「ニューバランス9060って、履き心地どうなの？」
そんな疑問を持っている人、実はかなり多いです。厚底のボリューム感ある見た目に惹かれつつも、「重そう」「歩きにくいんじゃ？」と不安になる気持ち、よく分かります。
結論から言うと、ニューバランス9060は“クッション性・安定感・快適性”のバランスが非常に高く、街歩きや立ち仕事、長時間の移動にぴったりのスニーカーです。
ここでは実際のレビューや構造面の特徴をもとに、履き心地を徹底的に掘り下げていきます。
ニューバランス9060とは？人気の理由をざっくり解説
ニューバランス9060（ナインティ・シックスティ）は、ニューバランスの900番台と2000年代の860シリーズを掛け合わせて誕生した、ハイブリッドモデルです。
一見すると「ダッドスニーカー」と呼ばれる厚底でボリュームのあるデザインですが、単なる見た目重視ではなく、履き心地の設計にも徹底的にこだわっています。
アッパーにはスウェードとメッシュを組み合わせ、上質さと通気性を両立。
ミッドソールにはニューバランス独自のABZORB（アブゾーブ）とSBSクッションを採用し、衝撃吸収と反発性のバランスをとっています。
「柔らかく包まれるのに、沈み込みすぎない」。そんな不思議な履き心地が、ニューバランス9060が高評価を集めている理由のひとつです。
履き心地の印象：厚底だけど“安定して柔らかい”
実際に履いた人たちのレビューを見ると、「足裏全体を包み込むような柔らかさ」と「安定感がある履き心地」という声が圧倒的に多く見られます。
厚底ソールによって衝撃がしっかり吸収され、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。
クッション素材のABZORBは、着地時の衝撃を吸収しながら反発力を持たせる設計。
さらにSBSという高弾性素材を組み合わせ、歩行時のエネルギーロスを抑えつつ、自然な推進力を感じられる構造になっています。
「柔らかいのにグラつかない」「地面からの突き上げを感じにくい」という感想はまさにその効果です。
また、ヒール部分のN-ergyテクノロジーも安定性に貢献しています。ソール外側が少し広がっており、着地時に体重をしっかり支えてくれるため、厚底ながら“安定して歩ける”という声が多く上がっています。
長時間履いても疲れにくい理由
ニューバランス9060の魅力は、歩きやすさと疲れにくさの両立にあります。
重心移動がスムーズで、足裏全体に均等に体重が分散されるような感覚。特に長時間立ちっぱなしのシーンや、外出で1日中歩くような日にその快適さを実感できます。
「通勤で毎日1時間歩くけど、足の裏が痛くならない」
「1日履いてもかかとが疲れない」
といったリアルなレビューも多く見られます。
一方で、重量に関しては「少し重め」と感じる人も。
実際、片足で約420gほどあり、軽量スニーカーと比べるとややずっしりしています。
ただし、その分ソールに安定感があり、地面との接地感がしっかりしているため、“安定して歩ける重さ”と捉える人も多いようです。
サイズ感とフィット感：幅広さんは要チェック
ニューバランス9060のワイズ（足幅）は基本的にDサイズ（やや細め）です。
とはいえ、実際の着用レビューでは「標準〜ややゆったり」と感じる人が多く、普段履いているニューバランスと同じサイズで問題ないケースがほとんどです。
ただし、つま先が少し細めに作られているため、幅広やスクエア型の足の人は0.5cmアップを検討しても良いでしょう。
公式サイトでも「履き始めは少しタイトだが、数日で馴染む」と明記されており、スウェード素材が足にフィットしていく過程を楽しむモデルです。
かかと・タン部分のクッションが厚く、足首周りをしっかりホールドしてくれるのも安心ポイント。
靴擦れが起こりにくく、柔らかい足あたりも好評です。
通気性と素材の快適さ
アッパーにはメッシュが採用されているため、一般的なレザースニーカーよりも通気性は確保されています。
ただし、メッシュ部分が厚めのため、真夏などの高温多湿な環境では多少蒸れを感じる人もいます。
季節を問わず履きたい人は、通気性の高い靴下や、明るいカラーのモデルを選ぶと快適です。
スウェード素材の柔らかさも履き心地に大きく影響しています。
新品のうちはやや硬めに感じても、数日履くと素材が馴染み、フィット感が増していくのが特徴。
素材の質感も上品で、街履き・通勤・旅行など幅広いシーンで使える万能さがあります。
厚底ソールの衝撃吸収力を検証
ニューバランス9060の最大の特徴である“厚底ソール”は、見た目だけでなく機能面でもしっかりと意味があります。
ソール内部に搭載されたABZORBとSBSの2層構造が、歩行時の衝撃を吸収し、反発エネルギーを推進力に変換。
これにより「沈み込むような柔らかさ」と「地面を蹴り出す反発力」を両立しています。
さらに、ヒール部のN-ergy素材が衝撃を分散し、着地の安定感を高めてくれます。
外観的にもアウトソールが横方向に張り出しているため、接地面積が広く、横ブレを抑える効果があります。
実際に歩いてみると、クッションがしっかり効いているのにグラつかず、かかとからつま先への重心移動がスムーズ。
「厚底＝歩きにくい」という先入観を覆すような設計です。
他モデルとの違い：ニューバランス574やニューバランス996との比較
ニューバランスといえば、定番のニューバランス574やニューバランス996なども人気です。
ではニューバランス9060の履き心地は、これらとどう違うのでしょうか。
ニューバランス574はクラシックなフォルムで安定感があり、全体的にやや硬め。ニューバランス996は軽量でスマートな履き心地が特徴です。
一方のニューバランス9060は、厚底構造による“柔らかさと支えのバランス”が際立っています。
同じ距離を歩いても、足裏の疲れ方が明らかに違うという声もあり、特に長時間の使用ではニューバランス9060の優位性が感じられます。
デザイン面でも、ニューバランス9060は現代的なボリューム感があり、ファッション性の高さも魅力。
街中でもトレンド感を出しながら、機能性を損なわないのがこのモデルの強みです。
注意点と履き心地を最大化するコツ
どんなに履き心地が良いスニーカーでも、使い方や選び方によって快適さは変わります。
ニューバランス9060をより快適に履くためのポイントを整理しておきましょう。
- サイズ選びは慎重に：足幅が広い人は0.5cmアップを検討。
- 慣らし期間を設ける：新品時はやや硬めでも、数日で素材が馴染む。
- 季節ごとの工夫を：夏場は通気性の良い靴下、冬は厚手の靴下で調整。
- 重さを理解して使う：軽快さより“安定性重視”として履くと満足度が高い。
- スウェードのケア：防水スプレーやブラッシングで素材を保護すれば長持ち。
これらを意識するだけで、ニューバランス9060の良さを最大限に引き出せます。
ニューバランス9060の履き心地まとめ：厚底の快適さを実感できる一足
最後にもう一度まとめると、ニューバランス9060は次のような特徴を持っています。
- 厚底ソールによる優れた衝撃吸収力
- 安定感のある履き心地と包み込むクッション性
- 長時間履いても疲れにくい快適性
- 上質な素材感とモダンなデザイン性
重さは多少ありますが、それを補って余りある快適性があります。
軽量スニーカーのような“軽快さ”よりも、“一歩一歩をしっかり支える安心感”を求める人にぴったりです。
ニューバランス9060は、日常の移動や通勤、街歩きのパートナーとして非常に優秀。
厚底ソールの衝撃吸収力と快適性を実感できる一足として、これからの定番スニーカーになるポテンシャルを秘めています。
