最近、靴選びで「ニューバランスの3Dスキャン」という言葉を耳にする人が増えています。これは単なる足のサイズ測定ではなく、あなたの足の形そのものを360度スキャンしてデータ化する最新の計測サービス。自分の足の“長さ”だけでなく、“幅”“甲の高さ”“土踏まずの形”まで丸ごと数値で把握できるのです。しかも、このサービスは多くの店舗で無料で受けられるというのがポイント。今回は、このニューバランスの3Dスキャン計測サービスについて、料金、利用方法、メリットをわかりやすく紹介します。
ニューバランスの3Dスキャン計測とは？
ニューバランスが導入している3Dスキャン計測サービスは、足を専用のスキャナーの上に置くだけで、数十秒から1分ほどで360度の立体データを取得できるシステムです。カメラが上下左右から足の形を撮影し、足長・足幅・甲の高さ・アーチ（土踏まず）・左右差といった情報を瞬時に解析してくれます。
このデータをもとに、スタッフがタブレットなどで結果を見ながら「どんな靴の形が合うか」「どのサイズやウィズ（足囲）を選ぶべきか」をアドバイスしてくれるのが特徴です。足を“見える化”することで、これまでなんとなく選んでいた靴選びを、科学的にサポートしてくれる仕組みなんですね。
料金は？無料で受けられるの？
気になる料金ですが、結論から言えば、ニューバランスの3Dスキャン計測サービスは基本的に無料です。多くのオフィシャルストアやファクトリーストアでは、購入前のフィッティングサポートとして提供されており、「足の測定だけでもOK」「無料で体験できる」という口コミも多く見られます。
ただし、店舗によって提供内容が異なる場合もあります。特にアウトレットや一部の提携店舗では導入していないこともあるため、来店前に「3Dスキャンをやっていますか？」と確認するのがおすすめです。
また、計測自体は無料でも、その後に作成されるカスタムインソールや特別なフィッティングサービスを受ける場合は、別途料金がかかるケースもあります。
利用方法と流れ
では、実際に3Dスキャンを受けるにはどうすればいいのでしょうか？基本の流れはとてもシンプルです。
- 3Dスキャン対応店舗に行く
ニューバランスの公式サイトには、3Dスキャンを導入している店舗が掲載されています。原宿・銀座・名古屋・大阪など主要都市のオフィシャルストアでは、ほぼ導入済みです。 - スタッフに計測をお願いする
店舗に着いたらスタッフに「3Dスキャンをお願いしたい」と伝えましょう。混雑している場合は少し待つこともありますが、基本的には予約なしで対応してもらえます。 - 靴を脱いでスキャン台に立つ
指定されたスキャン台に裸足、または薄手の靴下のままで立ちます。カメラが自動で足をスキャンし、1分ほどで測定完了。足の形状が3Dデータとして画面に表示されます。 - スタッフが結果を解説
足の長さや幅、甲の高さ、土踏まずのアーチなどをスタッフが一緒に見ながら解説してくれます。「右足が少し長め」「左足のアーチが低い」など、意外な発見がある人も多いでしょう。 - データをもとに最適なシューズを提案
測定結果に基づき、スタッフが最適なサイズ・ウィズ・モデルを提案します。試着しながらフィット感を確かめることで、自分にぴったりの1足に出会える可能性が高まります。 - データの保存やメール送信も可能
店舗によっては、測定データをメールで受け取ることも可能です。次回の買い替えやオンライン購入時の参考にもなります。
無料なのにここまでできる！3Dスキャンのメリット
3Dスキャンサービスの魅力は、「今まで気づかなかった自分の足の特徴を知ることができる」という点にあります。
まず、ほとんどの人が自分の足のサイズを「なんとなく26cm」などとざっくり認識していますが、実際に計測すると「25.3cmだった」「幅が狭め（Dウィズ）だった」「甲が低めだった」など、予想と違う結果が出ることが多いのです。
また、左右の足で微妙に長さや形が違う人も少なくありません。3Dスキャンではその差も可視化できるため、片足だけきつい・ゆるいといった不快感の原因を見つける手がかりにもなります。
さらに、ニューバランスは「ウィズ展開（D、2E、4Eなど）」が豊富なブランド。足幅を数値で把握しておけば、自分にぴったりのフィット感を得やすくなります。無料でここまで分かるのは、まさに“新しい靴選びの常識”と言っていいでしょう。
計測時の注意点とコツ
せっかく測るなら、できるだけ正確なデータを取りたいもの。そこで、3Dスキャンを受けるときのポイントをいくつか紹介します。
- 靴下は普段履いている厚さのものを着用
靴下の厚さが違うとサイズ感に影響するので、日常的に履く靴下を選びましょう。 - ズボンの裾は少し上げておく
足首まわりのラインまでカメラで撮影するため、裾をまくっておくとスムーズです。 - 午前よりも午後がベター
人の足は一日の中で少しむくむため、午後に計測した方が実際の着用感に近いサイズが分かります。 - 店舗によっては予約を推奨
人気店舗では混雑する時間帯もあるため、心配な場合は電話で確認を。
これらを意識するだけで、より精度の高い計測ができます。
3Dスキャンで分かること・変わること
3Dスキャンを受けると、自分の足に関する「思い込み」が崩れることが多いです。
「自分は幅広だと思っていたけど、実は普通幅だった」「甲が高いからきつく感じていたのは靴のデザインのせいだった」など、客観的なデータをもとに正しい知識を得られるのが最大の収穫。
また、スタッフが「この形状の人は〇〇モデルが合いやすい」といった提案をしてくれるため、靴選びが一気に楽になります。特にランニングやウォーキング用のシューズでは、足の特徴とシューズの形状が合わないとパフォーマンスや快適さに大きく影響します。3Dスキャンを活用すれば、より快適で疲れにくい一足に出会える確率が高まります。
どこで受けられる？対象店舗の探し方
3Dスキャンサービスは、全国のニューバランス公式ストアの一部で導入されています。
たとえば原宿・銀座・名古屋・大阪・京都・福岡など主要都市のフラッグシップ店舗では常設されています。アウトレットやショッピングモール内の店舗でも導入が進んでおり、最近では地方都市でも利用可能なケースが増えています。
公式オンラインストアには「店舗サービス紹介」ページがあり、各店舗のサービス対応状況を確認できます。行く前に「3Dスキャン対応店舗」であることをチェックしておくと安心です。
3Dスキャン結果はどう活かす？
測定結果は、靴選びだけでなく今後のライフスタイルにも役立ちます。
- オンライン購入時の参考にする
一度スキャンすれば、自分の足長・足幅を正確に把握できるので、通販でもサイズ選びの失敗が減ります。 - 他ブランドとの比較に使う
ブランドごとにサイズ感が異なるため、ニューバランスのデータを基準に考えるとより精度が上がります。 - インソールやサポートグッズの選定
土踏まずの高さなどが分かることで、自分に合ったインソール選びにも役立ちます。
スキャン結果をメールで受け取れる店舗では、保存しておくと次回の靴選びがスムーズになります。
ニューバランス 3Dスキャン 料金まとめ
最後にまとめとして、このサービスのポイントを整理しておきましょう。
- 3Dスキャン計測は多くの店舗で無料
- 足の長さ・幅・甲・アーチ・左右差を約1分で計測
- 専用スキャン台に立つだけの非接触・簡単測定
- 結果はその場で確認でき、スタッフが靴選びをサポート
- データはメール送信で保存も可能（店舗による）
- 導入店舗は全国の主要都市を中心に拡大中
無料でここまでのサービスが受けられるのはかなりお得。しかも、足のデータは一生のうちでもそう何度も測るものではありません。自分の足を知ることで、これからの靴選びがぐっと快適になるはずです。
まとめ：まずは無料で自分の足を知ってみよう
「ニューバランス 3Dスキャン 料金」という言葉を聞くと、「なんだか高そう」と思う人もいるかもしれません。でも実際は、多くの店舗で無料で受けられる、手軽で画期的なサービスです。
一度スキャンしてみると、これまで履いていた靴のサイズ感に「こんなに違ってたの!?」と驚くこともあるでしょう。自分の足を知ることは、日々の快適さや健康にもつながります。
もし近くにニューバランスの3Dスキャン対応店舗があるなら、買い物ついでに体験してみてはいかがでしょうか。
「正しいサイズを知ること」こそ、快適な一歩の始まりです。
