ニューバランス M1400の履き心地とは？
ニューバランスの中でも、ニューバランス M1400は「大人のための上質スニーカー」として知られています。クラシックなデザインと、上品なスエード素材の質感。街で履くだけで雰囲気を格上げしてくれる一足ですが、実際に履いたときの快適さにも定評があります。
履き心地の良さの秘密は、ニューバランス M1400の構造そのものにあります。もともとはランニングシューズとして設計されているため、見た目はクラシックでも中身は本格派。歩くたびに足全体を包み込むような柔らかさがあり、長時間の着用でも疲れにくいと多くのユーザーが語っています。
ここでは、ニューバランス M1400の履き心地を構造・素材・使用感の観点から詳しく掘り下げていきます。
ENCAPとC-CAPが生む安定感とクッション性
ニューバランス M1400の履き心地を語るうえで欠かせないのが、ミッドソールに採用された「ENCAP」と「C-CAP」構造です。
ENCAPは、柔らかいEVA素材を硬質ポリウレタンで包み込むニューバランス独自の技術で、衝撃吸収と安定性を両立しています。C-CAPは圧縮成型EVAを使用し、一般的なEVAよりもヘタりにくく、長時間履いてもクッション性を保つのが特徴です。
この2つの素材を組み合わせたニューバランス M1400は、柔らかさと安定感を絶妙なバランスで実現。歩き始めた瞬間、ソール全体にしなやかさを感じながらも、かかとからつま先への体重移動がスムーズに行えるのが印象的です。
最新の厚底スニーカーのような「ふわふわ感」はありませんが、重心のブレを抑えてくれる安定感があり、立ち仕事や長時間の移動にも強いモデルです。
包み込むようなアッパー構造と足当たりの柔らかさ
ニューバランス M1400は履いた瞬間に「足を包み込むような感覚」があると言われます。これはアッパー部分に採用された袋縫い構造によるもの。靴の内部が立体的に縫製されており、足を優しく包み込むような形状になっています。
素材には上質なピッグスキンスエードとメッシュを組み合わせており、柔らかさと通気性のバランスが絶妙。履き始めから足馴染みがよく、硬さを感じにくいのも特徴です。
また、ニューバランスの中でも「SL-2ラスト（木型）」を採用しているため、甲が高め・幅が広めの日本人の足にも合いやすい設計。締め付け感がなく、自然にフィットしてくれます。
実際、ユーザーの口コミでも「幅広でも痛くならない」「長時間歩いても疲れにくい」といった評価が多く見られます。
実際の履き心地レビュー：柔らかく、それでいてブレない
ネット上のレビューを見ても、ニューバランス M1400の履き心地に対しては好意的な声が圧倒的です。
「クッションの柔らかさが心地いい」「5年以上履いてもフィット感が変わらない」「スニーカーなのに革靴のような上品さがある」といった意見が多く、長期間履いても快適さが続く点が高く評価されています。
一方で、「最新の厚底スニーカーと比べるとクッション性は控えめ」「ややゆったりめのサイズ感」という意見もあり、フィット感の好みが分かれる部分もあります。
ニューバランス M1400は“ソフトな履き心地”よりも、“安定感と足裏感覚”を重視したタイプ。柔らかすぎず、地面をしっかり感じられる感触が好きな人に特におすすめです。
ニューバランス M990との違い：包み込むM1400、ホールドするM990
ニューバランスの人気モデルであるニューバランス M990シリーズと比較されることも多いニューバランス M1400。どちらも高級スニーカーの代名詞ですが、履き心地の方向性は少し異なります。
ニューバランス M990はソールに反発力があり、ホールド感が強め。一歩一歩をしっかり支えるような感覚です。
一方のニューバランス M1400は、全体的に柔らかく包み込まれるような履き心地。歩くたびに足が吸い付くような感覚があり、リラックスして履ける印象があります。
そのため、「長く歩いても疲れにくい」「休日の街歩きや旅行にも最適」と感じる人が多く、ランニングというより“ライフスタイルシューズ”として愛用されるケースが増えています。
サイズ感とフィット感の選び方
ニューバランス M1400はやや大きめに作られているため、普段履いているサイズを基準にすると少し余裕を感じる人も多いです。
足幅が広めの人やゆったり履きたい人は普段のサイズで問題ありませんが、足が細い人やタイトなフィットを好む人はハーフサイズ下げるとちょうど良いこともあります。
また、スエード素材のため履いていくうちに多少伸びが出る点も考慮しておくと安心です。靴下の厚みやインソールとの相性でも印象が変わるため、購入時には実際に試し履きしてフィット感を確かめるのが理想的です。
経年変化と履き心地の持続性
ニューバランス M1400は見た目の美しさだけでなく、履き心地の持続性にも優れています。あるユーザーは「購入から5年経ってもフィット感がほとんど変わらなかった」と語っています。
これは、クッション素材が適度な硬さを保ちやすく、履くたびに足に馴染んでいく構造だからこそ。ソールが極端に柔らかく沈み込まないため、長期間履いてもへたりが少ないのです。
ただし、ソールの摩耗やEVAの硬化が進むとクッション性は徐々に低下します。靴底がすり減ってきたら、履き心地の変化を感じる前に修理や買い替えを検討するのがおすすめです。
ニューバランス M1400が愛され続ける理由
ニューバランス M1400が長年愛されているのは、単なるブランドイメージだけではありません。
クラシックなデザインに上質なスエード、丁寧な縫製と安定したクッション性能。
履いた瞬間に感じる柔らかさと、歩くたびに実感する安定感。その両立が他のスニーカーにはない魅力を生んでいます。
特に「高級スニーカー＝ファッションアイテム」という枠を超えて、実際に“歩くことが気持ちいい靴”として完成されている点が、多くのユーザーを惹きつけています。
ニューバランス M1400の履き心地を体験してみよう
ニューバランス M1400の履き心地は、柔らかくて安定感があり、履くほどに味わいが深まる一足です。
クッション性に頼りすぎない絶妙なバランスがあり、「足に吸い付くような感覚」「包み込まれる安心感」を求める人には理想的なスニーカーと言えます。
見た目の上品さと、長時間履いても疲れにくい実用性。
この両立こそが、ニューバランス M1400が“ニューバランスの名作”と呼ばれる理由でしょう。
上質な履き心地を日常に取り入れたいなら、ぜひ一度ニューバランス M1400を足に通してみてください。
その瞬間、スニーカーの価値観が少し変わるはずです。
