「定番モデルの名前は聞くけど、それぞれの違いや歴史って何?」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
プーマ(PUMA)は、アディダスの創設者の兄であるルドルフ・ダスラーによって1948年に誕生しました。以来、スポーツの現場からストリートシーンまで、常に第一線を走り続けてきたブランドです。
プーマのスニーカーの最大の魅力は、なんといっても「時代に流されない普遍的な美しさ」と「サブカルチャーとの深い結びつき」にあります。
この記事では、プーマの長い歴史を彩ってきた歴代の名作モデルから、今すぐ手に入れたい現行の人気モデルまで、その魅力を余すことなく解説します。自分にぴったりの一足を見つけるための参考にしてくださいね。
プーマの歴史を語る上で外せない「3大クラシックモデル」
プーマのスニーカーを知るなら、まずはこの3つのモデルを避けては通れません。1960年代から70年代にかけて誕生したこれらのモデルは、現在のスニーカーカルチャーの礎となっています。
1. 全スニーカーの頂点「プーマ スウェード(PUMA SUEDE)」
1968年に誕生したPUMA SUEDEは、プーマの顔とも言える一足です。もともとはバスケットボールのウォームアップシューズとして開発されました。
当時のスニーカーはキャンバス(布)素材が主流でしたが、プーマは耐久性と発色の良さを求めて「スウェード素材」を採用。これが革命的でした。
1980年代には、ニューヨークのB-BOY(ブレイクダンサー)たちの間で爆発的な人気を博します。厚手のシューレースに付け替え、カラフルなスウェードを履きこなすスタイルは、ヒップホップ文化の象徴となりました。
- 特徴: 毛足の短い上質なスウェード、サイドの「フォームストリップ」。
- 魅力: どんなファッションにも馴染む究極にシンプルなシルエット。
2. シグネチャーモデルの先駆け「クライド(CLYDE)」
1973年、NBAのスター選手ウォルト・クライド・フレイジャーの要望に応えて作られたのがPUMA CLYDEです。
彼はコート内外で非常にファッショナブルな人物として知られていました。彼が求めたのは「より軽く、より幅広く、そしてスタイリッシュなシューズ」でした。
スウェードと見た目は似ていますが、クライドの方がやや横幅にゆとりがあり、サイドに「Clyde」のロゴが刻印されているのが大きな違いです。世界初のシグネチャーモデルの一つとしても歴史的価値があります。
3. クリーンな美しさ「バスケット(BASKET)」
PUMA BASKETは、スウェードのレザーバージョンとして登場しました。
スウェードの温かみのある質感に対し、バスケットはスムースレザーによる上品な光沢が特徴。よりクリーンでフォーマルな印象を与えるため、大人のきれいめカジュアルにも最適です。
90年代の衝撃!ハイテクとイノベーションの時代
1990年代、スニーカー業界には「ハイテクブーム」が到来します。プーマもまた、独自の技術で世界を驚かせました。
紐のない革命「ディスク ブレイズ(DISC BLAZE)」
1991年に発表されたPUMA DISC BLAZEは、靴紐を一切排除した画期的なモデルでした。
甲の部分にある円形の「ディスク」を回すことで、内部のワイヤーが締まり、個々の足に完璧にフィットする仕組みです。この未来的なルックスとメカニカルなギミックは、当時のスニーカーヘッズを熱狂させました。
現在でも、その独特なシルエットは唯一無二の存在感を放っています。
ハチの巣の力「トライノミック(TRINOMIC)」
同時期に開発されたのが、ハチの巣状の構造を持つクッショニングシステム「トライノミック」です。
六角形のセルが並んだソールは、荷重がかかるとそれぞれが独立して動き、衝撃を吸収・分散させます。この技術を搭載したPUMA R698などは、今でもレトロランニングモデルとして高い人気を誇っています。
独自の進化を遂げた「モータースポーツ」と「Y2K」
他のブランドにはないプーマ独自の強みが「モータースポーツ」との関わりです。
00年代の覇者「スピードキャット(SPEEDCAT)」
F1ドライバーのレーシングシューズをベースに、街履き用にアレンジされたのがPUMA SPEEDCATです。
ペダル操作をしやすくするための極薄ソールと、足にぴたっと吸い付くような細身のシルエット。2000年代初頭に爆発的なブームとなりました。
近年、2000年代の流行を再解釈する「Y2Kファッション」のトレンドにより、このスピードキャットが再び脚光を浴びています。ワイドパンツの裾からちらりと覗く、華奢なシルエットが今また新鮮です。
プーマのスニーカー選びで失敗しないためのポイント
「プーマはサイズ選びが難しい」という声をよく聞きます。それは、プーマがかつて採用していた細身の木型(ラスト)のイメージが強いためです。
サイズ感のコツ
プーマのクラシックモデルは、全体的に「縦に長く、横に狭い」作りが多い傾向にあります。
- 標準的な足の方: 普段履いているサイズより「+0.5cm」アップ。
- 幅広・甲高の方: 「+1.0cm」アップを検討してください。
特にPUMA SUEDEやPUMA SPEEDCATはタイトな作りなので、余裕を持ったサイズ選びが快適に履き続けるコツです。
最新のクッショニング「NITRO(ニトロ)」
もしあなたが「歩きやすさ」を最優先するなら、最新技術PUMA NITRO FOAMを搭載したモデルを選んでみてください。
窒素を注入して作られたこのフォームは、驚くほど軽く、雲の上を歩くような反発性があります。クラシックな見た目ながら、中身は最新というハイブリッドなモデルも増えています。
これからのスタンダード!注目の新定番モデル
歴代モデルのDNAを引き継ぎつつ、現代のストリートにマッチするよう進化を遂げたモデルも紹介します。
厚底ブームを牽引「メイズ(MAYZE)」
女性を中心に圧倒的な支持を得ているのがPUMA MAYZEです。
エッジの効いた厚底ソールでありながら、アッパーはクラシックなプーマのスタイルを継承。スタイルアップ効果が高く、ストリートファッションには欠かせない一足となっています。
テニススタイルの進化「カリフォルニア(CA PRO)」
80年代のテニスシューズをベースにしたPUMA CA PROは、適度なボリューム感が魅力。
シンプルながらも重厚感があり、デニムやチノパンとの相性が抜群です。清潔感のあるホワイトレザーモデルは、一足持っておくと重宝します。
メンテナンスで一生モノに!スウェードの手入れ術
プーマの代名詞である「スウェード」は、手入れ次第で長く愛用できます。
- 新品のうちに防水スプレー: 汚れが付きにくくなり、発色も維持できます。
- ブラッシング: 履いた後は専用ブラシで毛並みを整え、ホコリを落としましょう。
- 水気は厳禁: 万が一濡れてしまった場合は、形を整えてから日陰でじっくり乾かしてください。
手をかけるほどに愛着が湧くのが、天然素材であるPUMA SUEDEの醍醐味です。
プーマスニーカー歴代モデル総まとめ!人気の名作と時代を超えるデザインを徹底解説
プーマのスニーカーは、1968年の「スウェード」から現代の「ニトロ」搭載モデルまで、常に「その時代のカッコよさ」を形にしてきました。
アディダスやナイキといった巨人と肩を並べながらも、どこか反骨精神を感じさせる「独自のスタイル」こそがプーマの魅力です。ブレイクダンス、NBA、F1、そして現代のSNSカルチャー。あらゆる場面で愛されてきたその理由は、履けばきっとわかるはず。
- まずは王道のPUMA SUEDEから。
- 個性を出したいならPUMA DISC BLAZE。
- 最新のトレンドを追うならPUMA SPEEDCAT。
あなたのライフスタイルに寄り添う一足が、プーマの膨大なアーカイブの中に必ず眠っています。今回の総まとめを参考に、時代を超えて愛される名作をぜひ手にとってみてください。
足元が変われば、いつもの景色も少し違って見えるかもしれません。


