をマスターし、自分にぴったりの一足(と一枚)を見つけて、ストレスフリーなアウトドアライフを満喫しましょう!


