ランニングやウォーキング用のスニーカーを探していると、「ニューバランス Fresh Foam(フレッシュフォーム)」という言葉を目にすることが多いですよね。聞いたことはあるけれど、「実際どんな特徴があるの?」「他のシリーズと何が違うの?」と思っている人も多いはず。この記事では、ニューバランスの中でも高い人気を誇るFresh Foamシリーズについて、その魅力や履き心地、そして人気モデルを詳しく紹介します。
Fresh Foamとは?ニューバランスの快適クッション技術
Fresh Foam(フレッシュフォーム)は、ニューバランスが開発した独自のミッドソールクッション技術です。2014年に登場して以来、現在では多くのランニングシューズやウォーキングモデルに採用されています。
この技術の大きな特徴は、「一体成型のEVAフォームを精密設計することで、柔らかさと安定性を両立している」点です。ミッドソール表面には、凹凸のあるハニカム構造が設けられており、衝撃を吸収する部分と支える部分がバランスよく配置されています。
さらに、最新世代では「Fresh Foam X(フレッシュフォーム エックス)」として進化。素材の改良やフォーム構造の最適化によって、より厚みがありながら軽く、クッション性と安定性を高めた設計になっています。
Fresh Foamの履き心地を支える3つのポイント
Fresh Foamシリーズは、多くのランナーや普段使いのユーザーから「履き心地がいい」と支持されています。その理由を3つに分けて見てみましょう。
1. 柔らかく沈み込むようなクッション性
まず感じるのは、足を包み込むような柔らかさ。着地した瞬間にミッドソールがふわっと沈み込み、足裏の衝撃を吸収してくれます。これにより、長時間のウォーキングや立ち仕事でも足への負担を軽減。ランニングでは、膝や腰に優しいクッション感が特徴です。
2. 安定感とバランスの良さ
柔らかいだけでなく、安定性にも優れています。ハニカム構造の配置により、着地時のブレを抑えながらも自然な体重移動をサポート。特に「Fresh Foam X」シリーズではサイドウォール(横の立ち上がり)を高く設計し、足を包み込むようなホールド感を実現しています。
3. 軽さと長時間対応の快適性
一見ボリュームのある厚底ソールですが、実際には驚くほど軽いのもポイント。EVA素材をベースにしながらも、不要な部分を削ぎ落とす構造により軽量化を実現。通勤や旅行、長時間の移動でも快適に履き続けられます。
Fresh Foamが人気の理由
数あるニューバランスのクッション技術の中でも、Fresh Foamシリーズが人気を集める理由は「汎用性」と「快適さのバランス」にあります。
ランナーだけでなく、普段履きにも使える万能性。見た目のスタイリッシュさと履き心地の良さが両立しているため、ランニングシーンから街歩きまで幅広く愛されています。
特に最近は「厚底スニーカー」や「アスレジャースタイル」がトレンド。Fresh Foamシリーズの丸みのあるソール形状やボリューム感がファッション的にも人気を後押ししています。
Fresh Foamシリーズの代表モデル紹介
ニューバランスのFresh Foamシリーズには、用途や履き心地の違いによってさまざまなモデルがあります。ここでは、特に評価の高い人気モデルを紹介します。
Fresh Foam X 1080 v14
シリーズのフラッグシップモデル。Fresh Foam Xを搭載した厚底ソールで、抜群のクッション性を実現しています。「雲の上を歩くような履き心地」と評され、ランニングだけでなく普段履きにも愛用者が多いモデルです。長距離ランやゆったりペースのジョギングに最適です。
Fresh Foam X More v5 / Fresh Foam X More v6
シリーズの中でも特にソフトな履き心地を重視したモデル。ソールが厚く、衝撃吸収性能が高いため、リカバリーランやウォーキングにぴったり。v6ではさらに安定性と軽量性が進化しています。
Fresh Foam 880 v6
ウォーキングシューズとしても定評のあるモデル。適度なクッションと安定感があり、日常使いや立ち仕事にも向いています。幅広設計のため、ゆったりとした履き心地を求める方におすすめです。
Fresh Foam X Kaiha V1
エントリー向けのランニングモデルとして人気。Fresh Foam Xを採用しながらも価格を抑えており、初めてニューバランスを試す人にも手が届きやすいラインです。
WW880 Fresh Foam
女性向けウォーキングモデル。長時間の移動や通勤など、日常生活での快適さを追求した作りになっており、柔らかい履き心地が魅力です。
Fresh Foamと他シリーズとの違い
ニューバランスには、Fresh Foam以外にも「FuelCell」や「CUSH+」など、いくつかのミッドソール技術があります。違いを簡単に整理すると次のようになります。
- FuelCell:反発力とスピード重視。レースやテンポ走に向く。
- Fresh Foam:クッション性と安定性重視。ジョギングや日常履きに最適。
- CUSH+:軽量で柔らかいが、やや反発性は控えめ。カジュアル向け。
つまり、Fresh Foamは“柔らかくて快適”を求める人向けの万能タイプ。走り心地よりも「履き心地の良さ」を重視する人にぴったりです。
Fresh Foamシリーズの注意点と選び方
どんな靴にもメリットと注意点があります。Fresh Foamを選ぶ際に知っておきたいポイントを押さえておきましょう。
- 反発性は控えめ
クッション性重視のため、スピードを出したいランナーにはやや物足りなく感じることがあります。 - 接地感はややソフト
厚底のため地面との一体感が薄く、よりダイレクトな走りを求める場合はFuelCellシリーズが適しています。 - モデルによる違いに注意
同じFresh Foamでも、1080はクッション重視、880はバランス型、860は安定型といった個性があります。自分の用途に合わせて選びましょう。
Fresh Foamはこんな人におすすめ
- 柔らかいクッションが好きな人
- 長時間歩く・立つことが多い人
- 通勤や旅行でも疲れにくい靴を探している人
- 厚底トレンドを取り入れたい人
- 膝や腰への負担を減らしたいランナー
日常から運動までカバーできる快適さが、Fresh Foamシリーズの最大の魅力です。
ニューバランス Fresh Foamの特徴と魅力をもう一度まとめて
ニューバランス Fresh Foamシリーズは、軽くて柔らかく、それでいて安定した履き心地が特徴のクッションテクノロジーです。足への優しさと長時間履いても疲れにくい設計で、多くのユーザーに愛されています。
ランニングでもウォーキングでも、そして普段履きでも。「とにかく快適に歩きたい」「疲れにくい靴が欲しい」という人には、Fresh Foamシリーズがぴったりです。
快適さ、デザイン性、汎用性。この3つをバランスよく備えたニューバランス Fresh Foam。次にスニーカーを選ぶときは、ぜひその履き心地を試してみてください。


