ランニングシューズ選びで「クッション性」と「安定性」、どちらを重視するか迷ったことはありませんか？
ニューバランスの「Fresh Foam X 1080 v14」シリーズは、その二つを高次元で両立させたラインとして注目されています。
柔らかいのにブレない、快適なのにしっかり走れる──そんな理想を形にした最新シリーズを、人気モデル別に詳しく見ていきましょう。
フレッシュフォームXとは？シリーズの進化と特徴
「Fresh Foam X」は、ニューバランス独自のミッドソール素材「Fresh Foam」を進化させた最新クッションテクノロジーです。
従来のFresh Foamよりも厚みがあり、より柔らかく、着地時の衝撃を吸収してくれるのが特徴。
しかも、ただ“ふわふわ”なだけではありません。3Dモーションキャプチャーなどのデータをもとに設計され、衝撃吸収と反発性のバランスを追求しています。
さらに、ミッドソールの形状にも工夫があります。側面に壁のような構造（サイドウォール）を設けることで、着地時のブレを抑え、安定した走行をサポート。
アウトソールには耐久性の高いラバー「N durance」が配置され、長距離や日常使いにも安心です。
柔らかさと安定感、そして快適な履き心地をすべて叶える――それが「フレッシュフォームX」シリーズの真価です。
Fresh Foam X 1080 v14｜シリーズの旗艦モデル
シリーズの中でも最も注目を集めるのが、最新の「Fresh Foam X 1080 v14」。
長距離ランナーから日常使いのユーザーまで幅広く支持されている理由は、その“極上の履き心地”にあります。
ミッドソールにはフレッシュフォームXを贅沢に使用。厚みのあるクッションが着地の衝撃をしっかり吸収し、ロッカー形状のソールがスムーズな重心移動を生み出します。
「ふわっと沈み込むような柔らかさ」と「自然に次の一歩が出る推進力」を両立した感覚は、履いた瞬間に違いがわかるレベルです。
アッパーは通気性の高いエンジニアードメッシュ。足全体を優しく包み込み、長時間履いてもストレスを感じにくい構造です。
さらに、サイドウォール構造によって安定性も確保。特に踵から中足部のホールド感が強く、ソフトなクッションでも“ふわふわしすぎない”絶妙なバランスを実現しています。
「走ることそのものを楽しませてくれる」――そんな言葉がぴったりな万能モデルです。
Fresh Foam X 880 v15｜初心者にもおすすめの万能バランス型
1080がシリーズの上位モデルなら、「Fresh Foam X 880 v15」は“誰にでもちょうどいい”バランス型。
初心者ランナーや日常的に走る人、ウォーキング中心のユーザーにも向いています。
このモデルの魅力は、クッション性と安定感の両立に加え、フィット感の良さ。
アッパーには伸縮性のあるエンジニアードニットメッシュを採用し、足をやわらかく包みながらもブレを抑えます。
ヒールカップもしっかりしており、踵がズレにくいので、長時間履いても安定した姿勢を保てます。
クッションは1080よりやや控えめで、適度な反発を感じられるタイプ。
そのため、ゆったり走りたい人だけでなく、軽めのトレーニングや通勤・通学にも活用しやすい万能モデルです。
ウィズ展開（足幅対応）も豊富なので、日本人の足にもフィットしやすいのがポイントです。
Fresh Foam X 860 v14｜安定性重視のサポートモデル
長距離を走ると足が内側に倒れやすい（オーバープロネーション）傾向がある方には、「Fresh Foam X 860 v14」がおすすめです。
このモデルはシリーズの中でも特に“安定感”にフォーカスしています。
ミッドソールはFresh Foam Xを採用しつつ、内側に倒れ込みを防ぐ構造を搭載。
ソール幅も広く、接地面積を確保することで走行時のブレを最小限に抑えます。
柔らかいだけでなく、しっかりと支えてくれる――そんな安心感が860シリーズの最大の魅力です。
見た目以上に履き心地はしなやかで、クッションの沈み込みが抑えられているため、安定したフォームを保ちやすいのも特徴。
日常のウォーキングや立ち仕事など、“走らない日常”でもその快適さを実感できるでしょう。
Fresh Foam X More v4｜シリーズ最高のクッション体験
「もっと柔らかいクッションを求めたい」という方に人気なのが、「Fresh Foam X More v4」。
シリーズ史上最も厚いミッドソールを備えた、“極上クッションモデル”です。
足を入れた瞬間からわかる柔らかさは、まるで雲の上を歩いているよう。
着地の衝撃を吸収するだけでなく、重心が自然に前へ転がるようなロッカー構造で、スムーズに足が運べます。
ジョグやロングウォーク、立ち仕事など、長時間の使用でも足裏への負担を最小限に抑えてくれます。
環境配慮型の素材を多用しているのも特徴。アッパーの50%以上にリサイクル素材を使い、ソールには植物由来の原料を混合。
機能性だけでなく、サステナブルな視点からも選ばれているモデルです。
快適さとクッション性を両立するための選び方
同じフレッシュフォームXでも、モデルによって個性はさまざま。
自分の用途や走り方に合ったモデルを選ぶことが、快適さとクッション性を最大限に活かすポイントです。
- 柔らかさを重視したいなら → Fresh Foam X 1080 v14、Fresh Foam X More v4
- バランス重視で迷ったら → Fresh Foam X 880 v15
- 安定感とサポートを求めるなら → Fresh Foam X 860 v14
また、足幅やフィット感も大切です。ウィズ展開（D・2E・4Eなど）があるモデルを選べば、自分の足に合った快適な履き心地を得られます。
長時間履くランニングシューズほど、サイズとフィットは妥協しないようにしましょう。
最新のフレッシュフォームXシリーズが選ばれる理由
ここ数年、ニューバランスは「クッション性の高さ」に加えて「走行安定性」「環境配慮」「デザイン性」の面でも進化を続けています。
特にFresh Foam X 1080 v14では、ソール構造の改良やサイドウォールの追加により、従来よりも安定した走り心地を実現。
Fresh Foam X 880 v15では、初心者でも扱いやすいフィットと軽快さを重視し、Fresh Foam X 860 v14では足をしっかり支える安心感を提供しています。
「柔らかい＝不安定」という常識を覆し、快適さとクッション性の“いいとこ取り”を叶えたシリーズ。
ランニングを始めたい人にも、もっと気持ちよく走りたい人にも、ぴったりの選択肢といえるでしょう。
ニューバランス フレッシュフォームXシリーズ比較まとめ
ニューバランスの「フレッシュフォームX」シリーズは、柔らかさ・安定感・履き心地の三拍子がそろった万能ラインです。
特にFresh Foam X 1080 v14は“最高の履き心地”を体験できるモデルとして、シリーズを代表する存在。
Fresh Foam X 880 v15やFresh Foam X 860 v14、Fresh Foam X More v4などもそれぞれの個性が際立ち、用途や好みに応じて選び分けが可能です。
クッション性を求めながらも、しっかりとした安定感が欲しい――そんな方にこそ、このシリーズは最適。
履く人の走り方やライフスタイルに合わせて、快適さの形を自由に選べるのが魅力です。
柔らかく、軽く、そしてブレない。
「ニューバランス フレッシュフォームX」は、まさに“快適さとクッション性を両立した”最新の答えといえるでしょう。
