夏が近づくと、毎年そわそわしてしまう。クローゼットを開けて、去年の服を眺めながら「今年はどんな私になろうかな」って考える時間、結構好きなんです。
そんな中でふと目に留まったのが、あのデイジーのロゴ。そう、マリークワントです。
華やかで、ちょっと毒があって、それでいて少女のような無邪気さも残っている。マリークワントのサンダルには、そんな相反する魅力がギュッと詰まっています。でも実際に店頭で手に取ると「この年齢で履いても大丈夫かな」「子供っぽく見えないかな」なんて迷いが顔を出す。そんな悩みに寄り添いながら、大人が素敵に履きこなせるマリークワントのサンダルをご紹介しますね。
なぜ今、マリークワントのサンダルが気になるのか
ミニスカートを世に広めた伝説のブランド。そんな枕詞で語られることの多いマリークワントですが、今静かに再評価が進んでいるんです。とりわけマリークワント サンダルは、レトロとモダンが絶妙に交差するアイテムとして注目されています。
理由は大きくふたつ。
ひとつは、90年代から2000年代初頭のカルチャーを思わせる太めストラップやボリュームソールが、今のトレンドにどんぴしゃり。もうひとつは、ブランドアイコンであるデイジーの花が、シンプルな夏服に一瞬でストーリーを宿してくれること。
ロゴやブランド名が前面に出ているアイテムって、ともすると自己主張が強すぎることもありますよね。でもデイジーモチーフは不思議。主張はしっかりあるのに、きつくない。花のモチーフ自体が持つ柔らかさが、うまく中和してくれているのかもしれません。
デイジーを履くということ。ブランドヒストリーがくれる特別感
マリークワントが初めてデイジーのロゴをあしらったのは1960年代。当時のロンドンは、古い価値観を打ち破ろうとする若者たちのエネルギーで溢れていました。そんな渦中で、マリー・クワントはファッションを自己表現の道具に変えた先駆者のひとりです。
デイジーのロゴが生まれたきっかけには「花を摘むように、自由にファッションを摘み取ってほしい」という彼女のメッセージがあったと言われています。
この話を知っているとマリークワント レザーサンダルを手に取ったとき、感じる重みが違ってくるんです。ただ可愛いだけじゃない。自分の足で好きな道を歩いていこう、そんなさりげない意思表明のようなものを、デイジーは静かに背中に添えてくれます。
シーン別に見る、大人が選びたいマリークワントサンダル
大人がマリークワントを取り入れるなら「品のある遊び心」が鍵になります。全身をポップにまとめるのももちろん素敵ですが、私たちはもう少し引き算が上手くなった。だからこそ、足元にだけデイジーを転がすような感覚がちょうどいいんです。
日常使いのレザーサンダル
きれいめパンツにリネンのシャツ、そこにマリークワント レザーサンダルを合わせる。これだけで、普通の平日が特別な一日に変わります。バックル部分に小さく刻印されたデイジーが、さりげなく足元で光る。主張しすぎないから、オフィスカジュアルにもすっと馴染んでくれます。
色はモノトーンを選べば引き締まった印象に、パステルを選べば一気に春夏らしい抜け感が生まれます。足に馴染むレザーは履くほどに柔らかくなって、夏の終わりには自分の足の形にフィットしたオンリーワンの相棒になっているはず。
休日のラバーサンダル
マリークワント ラバーサンダルが本領を発揮するのは、やっぱりオフの日。海やプール、フェス、ちょっとした公園遊びなんかにぴったりです。
このラバーサンダルのいいところは、可愛いだけで終わらないところ。水に濡れてもさっと拭けるし、砂がついても洗い流せる。何より太めのストラップが足をしっかりホールドしてくれるから、ぺたんこサンダルなのに歩きやすいんです。
休日こそ、思い切りデイジーを楽しむ。ビビッドなピンクやイエローを選んで、白のTシャツとデニムショーツに合わせる。それだけで十分な主役感。大人になると自然とベーシックカラーに手が伸びがちですが、マリークワントの力を借りれば、案外すんなりと冒険できたりします。
雨の日も気兼ねなく履ける安心感
突然の夕立に慌てて靴を選び直す、なんて経験ありませんか。私は去年までしょっちゅうでした。でもラバーサンダルなら、そんな心配は無用。むしろ雨のしずくがデイジーの上でキラキラ光るのを見ていると、憂鬱なはずの雨の日がちょっと好きになったりもします。
デイジーサンダルが映える、大人のスタイリングのコツ
マリークワントのサンダルを履きこなすポイントは「合わせるものを引き算する」こと。デイジー自体が持つ華やかさを主役にするため、服はシンプルで上質な素材を選ぶと、ぐっと大人っぽい仕上がりになります。
例えばリネンワイドパンツにコットンシルクのブラウス。そこにマリークワント サンダル デイジーを合わせれば、品の良さの中にちゃんと遊びがある。全身をモノトーンでまとめて、足元だけ鮮やかなイエローを投入するのもおすすめです。
小物でデイジーを重ねるのも素敵です。ブランドにはデイジーモチーフのバッグやアクセサリーもあるので、足元と小さくリンクさせると統一感が生まれます。ただしやりすぎるとテーマパーク感が出てしまうので、どちらかひとつに絞るくらいがちょうどいいバランス。
サイズ選びとお手入れ、長くつきあうために
サンダルを選ぶとき、デザインと同じくらい気になるのが履き心地ですよね。マリークワントのサンダルは比較的標準的なサイズ感ですが、ラバーサンダルは伸縮性がほとんどないため、サイズ選びが重要です。
いつものサイズでぴったりだったという声もあれば、甲高の方はワンサイズ上を選んで正解だったというレビューも見かけます。試着が難しい場合は、普段履いているサンダルのサイズ感と口コミを照らし合わせながら決めるのが安心です。
お手入れについては、ラバーサンダルは水洗いでOK。汚れが気になったら中性洗剤でさっと洗って、直射日光を避けて乾かせば長持ちします。レザーサンダルは汚れを柔らかい布で拭き取ったあと、保湿クリームでケアを。シーズンオフは形が崩れないよう新聞紙などを詰めて保管すると、次の夏も気持ちよく履けます。
マリークワントのサンダルで過ごす夏は、きっとちょっと特別だ
ファッションに正解なんてないし、年齢に合う合わないの線引きも、本当は必要ないんだと思います。それでも私たちはつい「自分にはもう可愛すぎるかな」と躊躇してしまう。
でも、マリー・クワントが花を摘む自由をくれたように、私たちも好きなものを自由に選んでいいはずです。ポップでありながら、どこかエレガント。そんな絶妙な塩梅を知っているマリークワント サンダルは、大人の夏にこそ寄り添ってくれる相棒です。
今年の夏は、デイジーの花を足元に咲かせてみませんか。きっと毎日の歩き方が、少しだけ軽やかになる気がします。



