ニューバランスのスニーカーといえば、定番中の定番「ニューバランス574」。街でもオフィスでも履ける万能モデルとして人気が続いています。そんな574に“アップデート版”として登場したのが「ニューバランス574レガシー」。見た目こそ似ていますが、履き心地や構造には細かな違いがあるんです。この記事では、両モデルを実際に比較しながら、履き心地の違いと快適性を詳しく解説していきます。
ニューバランス574とは?まずは定番モデルをおさらい
1980年代に誕生した574は、もともとオフロード用ランニングシューズ「ニューバランス576」の廉価版として開発されたモデルです。ニューバランスらしい安定感とクッション性を兼ね備え、ランニングだけでなく日常履きでも高い人気を誇ってきました。
最大の特徴は、EVA発泡素材とポリウレタンのリムを組み合わせた「ENCAPミッドソール」。これにより、柔らかなクッション性と耐久性を両立しています。また、丸みを帯びたフォルムやスエード×メッシュのアッパーは、クラシックな雰囲気を残しつつも幅広いファッションに対応できる万能デザイン。
履いた瞬間に感じる“包み込まれるような安心感”が、長年支持されてきた理由のひとつです。
ニューバランス574レガシーとは?進化した定番モデル
574レガシーは、そんな定番574を現代的にアップデートしたモデル。2022年に登場し、「クラシック8割・モダン2割」と評されるバランスの取れたデザインが話題となりました。
見た目は574とよく似ていますが、細部のディテールが大きく進化しています。たとえば、ミッドソールが底に向かって“フレア状”に広がっており、接地面積を広く確保。歩行時の安定感が格段に向上しています。
さらに、ソールには軽量EVAと「C-CAP」緩衝材を使用。長時間歩いても疲れにくく、かかと着地から蹴り出しまでスムーズな重心移動をサポートしてくれます。
また、アッパー素材にはクロームフリーのスエードを採用。環境にも配慮しつつ、より柔らかく足に馴染むよう改良されています。デザイン面では、かかと部分に施されたステッチや立体的なヒールカウンターが印象的で、シルエット全体がより洗練された印象に仕上がっています。
実際の履き心地:574とニューバランス574レガシーの違いを体感
フィット感の違い
定番の574はややゆったりとしたラスト(足型)を採用しており、幅広の足でもリラックスして履ける設計です。一方の574レガシーは、ややスリムな「SL-2ラスト」を採用。足全体を包み込むようなフィット感があり、踵のホールドもよりしっかりしています。
そのため、足が細めの方やホールド感を重視する方にはレガシーの方が快適に感じられるでしょう。反対に、幅広の足型の方は定番574の方がストレスなく履ける場合があります。
クッション性と安定感
歩いた瞬間に感じる違いは「ソールの安定感」。574レガシーは、フレア形状のミッドソールにより接地面が広く、地面をしっかり捉える感覚があります。舗装路だけでなく、やや凹凸のある道でも安心感が高いです。
一方、従来の574もENCAP構造でクッション性は十分。ただ、レガシーの方が軽量で反発感があり、長距離を歩く際の疲労感は軽減されている印象です。
歩き出しの快適さ
574は履き始めこそ若干硬さを感じることもありますが、数回履くとスエードが柔らかくなり、足に馴染んでいきます。
対して574レガシーは、履き出しからすでに柔らかく、足入れ時の快適さがワンランク上。特に踵周りのクッションがしっかりしており、長時間歩行でも足首やアキレス腱が疲れにくいと感じました。
デザイン・質感の違いも履き心地に影響
574レガシーは、従来モデルのクラシックな雰囲気を残しつつも、より立体的で洗練された印象。ミッドソールのボリューム感と踵のステッチが“現代的なクラシック”を演出しています。
また、素材の質感もわずかに異なり、クロームフリースエード特有のしなやかさと通気性の高さが、足のムレを抑えて快適さを保ってくれます。
定番574のざらっとしたスエードと比べると、レガシーは滑らかで上質。足当たりも柔らかく、素足で履いても不快感が少ないのが印象的です。どちらもシーンを選ばず履けますが、レガシーの方が“都会的で上品な履き心地”といえるでしょう。
サイズ選びのポイントと注意点
どちらのモデルもサイズ感はほぼ同等ですが、ラスト形状が異なるため、フィット感に差があります。
574はややゆとりがあるため、普段通りのサイズで問題ないケースが多いです。一方、574レガシーはフィットが強めなので、甲高や幅広の方はハーフサイズアップして試すのがおすすめです。
スエード素材は履くうちに多少伸びる性質があります。新品の状態で少し窮屈に感じても、数回履くと自然に馴染みます。靴紐をきつめに締めると足のホールドがさらに安定しますが、最初は締めすぎず、少しずつ調整すると快適です。
長時間歩行でわかる履き心地の差
574レガシーを実際に一日履いてみると、従来の574よりも「安定しているのに軽い」という印象が強く残ります。
ソールがやや厚く、接地面が広いことでブレが少なく、歩行のたびに足裏がしっかり支えられる感覚があります。特に階段の上り下りや坂道でも足への負担が少なく、長時間の外出や旅行にも向いています。
一方で、574は軽快さと柔らかさが魅力。レガシーよりもソールが薄く感じる分、地面との距離が近く、クラシックな“スニーカーらしい感覚”を好む人にはこちらがしっくりくるでしょう。
どちらを選ぶべき?使い方で変わる最適モデル
- 普段使い・街歩き中心
→ 574レガシー:歩く距離が長い日や旅行にも対応できる安定感とクッション性。 - カジュアルコーデやシンプル重視
→ 574:どんな服にも馴染むクラシックデザイン。コスパも魅力。 - フィット感を重視する方
→ 574レガシー:足に吸い付くようなホールド感と柔らかさ。 - 幅広・甲高の方
→ 574:ゆとりのあるラストでストレスが少ない。
結論として、どちらが“上”というよりも、自分の足型と使用シーンに合わせて選ぶのが正解です。特に長時間歩く方や安定感を重視する方には、574レガシーの進化が確実に体感できるでしょう。
ニューバランス574レガシーの履き心地まとめ
ニューバランス574レガシーは、定番ニューバランス574の魅力をそのままに、現代の履き心地基準に合わせてアップデートされた一足です。
フィット感の良さ、クッション性の高さ、歩行時の安定性――そのどれもが確実に進化しており、「定番の次」を求める人にぴったりのモデルです。
一方、オリジナルのニューバランス574も“素直に履きやすい万能スニーカー”としての魅力は健在。よりゆったりとした履き心地を好む人や、クラシックなデザインを愛する人にはこちらが合うでしょう。
結局のところ、「どちらを選んでもハズレがない」のが574シリーズのすごさ。
レガシーは日常の足元を、より快適でスマートにしてくれる“進化系574”です。履き心地を重視するなら、ぜひ一度試してみてください。


