子どもの足の成長って本当に早いですよね。気づけば「あれ、この靴もうきつい?」なんてことも多いはず。特に「23.5cm」というサイズは、キッズの中でもちょうど成長期の終盤にあたる時期。大人サイズに近づきつつも、まだ子どもらしいフィット感や履きやすさを重視したい、そんな微妙なラインにいる足です。
今回は、「ニューバランス23.5キッズ」に注目して、サイズ感や選び方、人気モデルの特徴などを分かりやすく解説していきます。
ニューバランス23.5キッズのサイズ感はどんな感じ?
ニューバランスのキッズシューズは、全体的に「やや大きめの作り」が多い傾向があります。
実際、同じ23.5cm表記でも他ブランドよりもインソール(中敷きの長さ)が0.3〜0.5cmほど長いこともあります。これは、成長期の子どもの足に“少し余裕を持たせる”という設計思想からきています。
ただし、やみくもに大きめを選ぶのはNG。
足の長さ(足長)に対して0.5〜1.0cmほどの余裕が「理想的なサイズ感」と言われています。例えば実足23.0cmのお子さんなら、23.5cmを選ぶのがちょうど良いバランス。これより大きいサイズを選んでしまうと、かかとが浮いたり、足が靴の中で滑ったりして、歩きづらくなることがあります。
また、ニューバランスはモデルごとにワイズ(足幅)展開も豊富です。
・M(標準)
・W(幅広)
・XW(かなり幅広)
といった違いがあるので、同じ23.5cmでも足の形に合わせて選ぶことができます。甲高・幅広のお子さんには「W」や「XW」、細めの足には「M」タイプがフィットしやすいでしょう。
成長期に大切な「少しの余裕」と「フィット感」
子どもの足は1年で0.5〜1cmほど大きくなることもあります。特に小学校高学年〜中学生の入り口にあたる時期は、成長のスピードがぐっと上がるタイミング。だからこそ「今ピッタリ」よりも「少し余裕がある」靴を選ぶのがポイントです。
ただし、余裕を持たせすぎると逆効果。
靴が大きすぎると足が前に滑り、つま先に負担がかかったり、歩行姿勢が崩れて疲れやすくなります。
そのため、「指1本分(約0.8cm)」の余裕を意識しておくと、快適さと安全性のバランスが取れます。
もうひとつ大事なのが「踵(かかと)」のホールド感。ニューバランスのキッズシューズは、踵のサポートがしっかりしているモデルが多く、足が前にずれにくい構造になっています。成長期の足の形を守るためにも、この“かかとの安定感”はとても重要です。
23.5cmを選ぶ前に確認したいポイント
- 足の実寸を正確に測る
紙の上に足を置き、かかとから一番長い指の先までを測るだけでもOK。夕方の時間帯(足が少しむくんでいる状態)で測ると、より実際に近いサイズが分かります。 - 靴下を履いた状態で考える
通学や運動時には必ず靴下を履くため、靴下分の厚み(約0.2〜0.3cm)も加味してサイズを選びましょう。 - モデルによるサイズ感の違いを知る
同じ「23.5cm」でも、996シリーズと313シリーズではフィット感が異なります。996は細身でスマートな形状、313シリーズは幅広で甲高な足にも対応するゆったり設計です。 - 足幅(ワイズ)を確認する
お子さんが「足の横がきつい」と言うなら幅広モデルを。逆に「かかとが抜ける」と感じるなら細めワイズを選ぶなど、履き心地のフィードバックを大切に。
ニューバランス23.5キッズで人気のおすすめモデル
では、実際に23.5cmサイズで選びやすい人気モデルを紹介します。どれも履き心地とデザイン性を両立した定番の一足です。
YV996
ニューバランスの定番中の定番。クラシックなランニングシューズをベースにしたデザインで、通学にも普段使いにもぴったり。軽量でクッション性が高く、かかと部分のホールド感も抜群です。ゴム紐+マジックテープで脱ぎ履きしやすく、忙しい朝でもスムーズ。
313シリーズ
柔らかい履き心地と幅広設計が特徴。甲高・幅広の子どもでも圧迫感が少なく、足全体をやさしく包み込むようなフィット感があります。踵がしっかり安定するので、歩行時のぐらつきを防ぎたいお子さんにも最適です。
373シリーズ
少しスリムな形で、スタイリッシュな印象。細めの足にフィットしやすく、カジュアルコーデとの相性も抜群。最近はパステルカラーやアースカラーなど、ファッション性の高いモデルも増えています。
9060キッズモデル
最新トレンドのデザインを取り入れたモダンな一足。ボリュームのあるソールと近未来的なシルエットが特徴で、「親子でお揃い」にも人気。やや大きめの作りなので、選ぶ際は実足+0.5cm程度が目安です。
通学・運動・普段使い、それぞれに合う選び方
「23.5cm」はちょうど、通学用・体育・遊び・お出かけなど、どんなシーンにも使われるサイズ帯。用途に合わせた選び方をすることで、靴の寿命も伸びます。
- 通学用なら:耐久性・通気性・履きやすさを重視。YV996や313シリーズが定番。
- 運動が多い子なら:軽さとクッション性を重視。ランニング由来の373シリーズや578などがおすすめ。
- おしゃれも重視するなら:9060キッズモデルなどのトレンドモデルや限定カラーをチェック。
また、毎日履く靴は汗や湿気で傷みやすいため、1〜2足をローテーションで使うのが理想です。1日おきに履き替えることで、靴内部の湿気が抜けて衛生的に保てます。
成長を見越した買い替えタイミング
23.5cmを履いている子は、今後半年〜1年で24.0〜24.5cmへサイズアップする可能性があります。
買い替えの目安としては、つま先の余裕が5mm以下になったら次のサイズを検討しましょう。
また、靴底がすり減ってきた・マジックテープが弱くなった・履くときにきつそうにしている、こうしたサインも買い替え時期の合図です。
大切なのは、「靴が小さい=成長している証拠」とポジティブに捉えること。お子さんの足の健康を守るためにも、定期的なサイズチェックを習慣にしておくと安心です。
ニューバランス23.5キッズで快適に歩こう
「23.5cm」というサイズは、子どもの足が大人へと成長していく途中にあるとても大切な時期。
だからこそ、サイズの合った靴選びが何より重要です。ニューバランスはキッズモデルでも大人顔負けの品質で、足の形をしっかりサポートしてくれます。
実足+0.5〜1.0cmの余裕を目安に、足幅・用途・好みを考慮しながら選べば、長く快適に履ける一足に出会えるはず。
そして何より、「履き心地がいい」と感じることこそが、子どもにとって一番の正解です。
ニューバランス23.5キッズは、成長期の足を優しく包み込みながら、自信を持って外へ踏み出す力をくれる一足です。


