「毎日の通勤で足が重い」「革靴だと疲れやすい」──そんな悩みを抱えているビジネスパーソンは少なくありません。近年では、スーツに合う落ち着いたデザインのランニングシューズが増え、通勤やオフィスシーンでも違和感なく履ける時代になりました。
今回は、ビジネスにも使えるランニングシューズをテーマに、選び方のポイントやおすすめの活用法を紹介します。
通勤でランニングシューズを選ぶ人が増えている理由
通勤時の移動は意外と体への負担が大きく、革靴では足裏や膝に疲れがたまりがちです。そんな中、軽量でクッション性の高いランニングシューズを取り入れる人が増えています。
ランニングシューズは、走るために設計されているだけあって、歩行時の衝撃を吸収し、自然な足運びをサポートしてくれるのが特徴。
特に電車通勤や外回りの多い営業職など、一日中歩く機会の多い人にとっては、快適性が段違いです。
また、働き方改革やカジュアル通勤の浸透もあり、「スーツ×スニーカー」のスタイルが一般的になりつつあります。デザイン面でも、ビジネスに馴染む黒・グレー・ネイビーなどの落ち着いたカラーが多く登場し、違和感なく取り入れられるようになりました。
ビジネスシーンで選ぶランニングシューズのポイント
1. クッション性と軽さのバランス
長時間歩く通勤では、クッション性が最も重要です。着地時の衝撃をやわらげる構造をもつモデルなら、足裏や膝への負担を軽減できます。
ただし、厚底すぎると歩きづらくなるため、「軽量かつクッション性の高いタイプ」を選ぶのがコツです。
目安としては、200〜300g程度の軽量モデルがおすすめです。
2. 安定感とフィット感
通勤では階段や段差を歩く機会も多く、安定性が欠かせません。かかとがしっかり固定され、足首のブレを防ぐ構造のものを選びましょう。
また、サイズ選びも重要です。かかとが浮かず、つま先に1cmほどの余裕があるフィット感が理想。幅広タイプの人はワイド設計モデルを検討してみてください。
3. 通気性と防水性の両立
汗や雨で蒸れやすい通勤靴には、通気性の高いメッシュ素材が快適です。ただし、雨の日のことを考えると、防水・撥水仕様も魅力的。
最近では、On Cloud 5 Waterproofのように、防水性能と軽量性を両立したモデルも増えています。
梅雨の時期や冬場の悪天候にも安心して履ける点がビジネス向きです。
4. 落ち着いたデザインとカラー
ビジネスで使うなら、まずは“黒”を選ぶのが基本です。
アッパーからソールまでオールブラックのモデルなら、スーツやジャケットにも自然に馴染みます。ロゴやラインが目立たない控えめなデザインを選ぶと、清潔感と上品さが出ます。
グレーやネイビーも合わせやすく、オフィスカジュアルにぴったりです。
5. 滑りにくいソール
駅構内や雨の路面など、滑りやすい場所を歩く通勤時には、グリップ力の高いアウトソールが欠かせません。
特に雨天時や冬の出勤では、安全性を高める意味でもチェックしておきたいポイントです。
ビジネスにも使いやすいおすすめモデル
ここでは、実際に通勤やオフィスでも違和感のない人気モデルをいくつか紹介します。どれも「見た目の落ち着き」と「履き心地の良さ」を両立しています。
On Cloud 5 Waterproof
スイス発ブランドOnの定番モデル。名前の通り防水仕様で、雨の日の通勤にも安心です。クッション構造「CloudTec」により、足への負担を軽減。
オールブラックモデルならスーツにも合わせやすく、通勤から出張まで万能に使えます。
ASICS GEL-NIMBUS 26
日本ブランドの代表格アシックスから。抜群のクッション性と安定性を両立したハイエンドモデルです。
長時間の立ち仕事や外回りでも疲れにくく、アッパー素材の通気性も高いため、季節を問わず快適に過ごせます。
HOKA Clifton 10
厚底ながら軽量というバランスの良さが魅力。ランニングシューズとしての性能はもちろん、スーツスタイルにも合う落ち着いたデザインです。
一見ボリュームがあるようでいて履いてみると軽快で、通勤距離が長い人にも人気があります。
New Balance M411
シンプルで無駄のないフォルムが特徴のモデル。軽量で歩きやすく、カジュアル通勤にもぴったり。
コストパフォーマンスが高く、初めてランニングシューズ通勤を試したい人にもおすすめです。
Mizuno LD-EX01
ウォーキングとビジネスの中間に位置するモデルで、フォーマルな見た目ながらソールはランニング由来の設計。
軽量性とクッション性に優れ、革靴からの移行にも違和感がありません。
スーツ×ランニングシューズを違和感なく見せるコツ
ランニングシューズを通勤に取り入れるとき、気になるのが「見た目のバランス」です。
ビジネスシーンで浮かないコーディネートのポイントを押さえておきましょう。
- パンツ丈はやや短めに
裾が靴にかぶると、スニーカーの軽やかさが半減します。9分丈くらいに調整するとスッキリ見えます。 - 靴下は黒やダークグレーで統一
派手な色は避け、靴と同系色にすると全体が引き締まります。 - シルエットの細いスーツを選ぶ
細身のパンツやジャケットを合わせると、スポーティな靴とのバランスが取りやすくなります。 - ロゴや派手な色は避ける
目立つ装飾や蛍光色はビジネスには不向き。控えめなブランドロゴ程度なら問題ありません。
この4つを意識するだけで、スーツにランニングシューズを合わせても自然に見せられます。
雨の日・外回りにも安心のランニングシューズ活用法
通勤で最も悩ましいのが雨の日。革靴は滑りやすく、雨染みも残りやすいですが、防水タイプのランニングシューズならその心配も軽減できます。
「On Cloud 5 Waterproof」のような撥水仕様モデルを1足持っておけば、梅雨や冬場の出勤も快適です。
また、外回りや出張が多いビジネスパーソンは、靴をローテーションするのがおすすめ。
1日おきに履くことでクッション素材のへたりを防ぎ、臭いや湿気も軽減できます。
清潔感を保つためにも、数足を使い分けるスタイルが理想です。
ランニングシューズ通勤がもたらすメリット
ランニングシューズを通勤に取り入れることで、想像以上に生活の質が向上します。
- 足の疲れや腰痛が減る
柔らかなソールが衝撃を吸収し、長時間の立ち仕事や階段移動も快適に。
一日の終わりに「まだ歩ける」と感じるほど軽やかになります。 - 歩く距離が増え、健康維持にもつながる
快適に歩ける靴だと、自然と歩数が増えます。無理なく運動習慣を取り入れられる点も魅力です。 - 移動中のストレスが減る
靴擦れや蒸れ、重さといった不快感が少なくなり、通勤時間を快適に過ごせます。 - 服装の幅が広がる
ビジカジスタイルやセットアップとの組み合わせも自由に楽しめるようになります。
ランニングシューズ通勤は、ただの“楽な靴”ではなく、働く人のパフォーマンスを支える実用的な選択肢です。
失敗しないための注意点
快適さと引き換えに、いくつか注意すべきポイントもあります。
- 厚底すぎるモデルは避ける
歩行時にバランスを崩しやすく、スーツに合わせづらい場合があります。 - 靴底のすり減りを定期的にチェック
通勤で毎日履くと消耗が早くなります。3〜6か月ごとに状態を確認しましょう。 - 社内の服装ルールに注意
一部の職場ではスニーカーがNGの場合もあります。商談やフォーマルな場面では革靴に履き替えるのが無難です。 - 安価なモデルはクッションの劣化が早い
長期的に使うなら、耐久性のあるブランドシューズを選ぶと結果的にコスパが良くなります。
まとめ:ランニングシューズで通勤をもっと快適に
ビジネスにも使えるランニングシューズは、今や珍しい存在ではありません。
「快適に歩けること」「疲れにくいこと」「見た目が上品であること」を満たせば、スーツスタイルにも自然に馴染みます。
通勤時間は毎日の積み重ね。
足元を変えるだけで、朝の気分も仕事への集中力も大きく変わります。
次の一足を選ぶときは、ぜひランニングシューズを候補に加えてみてください。
きっと、“歩く”が少し楽しみになるはずです。


