ニューバランス9060を初めて見たとき、「このボリューム感、どんなサイズを選べばいいんだろう？」と感じた人は多いはず。
デザイン性の高さと履き心地の良さで人気が急上昇中のニューバランス9060ですが、モデル特有のフォルムや構造から、サイズ感に迷う声も少なくありません。
この記事では、実際のユーザーの声や構造的な特徴を踏まえながら、ニューバランス9060のサイズ感を徹底的に解説していきます。自分にぴったりのサイズを見つけたい方は、ぜひ最後まで読んでください。
ニューバランス9060とは？ボリューム感が魅力のハイブリッドモデル
まずはニューバランス9060というモデルの立ち位置を理解しておきましょう。
ニューバランス9060は2022年に登場した比較的新しいシリーズで、90年代の定番モデル「ニューバランス990シリーズ」や「ニューバランス860」などのDNAを引き継ぎつつ、未来的なデザインへとアップデートされた一足です。
分厚いミッドソールと大胆なアウトソールデザインが特徴で、トレンド感あふれる“チャンキースニーカー”スタイルを体現しています。
それでいて、履き心地はニューバランスらしく非常に柔らかく、ABZORB（アブゾーブ）などのクッション素材を採用しているため、見た目よりも快適に歩けるのが魅力です。
この「ボリュームのある見た目」と「柔らかいフィット感」のバランスが、サイズ感の感じ方を複雑にしているポイントでもあります。
サイズ感の特徴：基本は「普段サイズでOK」だが個人差あり
多くのレビューや試着レポートを見ると、ニューバランス9060のサイズ感は「普段のスニーカーサイズで問題ない」という意見が大半です。
つまり、普段27.0cmのニューバランスやナイキを履いている人なら、そのまま27.0cmを選んで大きな失敗はしにくいということ。
ただし、ニューバランス9060はアッパーのホールド感が強めで、足の形によっては“少しきつく感じる”ケースも報告されています。
特に足幅が広い（E〜EE）タイプや、甲が高い人は「やや窮屈だった」「0.5cm上げたら快適になった」という声も。
そのため、標準的な足型の人は普段通りのサイズ、幅広・甲高の人はハーフサイズアップを検討するのがベストです。
幅と甲のフィット感：やや細め〜標準、Dワイズ相当
ニューバランス9060のワイズ（幅）は、基本的にD相当。
つまり標準的な幅に設定されていますが、最近のニューバランスの中では少しスリム寄りに感じるという声もあります。
実際に履いた人の感想では、
- 「幅はちょうどいいが、甲が少し当たる」
- 「つま先は狭すぎないが、全体的に包み込まれるようなフィット」
といったレビューが多く見られます。
アッパーにはスエードとメッシュの組み合わせが使われており、初めはタイトでも履き込むうちに自然と足になじんでいくのが特徴です。
一方で、最初から余裕のあるフィットを求める人には、0.5cm上げたほうが安心といえるでしょう。
つま先の余裕と足長：数字よりも“感覚重視”で選ぶ
計測レビューによると、27.0cmのニューバランス9060の内寸は約27.7cm。
数字上は少し余裕があるように見えますが、実際に履くと「つま先の余裕はあまり感じなかった」との声もあります。
これは、ニューバランス9060のかかと部分がしっかりホールドされる構造のため、足がやや前方に押し出されるような感覚になるからです。
指先が当たるほどではないものの、長時間歩くと少し窮屈に感じる人もいるようです。
したがって、つま先の余裕を重視する場合や厚手の靴下を履くことが多い人は、ワンサイズ上げてみるのがおすすめです。
逆に、タウンユースでジャストな見た目を優先するなら、普段通りのサイズでも問題ありません。
履き心地のリアルレビュー：柔らかく、安定感も抜群
ニューバランス9060はその見た目から「重そう」「ごつごつしてそう」と思われがちですが、実際に履くと印象が変わります。
クッション性が非常に高く、ABZORBやFuelCellなどのソール素材が衝撃を吸収し、足裏全体をふんわり支えてくれます。
「長時間歩いても疲れにくい」「足裏が痛くならない」といったレビューが多く、履き心地の満足度はかなり高め。
特に、立ち仕事や通勤・通学など日常使いでも快適に過ごせるのがポイントです。
ただし、やや重みがあるため、軽快なランニングやスポーツ用には不向き。
あくまで“ファッション性＋快適な歩行”を両立したライフスタイルスニーカーという位置づけです。
他モデルとの比較：574・996・2002Rとの違い
ニューバランスをよく履く人にとって気になるのが、「他のモデルと比べてサイズ感はどう違うのか？」という点。
実際のレビューを基に比べてみましょう。
- ニューバランス574／ニューバランス996と比較
ニューバランス574やニューバランス996と同じサイズを選んでOK。
ただし、ニューバランス9060の方がかかとが深くフィットするため、体感的にはややタイトに感じる場合があります。 - ニューバランス2002Rと比較
多くの人が「ニューバランス2002Rと同じサイズで問題なし」とコメント。
両モデルとも柔らかいアッパーと高いクッション性を持っており、足入れ感の傾向も似ています。
このように、すでにニューバランスの他モデルを持っている人は、そのサイズを基準に考えるのが失敗しにくい方法です。
失敗しないサイズ選びのコツ
- まずは普段のニューバランスサイズを試す
ほとんどの人はこれで問題ありません。 - 幅広・甲高の人は0.5cmアップを検討
指先の圧迫感や甲のきつさを防げます。 - 靴下の厚みを考慮する
冬場に厚手のソックスを履く人は少し余裕を持たせましょう。 - 通販購入時は返品交換可を選ぶ
ニューバランス公式オンラインなどでは交換対応があるため安心です。 - 履きならし期間を設ける
スエード素材は数日で柔らかくなり、自然と足になじみます。
着こなし視点で見るニューバランス9060：ボリュームを味方に
ニューバランス9060はその存在感あるフォルムを活かしたファッション性も魅力です。
やや大きめのシルエットが、細身のパンツやモード系コーデと相性抜群。
一方で、ワイドパンツやストリートスタイルにも自然に馴染み、脚全体のバランスを整えてくれます。
ジャストサイズで履けばスッキリとした印象に、0.5cmアップしてゆったり履けば抜け感のあるスタイルに仕上がります。
サイズ選びによってファッションの印象まで変わる点も、ニューバランス9060の面白いところです。
実際に履いてみた感想：見た目より軽く、足に吸い付くような感覚
筆者自身もニューバランス9060を履いた感覚として、「見た目のゴツさに反して軽い」「クッションが優しく沈み込む」「足首がしっかり固定される」という印象を持ちました。
最初はタイトに感じても、数回履けばスエードが柔らかくなり、足に吸い付くような自然なフィット感に変わります。
また、足のホールドがしっかりしているため、歩くたびにブレず安定感があるのもポイント。
ファッションスニーカーとしてだけでなく、日常の移動にもストレスを感じない万能な履き心地です。
ニューバランス9060のサイズ感まとめ：自分に合う一足を見つけよう
ニューバランス9060は、「普段のサイズでジャストフィット」が基本ですが、足幅や甲の高さによって体感が変わる繊細なモデルです。
以下を目安にすれば、失敗のない選び方ができます。
- 標準的な足型：普段と同じサイズ
- 幅広・甲高の足型：0.5cmアップ
- スタイル重視・スリムに履きたい：普段サイズ
- 厚手ソックスや長時間使用：少し余裕を持たせる
ニューバランス9060は、見た目のボリューム感と快適なクッション性を両立した傑作モデルです。
履き心地・デザイン・安定感のバランスが取れており、正しいサイズを選べば長く愛用できること間違いなし。
ぜひ、自分の足にぴったりのサイズを見つけて、ニューバランス9060ならではの履き心地を体感してみてください。
