「ニューバランスの25cmって小さめ?それとも大きめ?」――スニーカーを選ぶときに、誰もが一度は迷うポイントですよね。特にニューバランスは同じサイズ表記でもモデルごとにフィット感が微妙に違うので、レビューを見ても「ぴったりだった」「少しきつかった」と意見が分かれることもあります。この記事では、ニューバランスの25cmサイズを中心に、実際のサイズ感の傾向や小さめ・大きめを選ぶときの基準、そしておすすめのモデル傾向をまとめて解説します。
ニューバランス25cmの基本サイズ感とは?
まず前提として、ニューバランスの25cmというのは「足の長さ(足長)」が約25.0cmの人に合わせたサイズです。一般的にメンズだとUS7、UK6.5、EU40に相当します。
ただし、ニューバランスの靴選びで重要なのは「長さ」だけではなく、「足幅(ウイズ)」と「木型(ラスト)」もセットで考えることです。これは他のブランドよりも明確に設計に反映されている点で、まさにニューバランスならではの特徴です。
ニューバランスでは、同じ25cmでも「D」「2E」「4E」といった幅の違いが選べるモデルが多く存在します。
・D:やや細め
・2E:標準的
・4E:幅広
このように、足の形に合わせて調整できる仕組みが整っているため、単に「25cmだから合う/合わない」で判断するのは少し早計です。
小さめ?大きめ?25cmを選ぶときの考え方
同じ25cmでも、モデルごとに「小さめ」「大きめ」と言われる理由は、木型(ラスト)と素材の違いによるものです。
小さめに感じるケース
たとえば「SL-1」という木型を使っているモデルは、全体的に細身の設計。足幅が広めの人や甲が高い人は、25cmを選ぶと窮屈に感じることが多いです。
また、アッパーがレザーやスエードで硬めに作られているモデルも、履き始めはタイトに感じやすく、履き慣れるまで時間がかかります。こうした場合は、0.5cm上げて25.5cmにするか、同じ25cmでもウイズを広め(2Eや4E)にするのがおすすめです。
大きめに感じるケース
一方で、「SL-2」という木型を採用しているモデルは、つま先や甲まわりに余裕があり、25cmでも少しゆったり感じることがあります。
特にメッシュ素材や柔らかめのアッパーを使ったモデルでは、履いた瞬間から足になじみやすく、全体的に“大きめ”の印象を受けることが多いです。こうしたタイプでは、普段のサイズよりもジャストサイズか、やや小さめで選ぶ人もいます。
25cmが合う人・合わない人の特徴
実際にレビューや体験談を見ていくと、「25cmがちょうどいい人」と「少しサイズを変えた方がいい人」には、ある共通点が見えてきます。
25cmがぴったり合う人
・足長が実測25.0cm前後
・足幅が標準(ウイズ2Eが合う人)
・甲が低め〜普通
・ジャストフィットの履き心地が好き
このタイプの人は、25cm Dまたは2Eを選べば違和感なく履けることが多いです。ニューバランスの中でも幅が標準的なモデル(例:ニューバランス 574やニューバランス 996の一般的なバージョン)なら、サイズアップする必要はほぼありません。
少しサイズを上げた方がいい人
・足幅が広め(ウイズ3E以上)
・甲が高く、甲部分が当たりやすい
・長時間歩く/厚手ソックスを履くことが多い
こうした人は、25.5cmまたは26cmを選ぶことで快適になります。特に長距離の歩行や仕事で履くなら、足のむくみも考慮して少し余裕を持たせるのがベターです。
モデルごとのサイズ感の傾向
ニューバランスはモデルによってラストが異なり、それがサイズ感に直結します。ここでは、25cm前後を選ぶときの代表的な傾向を紹介します。
スタンダードモデル(ニューバランス 574・ニューバランス 996など)
これらの定番モデルは比較的ゆとりのある木型を使っており、25cmでジャスト、もしくはややゆったりめの履き心地。
ニューバランス 574は丸みを帯びたシルエットで足入れが広め、ニューバランス 996はややスリムですが馴染みやすい素材が多く、25cmでも快適です。
パフォーマンス系モデル(ニューバランス 860・ニューバランス 990シリーズなど)
ランニングモデルは全体的に足を包み込むようなフィット感が重視されており、細身に感じる傾向があります。25cmを選ぶ場合は、足幅が広い方や甲が高い方は25.5cmを検討しても良いでしょう。
コラボモデルや限定モデル
デザイン重視で素材や構造が特殊な場合、通常モデルよりきつく感じるケースも。特に厚めのインソールや硬めのレザーを採用しているモデルは、最初は窮屈に感じるため、サイズアップする人が多いです。
25cmを選ぶときに注意したいポイント
ニューバランスの25cmを選ぶ際には、次のようなポイントをチェックすると失敗が減ります。
- ウイズ(幅)を確認する
同じ25cmでも、Dと2Eでは履き心地がまったく違います。幅広の人がDを選ぶと、横が当たって痛く感じることもあるので注意しましょう。 - 素材と履き慣れの変化を考慮する
スエードやレザー素材は最初硬くても、履くうちに馴染んで伸びることがあります。一方で、合成素材やメッシュは伸びにくいので、初めから余裕を持たせた方が安心です。 - ソックスやインソールも含めて試す
厚手の靴下を履くことが多い人、インソールを追加する予定がある人は、25.0cmだと窮屈になる可能性があります。試し履きの際は実際の使用条件で確認するのが理想です。 - 返品・交換サービスを確認
オンラインで購入する際は、サイズ交換ができるショップを選びましょう。ニューバランス公式オンラインや一部セレクトショップでは、サイズ違いの交換に対応しているところもあります。
25cmユーザーにおすすめのモデル傾向
ここでは具体的なモデル名ではなく、「25cm前後で履きやすい傾向のあるモデルタイプ」を紹介します。
- 街履きメインのカジュアル系:ニューバランス 574、327、ニューバランス 996など、足幅に余裕があり、長時間の歩行でも疲れにくいモデル。25cmでもやや大きめに感じやすい傾向。
- ランニング・ウォーキング系:ニューバランス 990、ニューバランス 1080、ニューバランス 860などはサポート性が高く、細身でしっかりフィットする設計。25cmでジャストもしくはやや小さめに感じる人が多い。
- トレンド系・コラボ系:ニューバランス 9060、ニューバランス 2002R、ニューバランス 550など、素材やシルエットによってフィット感が変化しやすい。試着が難しい場合は0.5cm上げておくと安心。
自分の足に合うニューバランス25cmを見つけるコツ
- 実測値を知る
まずは自分の足長と足幅を測ること。自宅でも紙とペン、メジャーがあれば簡単に測定できます。
両足を測り、大きい方のサイズを基準に選ぶと失敗しにくいです。 - ウイズ表記をチェックする
公式サイトや箱に記載されているウイズ(D・2Eなど)を確認。足幅が広い人は2E以上を選びましょう。 - モデルの口コミを確認
同じ25cmでも「このモデルは小さめ」「幅が広め」といった傾向があります。購入前にレビューを読んで参考にすると安心です。 - 目的に合わせてサイズ感を調整する
街履きなら少しゆったりめでもOK。ランニングや長時間歩行ならジャストフィットが望ましいなど、使い方に合わせて選ぶのがポイントです。
ニューバランス25cmのサイズ感を理解して、ベストな一足を
ニューバランスの25cmは、「ジャストサイズ」として選ぶ人も多い一方で、足の形やモデルによっては“少し小さめ・大きめ”と感じることもあります。
大切なのは、サイズの数字だけで判断せず、ウイズ・木型・素材・用途をすべて考慮して選ぶことです。
自分の足を知り、レビューを参考にしながら、ジャストな25cmを見つけられたときの快適さは格別です。長く愛用できる一足を選ぶために、今日から“サイズ選びの目”を磨いていきましょう。


