「ニューバランスの24cm、どれを選べばいいんだろう？」
そんなふうに迷ったこと、ありませんか？スニーカー選びって、サイズひとつ違うだけで履き心地も印象もガラッと変わるもの。特に24cmは男女どちらでも履ける“中間サイズ”だからこそ、モデルごとのフィット感やワイズ（幅）をしっかり理解しておくことが大切です。ここでは、ニューバランスの24cmを選ぶときに失敗しないポイントと、おすすめモデルをまとめて紹介します。
ニューバランスのサイズ感を正しく理解しよう
ニューバランスの「24cm」とひと口に言っても、靴の形（木型）や素材、ワイズによってフィット感が全く違います。まずは、サイズ選びの前に知っておきたい基本を押さえておきましょう。
ニューバランスの特徴のひとつが、足長（センチ表記）と足囲（ワイズ）の組み合わせでサイズを選べる点です。日本では「D（標準）」「2E（やや広め）」「4E（かなり広め）」などの展開がありますが、実はモデルによって対応ワイズが異なります。たとえば同じ24cmでも、Dワイズなら少しタイトに、2Eならゆったりめに感じるでしょう。
また、ニューバランスには「木型（ラスト）」という設計思想があり、これが履き心地を左右します。
代表的なものとして以下のような種類があります。
- SL-1：やや細めの標準木型。996シリーズなどで採用。
- SL-2：つま先ゆったりの幅広木型。574や990などに多い。
- PL-1：やや細めでスマートな印象を持つ木型。
つまり、同じ24cmでも「SL-1の24cm」と「SL-2の24cm」では感覚がまるで違うということ。だからこそ、サイズ表記だけでなく、木型やワイズの情報を確認するのが失敗しないコツです。
自分の足に合ったサイズを知る方法
スニーカー選びで一番大切なのは、自分の足を正しく知ること。
特に24cm前後の方は、普段23.5cmや24.5cmの靴も履けてしまう“曖昧ゾーン”にいるため、慎重なチェックが必要です。
- 足長を計測する
かかとからつま先までを紙の上で測り、ぴったりの長さを確認します。
靴下を履いた状態で測るのがポイントです。 - 足幅（ワイズ）を確認する
メジャーで親指のつけ根と小指のつけ根を一周させ、周囲の長さを測定します。
ニューバランス公式サイトのサイズチャートでワイズを照らし合わせると、自分がDか2Eか判断できます。 - 用途を考える
ランニング中心ならフィット重視のジャストサイズ、普段履きや通勤ならゆとりをもたせたサイズを選びましょう。
特に「甲が高い」「幅が広い」という方は、ワイズ2E以上を選ぶと窮屈感が軽減されます。逆に細身で足の厚みが薄い人は、標準のDワイズでもしっかりホールド感を得られるでしょう。
24cmを選ぶときによくある失敗と対策
「いつも24cmを履いてるけど、ニューバランスはキツかった…」
そんな声をよく耳にします。それは、ニューバランスがブランドごとに独自の木型を採用しているから。ここで、よくある失敗パターンを整理してみましょう。
- 幅が合わない（きつい／ゆるい）
→ 対策：ワイズを確認する。「D→2E」へ変更するだけで劇的に快適になることも。 - つま先が当たる
→ 対策：0.5cmアップして24.5cmを試す。特にSL-1木型は細めなので要注意。 - かかとが浮く／靴擦れが起きる
→ 対策：靴紐の締め方を調整するか、インソールを追加。 - 長時間歩くと疲れる
→ 対策：ウォーキング用クッションモデル（例：990、880、Fresh Foamシリーズ）を選ぶ。
一番多いのが「普段の靴と同じ24cmを選んだのにきつかった」というケース。
特にWL996やU574など細めのモデルでは、0.5cmアップが快適なことも多いです。逆にML574やML725のように幅が広いモデルでは、24cmそのままで問題ない場合もあります。
ニューバランス24cmおすすめモデル
ここからは、24cmサイズを検討している人におすすめの人気モデルを紹介します。
それぞれ特徴やサイズ感も異なるので、自分の用途に合う一足を見つけてください。
1. WL996（レディース定番）
クラシックなデザインで幅広い層に人気のWL996。
やや細めの木型SL-1を採用しており、普段23.5cmを履く人でも24.0cmでちょうど良いという声が多いです。通勤から休日まで万能に使える一足です。
2. ML574（ユニセックス）
ニューバランスの代名詞ともいえるML574シリーズ。
SL-2木型でつま先が広く、足幅の広い人でも快適に履けます。24cmは男女兼用の中間サイズで、女性にも人気です。カジュアルコーデにもぴったり。
3. MR530
90年代のランニングスタイルを現代風にアップデートしたモデル。
スポーティでボリューム感のあるデザインが特徴です。足幅はややゆったりめで、普段24cmでもジャストで履けるという声が多数。
4. ML725
韓国でも人気爆発中のML725は、程よい厚底感と近未来的デザインが魅力。
スニーカー慣れしていない人にも履きやすいモデルで、24cmでも圧迫感が少ない作りになっています。
5. U9060
ハイテク感のあるデザインで、トレンド重視派に人気のU9060。
ボリュームソールながら軽量で、足元に存在感を与えます。幅はやや広め設計なので、普段24cmの人はそのままのサイズでOK。ソックスで微調整可能です。
6. Fresh Foam Arishi V4
ランニングやウォーキング用に最適な軽量モデル。
柔らかいクッション性が特徴で、長時間歩く人にもおすすめ。24cmでジャストフィットするケースが多く、スポーツにも日常にも万能です。
季節・用途別に考える24cmの選び方
ニューバランスの24cmを選ぶ際には、シーズンや使用シーンも意識しましょう。
- 春夏（薄手の靴下）：ジャストサイズでOK。軽快に見せたいなら細身モデルが◎。
- 秋冬（厚手の靴下・タイツ）：ハーフサイズ上げ（24.5cm）で余裕をもたせるのが快適。
- ウォーキング／立ち仕事用：クッション性のあるモデルを選び、足疲れを軽減。
- ファッション重視：WL996・U9060など、シルエットが美しいモデルを優先。
また、素材によっても履き心地は変わります。スエードは最初硬く感じても、履き込むほど柔らかく馴染みます。メッシュは最初から軽く、夏場にも快適です。
24cm購入時のチェックリスト
- 公式サイズチャートで足長とワイズを確認
- モデルの木型（SL-1／SL-2など）を把握
- 厚手靴下を履く季節は0.5cmアップを検討
- 履き口・かかとが浮かないか確認
- オンライン購入時は返品・交換ポリシーを確認
- 履き慣らす時間を設ける（特にレザー系）
この6つを意識するだけで、「思っていたよりきつい」「ゆるかった」という失敗はぐっと減ります。特にニューバランスはモデルごとの差が大きいブランドなので、24cmだから安心、とは言い切れません。必ずモデルの特性をチェックすることが大切です。
まとめ｜ニューバランス24cmで自分にぴったりの一足を
ニューバランスの24cmは、女性にも小柄な男性にも人気の“ゴールデンサイズ”。
ただし、モデルやワイズ、木型によってフィット感が大きく変わるため、単に「24cm」と決めつけず、試着やサイズチャートの確認を怠らないことがポイントです。
足にぴったりフィットしたニューバランスは、一日中歩いても疲れにくく、見た目のバランスも抜群。
もし迷ったら、まずは定番のWL996かML574から試してみるといいでしょう。
きっと、自分にぴったりの24cmスニーカーが見つかるはずです。
