「メレルの靴はデザインも履き心地も最高!でも、雨の日のタイルでヒヤッとした……」
そんな経験はありませんか?ネットで「メレル」と検索すると、予測変換に「すべる」という言葉が出てくることがあります。せっかくお気に入りの一足を手に入れたのに、濡れた路面でスケートのように滑ってしまっては、安心して歩けませんよね。
実は、メレルの靴が「滑りやすい」と言われるのには明確な理由があります。そして同時に、最新のモデルではその弱点が劇的に改善されているのをご存知でしょうか。
今回は、メレルの愛用者が直面する「滑る問題」の真相から、絶対に滑りたくない人が選ぶべき最強モデル、そして今すぐできる対策までを徹底的に解説します。これを読めば、もう雨の日の駅構内やマンホールを恐れる必要はありません。
なぜ「メレルの靴はすべる」という噂があるのか?
メレルの代名詞といえば、累計販売足数1,700万足を超える超ロングセラージャングルモックですよね。しかし、この初期モデルこそが「メレル=滑る」というイメージを定着させてしまった要因でもあります。
1. アウトソールの設計思想の違い
メレルの多くのシューズは、もともと「アウトドア(未舗装路)」を歩くために設計されています。土の道や岩場、泥の上でしっかりと地面を掴むために、靴底の溝(ラグ)が深く作られているのです。
こうした靴で、雨に濡れた滑らかなタイルやマンホールの上を歩くとどうなるでしょうか?接地面が「点」になってしまい、摩擦力が極端に低下します。つまり、オフロード用のタイヤで雨のサーキットを走るような状態になってしまうわけです。
2. ビブラムソールの誤解
メレルには世界的に有名な「Vibram(ビブラム)ソール」が採用されているモデルが多いですが、「ビブラムだから滑らない」というのは大きな誤解です。
ビブラム社は用途に合わせて数百種類以上のソールを作っています。耐久性を重視した硬いゴムのソールは、岩場では頼もしいですが、濡れた平滑面では硬さが裏目に出て滑りやすくなります。メレルの旧モデルには、この「耐久性重視」のタイプが多く採用されていたため、街中での評価が分かれる結果となりました。
3. ソールの経年劣化
どんなに優れた靴でも、履き続けるうちに底が削れて平らになります。溝がなくなった靴底は、水膜を逃がすことができず、ハイドロプレーニング現象を引き起こします。もし今履いているメレルが急に滑るようになったと感じるなら、それは買い替え時のサインかもしれません。
滑りにくいメレルを見分ける「3つのテクノロジー」
「それでもメレルのデザインと履き心地が好き!」という方に朗報です。近年のメレルは、日本の都市環境(濡れたタイルや駅の床)に合わせたテクノロジーを次々と投入しています。
選ぶ際にチェックすべきは、以下の3つのキーワードです。
① Vibram MegaGrip(ビブラム メガグリップ)
現在、メレルの中で「最も滑らない」と評されるのがこのメガグリップ搭載モデルです。濡れた岩場や湿った路面でも、吸い付くようなグリップ力を発揮します。トレイルランニングシューズや最新のハイキングブーツに採用されており、雨の日の街歩きでも圧倒的な安心感があります。
② Vibram Arctic Grip(アークティックグリップ)
冬の凍結路面や雪道を歩くなら、これ一択です。ソールの黒い部分の中に、特殊な素材が含まれた水色のチップが配置されており、氷の上でも滑りにくい設計になっています。北国の方や冬のレジャーには欠かせない技術です。
③ M-Select GRIP(エムセレクト グリップ)
メレルが独自に開発したソールです。ビブラムに比べてラバーが柔らかく、接地面を広く取る設計になっているものが多いため、日常使いでの安定感に定評があります。
街歩きから登山まで!滑りたくない人のための推奨モデル
具体的にどのモデルを選べばいいのか。用途別に「滑りにくさ」を重視したおすすめを紹介します。
街履き最強の進化系:ジャングルモック 2.0
初代の弱点だった「雨の日の滑りやすさ」を見事に克服したのが、この「2.0」です。アウトソールにビブラムソールを採用し、パターンの形状も街中での防滑性を意識して刷新されました。脱ぎ履きのしやすさはそのままに、グリップ力が格段に向上しています。
安定感抜群の定番:モアブ 3
ハイキングシューズの代名詞モアブ 3シリーズも、最新作ではソールのコンパウンドが見直されています。マルチスポーツ対応なので、キャンプから雨の日の通勤まで幅広くカバーできる万能選手です。
グリップ力重視なら:アジリティ ピーク 5
「とにかく滑るのが嫌だ!」という方には、トレイルランニング用のアジリティ ピーク 5がおすすめです。最高峰の「メガグリップ」を搭載しているため、濡れた路面での安心感は他のモデルとは一線を画します。厚底によるクッション性も相まって、長距離歩行も苦になりません。
今持っているメレルが滑るときの対策
新しい靴に買い替える前に、今の靴でできる対策もいくつかあります。
- 歩き方を変えてみる雨の日のタイルでは、踵(かかと)から強く着地せず、足裏全体で垂直に地面を押さえるように歩くと滑りにくくなります。
- ソールの汚れを落とす溝に泥や砂が詰まっていると、グリップ力は発揮されません。定期的にブラシで掃除するだけで、本来の性能が復活することがあります。
- 市販の滑り止めを活用するどうしても滑る場合は、靴底に貼るタイプの滑り止めステッカーを検討してみてください。ただし、メレルのような凹凸の激しいソールには貼りにくい場合があるため注意が必要です。
結論:メレルですべる悩みはモデル選びで解決できる!
「メレルは滑るから避ける」というのは、今のラインナップを知ると非常にもったいないことです。
初期のモデルや特定のオフロード専用シューズには、確かに濡れた路面が苦手なものもありました。しかし、ジャングルモック 2.0やメガグリップ搭載モデルを選べば、その履き心地の良さを最大限に享受しながら、雨の日も安全に歩くことができます。
自分のライフスタイルが「街歩き中心」なのか、「キャンプや山歩きがメイン」なのかを整理して、最適なソールを選んでみてください。メレルの靴は、正しく選べばあなたの最高の相棒になってくれるはずです。
もし、今履いている靴で「やっぱりメレルですべる」と感じるなら、それは最新のテクノロジーを体感する絶好のチャンスかもしれません。ぜひ一度、店頭やネットショップで進化したソールをチェックしてみてくださいね。


