「ニューバランスのスニーカーが欲しいけど、どれを選べばいいか迷う」──そんな人にこそ知ってほしいのが「ニューバランスGM500」です。
クラシックなランニングシューズのデザインを引き継ぎつつ、普段使いにもぴったりなこのモデルは、価格と履き心地のバランスが絶妙。今回は、GM500の特徴や履き心地、人気の理由を徹底的に解説します。
ニューバランスGM500とは？クラシックな500番台の魅力
ニューバランスGM500は、ブランドの中でも「クラシックライン」と呼ばれる500番台シリーズに属するモデル。
ニューバランス574やニューバランス576といった名作の血を引く一足で、丸みを帯びたフォルムやシンプルなデザインが特徴です。
上位モデルに比べると手頃な価格設定ながら、見た目はしっかりニューバランス。合成素材とメッシュを組み合わせたアッパーは軽くて通気性がよく、デイリーユースにぴったりです。
デザインのベースは80年代のランニングシューズ。当時のクラシックな雰囲気を保ちながら、現代の街履きにもなじむようアップデートされています。グレーやネイビーなど落ち着いたカラーが多く、大人のスニーカーコーデにも自然に溶け込みます。
デザインの特徴：クラシックだけど今っぽい絶妙なバランス
GM500の見た目の第一印象は「シンプルで使いやすい」。
派手すぎず、どんな服にも合わせやすいのが魅力です。
丸みのあるトウ部分や、側面の大きな“N”ロゴが印象的。ニューバランスらしい安定感のあるシルエットが、程よくスポーティーで上品な雰囲気を醸し出しています。
素材はモデルによって異なりますが、一般的に合成皮革とメッシュの組み合わせ。メッシュ部分が多めのタイプは通気性が高く、季節を問わず快適に履けます。合成皮革のパネルが補強されているため、形崩れしにくく長く使えるのもポイントです。
カラー展開は、グレー・ネイビー・ブラック・ベージュなどの落ち着いた色味が中心。どの色を選んでも外れがなく、オフィスカジュアルやモノトーンコーデにもマッチします。クラシックでありながら、街中でも“今っぽく”履けるのがGM500の強みです。
履き心地：軽くて快適、日常使いにちょうどいい
ニューバランスGM500の履き心地は、「軽くてクッションがちょうどいい」と好評です。
ミッドソールには軽量EVA素材が使われており、歩行時の衝撃をしっかり吸収。アウトソールは耐久性のあるラバー製で、滑りにくく安定感があります。
ランニング向けというよりは、日常のウォーキングや通勤、街歩きに適した仕様です。
クッション性はやや柔らかめで、長時間の立ち仕事や通勤でも疲れにくいという声が多く見られます。
一方で、「長距離を歩くと少しサポート不足に感じる」という意見も。
つまり、GM500は“ほどよいクッション性”を持つタウンユースモデル。軽快で扱いやすく、普段使いにベストな設計と言えます。
サイズ感とフィット感の注意点
サイズ感については「やや小さめ」と感じる人が多いようです。
普段と同じサイズでも履ける場合がありますが、甲高・幅広の人は0.5〜1cmアップを選ぶと安心。
全体的に丸みを帯びた作りのため、足先の圧迫感は少なめです。履き口やかかとのクッションも厚く、足を包み込むようなフィット感があります。
軽量で柔らかいアッパー素材なので、履き始めから馴染みやすいのも特徴です。新品でも硬さを感じにくく、靴ずれが起きにくい設計になっています。
ただし、ソールの反発性やインソールの厚みは上位モデル（ニューバランス574やニューバランス996など）に比べると控えめ。長時間歩く人やスポーツ用途なら、上位モデルを検討するのもおすすめです。
人気の理由：コスパとデザイン性の両立
ニューバランスGM500が人気を集めている理由は、なんといってもコスパの高さです。
1万円前後で手に入る価格帯ながら、ニューバランスらしいデザインと快適な履き心地を両立しています。
「初めてのニューバランスにちょうどいい」と言われることも多く、ブランドの雰囲気を気軽に楽しめるエントリーモデルとして評価が高いです。
また、574ほど街中で被らないのも魅力の一つ。
ニューバランスらしさを持ちながらも、他人とかぶりにくい絶妙な立ち位置がファンを増やしています。
クラシックなデザインでありながら、流行に左右されにくいのも長く愛される理由です。年齢や性別を問わず、幅広い層が取り入れやすい万能スニーカーといえるでしょう。
デメリットや注意点もチェック
もちろん、完璧なスニーカーではありません。GM500を選ぶ際にはいくつか注意点もあります。
まず、クッション性はあくまで「普段使いにちょうど良い」レベル。
長距離ウォーキングやジョギングなど、本格的な運動用途にはやや物足りないと感じる人もいます。
また、素材の質感は価格相応。上位モデルのような高級感や厚みのあるスエード素材ではないため、見た目にこだわる人は注意が必要です。
とはいえ、これらは「価格を抑えたタウンユースモデル」という前提で見れば欠点というより特徴。
軽量性や通気性を重視する人にとっては、むしろ扱いやすく快適な一足です。
コーディネートのコツ：シンプルにまとめるのが正解
GM500はどんな服装にも合わせやすいスニーカーですが、コーデのコツを押さえるとよりおしゃれに見せられます。
- グレー・ネイビー系は万能カラー
白シャツやチノパン、デニムと合わせるだけで清潔感のある大人カジュアルに。 - ブラック系はシックで都会的
モノトーンコーデに取り入れると一気に引き締まります。 - ベージュ系は柔らかい印象に
ニットやアースカラーの服と合わせると季節感が出ておしゃれ。
特に、裾が細めのパンツやアンクル丈のボトムスと相性抜群。スニーカーの丸みを活かしながら、すっきりとしたシルエットを作れます。
一方で、ワイドパンツや裾の長いボトムスを合わせると、やや「運動靴感」が出やすいので注意。
全体をコンパクトにまとめることで、GM500のクラシックなデザインが引き立ちます。
他モデルとの比較：ニューバランス574・ニューバランス576との違い
ニューバランスを代表するモデル「ニューバランス574」「ニューバランス576」との違いを知ると、GM500の立ち位置がより明確になります。
- 574：やや厚めのソールと安定したクッション性。素材やカラーも豊富で、街履きスニーカーの定番。
- 576：イギリス製の高級モデル。革の質感や細部の作りが上質で、ファッション性が高い。
- GM500：価格を抑えながらクラシックなルックスを再現。軽くて扱いやすい普段履き向け。
つまり、GM500は“気軽に履ける574の弟分”のような存在です。
上位モデルと同じ系統のデザインを持ちながら、より軽量でコスパに優れています。
購入時のポイントとおすすめの選び方
購入時はサイズ選びとカラー選びがポイントです。
サイズは前述のとおり、少し小さめに感じる人もいるので、試着できる場合は実際に履いて確認しましょう。
カラーはグレーやネイビーが特に人気。どんな服にも合いやすく、長く使えます。
また、ネット通販で購入する場合は、正規販売店や信頼できるショップを選ぶことが大切です。類似品や旧モデルが混在している場合もあるため、型番（GM500）をしっかりチェックしてから購入しましょう。
ニューバランスGM500の特徴と履き心地まとめ
ニューバランスGM500は、クラシックなデザインと軽快な履き心地を両立した万能スニーカーです。
手頃な価格ながら見た目は本格的で、初めてニューバランスを履く人にもおすすめ。
通気性がよく、軽くて快適。街歩きや通勤にも最適な“ちょうどいい一足”です。
一方で、素材やクッション性は上位モデルに比べてシンプルな構成なので、用途を明確にして選ぶのがポイントです。
飽きのこないクラシックデザイン、価格以上の満足感、そして他モデルとは違う控えめな存在感。
ニューバランスGM500は、「ニューバランスらしさを気軽に楽しみたい」人にぴったりのスニーカーです。
