ゴルフシューズって、結局どれが一番いいの?そう思って検索してたどり着いた人も多いかもしれません。今回は、人気スニーカー「ニューバランス550」をベースにゴルフ仕様へとアレンジされた「ニューバランス550ゴルフシューズ」を徹底的にレビューしていきます。
「スイングの安定性」「歩きやすさ」「快適性」など、実際のプレーで気になる要素をじっくり見ていきましょう。
ニューバランス550ゴルフとは?人気スニーカーがゴルフ仕様に進化
まずこのモデルの正体を簡単に紹介します。ニューバランス550といえば、1989年に登場したクラシックなバスケットボールシューズがルーツ。近年、復刻モデルとしてファッションシーンで大ヒットし、街でもよく見かける人気スニーカーです。
その550をベースに、防水仕様のアッパーとスパイクレスのアウトソールを組み合わせ、ゴルフシューズとして再設計したのが「ニューバランスGOLF 550(MG550)」です。デザインは往年のローカットシルエットを残しつつ、機能面ではラウンドでの使用に耐える作りになっています。
カラーはホワイト×グリーンなど爽やかな配色で、クラシックかつ洗練された印象。見た目の“ファッション性”と“プレーの実用性”を兼ね備えた、まさにハイブリッドな一足です。
スイング時の安定性はどう?グリップ力とバランスをチェック
ゴルフシューズで最も大切なポイントのひとつが「スイングの安定性」。
特にスパイクレスシューズは滑りやすいイメージを持つ人も多いですよね。ニューバランス550ゴルフシューズはこの点でどれだけ信頼できるのかを見ていきます。
このモデルのアウトソールは、細かく配置されたラグパターンが特徴。突起状のグリップ構造が、スイング時に地面をしっかりと捉えてくれます。乾いた芝や平坦なフェアウェイでは十分な安定感を感じられ、実際に打つときも足元がズレにくい印象です。
ただし、濡れたラフや傾斜地などのコンディションでは、プロ向けのスパイク付きモデルほどの粘着力は期待できません。レビューでも「グリップは十分だけど、ウェットな状況では滑りやすさを感じることもある」との声が見られました。
とはいえ、軽量で動きやすく、アマチュアゴルファーや休日ラウンド中心の人には十分な安定性能。足裏全体で地面を感じられるバランスの良さが、自然なスイングをサポートしてくれます。
防水アッパーが嬉しい!雨の日も安心の素材設計
ニューバランス550ゴルフシューズのもうひとつの魅力は、防水仕様のマイクロファイバーレザーアッパーです。
これが意外と快適で、朝露が残る芝や小雨のラウンドでも足が濡れにくい。水を弾く表面処理により、泥汚れも付きにくいのがポイントです。
また、レザーながら柔らかく、履きはじめから足馴染みがいいのも特徴。しっかりホールドしつつも硬すぎないバランスが絶妙で、ラウンドの後半でも足の疲れを感じにくい仕上がりになっています。
雨天時のプレーが多い人や、朝早くからのスタートが多い人にもおすすめできる防水性です。
歩きやすさとクッション性:スニーカー感覚でラウンドできる
18ホールを歩くと、どんな靴でも疲れます。特にカートを使わないコースでは、歩行の快適さがスコアに影響することも。
その点で、ニューバランス550ゴルフシューズはスニーカーライクな履き心地が光ります。
クッション性の高いミッドソールが衝撃を吸収し、足裏への負担を軽減。舗装されたカート道やクラブハウス周辺でも違和感がなく、まるで街を歩いているような感覚です。
また、スパイクレスなのでソールの硬さが少なく、地面の感触を自然に感じられるのもポイント。長時間歩いてもストレスが少なく、プレー後の疲労感がかなり抑えられます。
移動が多いゴルフ場や、1ラウンドをフルウォークで回るタイプの人には、かなり快適に感じられるでしょう。
サイズ感とフィット感のポイント
履き心地を左右するのがサイズ選び。ニューバランス550ゴルフは、基本的に標準的なDウィズ設計で、日本人の足型にも合いやすいフィット感です。
普段のニューバランス550スニーカーと同じサイズを選んでちょうど良いケースが多いですが、幅広・甲高の人は0.5cmアップを検討してもいいかもしれません。
かかと部分のホールドがしっかりしているので、スイング中の足ブレも少なく、安心して踏み込めます。特に歩行時のフィット感が高く、疲れにくい印象です。
デザイン性も高く、街でも使える「ハイブリッド」な一足
このシューズが注目されている理由の一つが、そのデザイン性。
見た目はほとんど通常のニューバランス550と変わらず、クラシックでスマートなフォルム。ゴルフシューズ特有の“競技感”が少なく、どんなウェアにも合わせやすいのが魅力です。
ラウンド後にそのまま街に出ても違和感がなく、普段履きとしても通用するスタイル。
最近では、ゴルフウェアも街着として楽しむ“アスレジャー”スタイルが広がっており、ファッション性を求めるゴルファーにも人気です。
さらに、Malbon Golfなどのブランドとのコラボモデルも登場しており、ゴルフ×ストリートの融合を象徴する存在として注目を集めています。
実際の使用シーン別レビュー
ここからは、ラウンド中の具体的なシーンごとに印象を整理します。
・ティーショット時
足元の安定は十分。スイングのねじれに対してもシューズがしっかりと付いてくる。軽さもあって、体重移動がスムーズ。
・フェアウェイ歩行中
ソールのクッション性が効いて、歩きやすく疲れにくい。舗装路でもグリップが効きすぎず、自然な感触。
・ラフやバンカー周辺
軽度のラフでは安定するが、傾斜のある湿った芝では若干滑る感覚あり。スパイク付きモデルほどのグリップは期待しすぎない方がいい。
・クラブハウスや移動時
見た目がスニーカーそのものなので、そのまま食事や移動もOK。スパイクレスなので床を傷つけない点も便利。
向いているゴルファーとおすすめの使い方
ニューバランス550ゴルフシューズは、すべての層に万能というより、明確にターゲットがあるタイプです。
こんな人に特におすすめです。
- ファッション性も重視したいゴルファー
- 晴れの日中心にプレーするカジュアル層
- 移動や歩行が多く、軽快さを求める人
- ラウンド後も街に出る機会が多い人
逆に、雨の日や難コースでの安定性を最重視する人は、より専用設計のスパイク付きモデルを検討するのも良いでしょう。
ただ、バランスの取れた万能モデルとしての完成度は非常に高く、「快適性×デザイン×実用性」の三拍子が揃っています。
ニューバランス550ゴルフシューズの実力まとめ
ここまで紹介してきたように、ニューバランス550ゴルフシューズは「ファッションと機能を両立したスパイクレスモデル」という立ち位置で、とても魅力的な一足です。
- スイング時の安定感は、アマチュアには十分
- 防水仕様で天候にもある程度対応
- 歩行時のクッション性が高く、疲れにくい
- デザインが秀逸で、街でも履ける
結果として、「快適でおしゃれにラウンドしたい人」にとってはベストバランスな選択肢と言えます。
プロ仕様の高性能スパイクモデルとは少し方向性が違いますが、気軽に楽しむゴルファーには理想的。
最後にもう一度、キーワードを。
**ニューバランス550ゴルフシューズ**は、ただのファッションスニーカーではなく、“スイング安定性と快適性を両立した新しいゴルフスタイル”を提案するシューズです。
見た目も履き心地も、どちらも妥協したくないあなたにこそ、試してほしい一足です。


