英国生まれのブランド「HUNTER（ハンター）」といえば、レインブーツの代名詞。雨の日でもおしゃれに足元を守るアイテムとして人気ですよね。
そんなハンターが手掛ける「ローファー」は、見た目は上品なのに、実は防水機能を備えた頼もしい一足。
この記事では、その履き心地を実際の使用感や構造面から徹底的に掘り下げていきます。
ハンターのローファーとは？上品さと防水性を両立した一足
ハンターのローファーは、クラシックなペニーローファーデザインをベースに、同ブランドが培ってきた防水技術を融合させたモデルです。
アッパー（靴の表面部分）は天然ラバー素材で作られ、手作業で丁寧に成形されています。雨に強いのはもちろん、ゴム特有の柔軟性で足に優しくフィットするのが特徴です。
裏地にはリサイクルポリエステルを採用し、通気性を確保。
靴内部の蒸れを防ぎながら、快適な足当たりを保ってくれます。
さらにインソール（中敷き）は取り外し可能で、濡れた場合も乾かしやすく衛生的。
雨の日だけでなく、日常使いでも気兼ねなく履ける仕立てになっています。
履き心地のポイント：柔らかいラバーとEVAソールの快適な歩行感
実際に履いてみると、まず感じるのは「クッション性」と「軽さ」。
ソール（靴底）にはラバーとEVA（合成樹脂）を組み合わせた素材が使われており、柔軟で軽量。
地面からの衝撃をやわらげてくれるので、長時間歩いても疲れにくいと評判です。
アーチサポート（足裏の土踏まず部分の支え）も設けられているため、足裏全体をしっかり支えてくれます。
革靴のように硬さを感じることがなく、履きはじめから快適に過ごせるという声も多く聞かれます。
ただし、素材がゴムのため「履き込むことで馴染む」タイプではありません。
購入時点で足に合うサイズを選ぶことがとても大切。足幅が広い方や甲が高い方は、ワンサイズ上を選ぶとストレスなく履けるでしょう。
雨の日でも快適に過ごせる理由
「ローファーなのに完全防水」──これがハンターの最大の強みです。
アッパーからソールまでシームレスに成形されたラバー構造により、水の侵入をしっかり防ぎます。
また、内部のインソールは取り外せるので、濡れた場合も乾燥が簡単。翌日もすぐに使える点が実用的です。
さらに、アウトソールのグリップ力にも注目。
雨に濡れたタイルや駅構内など滑りやすい路面でも、しっかり地面を掴んでくれる安心感があります。
ヒールの高さも約2〜3cmと安定しており、歩行中の姿勢が崩れにくいのもポイント。
梅雨の季節や台風シーズンの通勤靴としても、非常に心強い存在です。
「革靴は濡れるとシミになる」「スニーカーはカジュアルすぎる」――そんな悩みを解消してくれるのが、このハンターのローファーです。
デザイン性も魅力：フォーマルにもカジュアルにも馴染む
防水ローファーと聞くと、どうしても「雨靴っぽい見た目」を想像してしまいがちですが、ハンターのローファーはその印象を覆します。
光沢仕上げの“オリジナルペニーローファー”は、クラシカルで上品。スーツやオフィスカジュアルにも自然に溶け込みます。
一方、マット仕上げのタイプや厚底デザインの“リファインド フラットフォーム ローファー”などは、よりモードな雰囲気で、街歩きにもぴったり。
晴れの日でも履きたくなるほどファッション性が高く、「雨の日専用靴」ではなく“晴雨兼用シューズ”として人気が広がっています。
ブラック、ネイビー、アイボリーなどカラーバリエーションも豊富。
コーディネートや季節に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
実際の口コミ・レビューから見るリアルな履き心地
海外レビューサイトでは、以下のような声が多く見られます。
- 「アーチサポートがしっかりしていて、歩くときに足裏が楽」
- 「普段のサイズだと少しゆとりがあるが、厚手の靴下でちょうどいい」
- 「雨の日も滑らず、靴の中が濡れないのが嬉しい」
- 「脱ぎ履きが少し固めだけど、履いてしまえば快適」
一方で、「蒸れやすい」「フィットがややルーズ」という意見もあります。
これは素材特性によるもので、ラバー製シューズ全般に共通する傾向です。
ただ、ハンターは内部に通気性のある裏地を採用しており、蒸れを感じにくいよう工夫されています。
気になる方は、吸湿性のある靴下を合わせることでより快適に履けるでしょう。
サイズ選びとお手入れのコツ
ハンターのローファーはUKサイズ表記のため、日本サイズ換算で選ぶ際は注意が必要です。
たとえばUK5は約24cm、UK6は約25cmが目安。普段履いているサイズよりも、0.5〜1cmほど大きめを選ぶとちょうど良い場合もあります。
試着できる店舗が近くにない場合は、返品・交換対応があるショップを利用すると安心です。
お手入れは非常に簡単。
雨で濡れた後は、水気を拭き取り、風通しの良い場所で陰干しすればOK。
インソールを外して乾かすことで、臭いやカビの発生を防げます。
革靴のようにクリームやワックスは不要で、ゴム専用のツヤ出しスポンジを使えば光沢も維持できます。
ハンターのローファーはどんな人におすすめ？
こんな人に特におすすめです。
- 雨の日でも上品な靴を履きたい
- 通勤・通学用に防水ローファーを探している
- 長時間歩いても疲れにくい靴が欲しい
- 革靴の手入れが面倒に感じる
- 晴雨兼用で季節を問わず使いたい
逆に、足の幅が非常に広い方や、革靴のようなフィット感を求める方には、最初は少し違和感があるかもしれません。
ただ、その分ラバーならではの“守られている感”と“水を弾く安心感”が得られます。
まとめ：ハンター ローファーの履き心地は“快適さ×実用性”のバランスが魅力
ハンター ローファーは、見た目の上品さと機能性を両立した一足。
防水ラバー素材による完全防水構造、EVA混合ソールのクッション性、通気性を高めた裏地など、細部まで快適性に配慮されています。
雨の日の通勤や外出時でも足元を気にせず過ごせる点は、まさに“レインシューズの進化形”といえるでしょう。
革靴より手入れが簡単で、スニーカーより上品。
そのちょうど中間に位置する「ハンター ローファー」は、日常の足元を少しだけ豊かにしてくれる存在です。
これからの季節、雨の日が待ち遠しくなるような履き心地を、ぜひ体感してみてください。
