靴を選ぶとき、サイズだけを見ていませんか？
実は「同じ27cm」でも、足の形や幅、甲の高さによってフィット感はまったく変わります。特にニューバランスのようにウイズ（幅）展開が豊富なブランドでは、足測定を活用するかどうかが履き心地を左右するポイントになります。
ここでは、ニューバランスが提供する足測定サービスの内容や、自宅でできる測り方、そして測定ができるおすすめ店舗を紹介します。
ニューバランスの足測定が注目される理由
ニューバランスは「人それぞれ異なる足の形に合わせた靴作り」を理念としており、サイズ展開が他のブランドに比べて圧倒的に豊富です。
たとえば、足長（つま先からかかとまでの長さ）だけでなく、足囲（ウイズ）も細かく分かれており、以下のような幅設定があります。
- メンズ：D（やや細め）／2E（標準）／4E（幅広）／6E（超幅広）
- レディース：B（やや細め）／D（標準）／2E（幅広）／4E（超幅広）
足長が同じでも、足囲が違えば選ぶべきモデルやサイズも異なります。
だからこそ、まずは自分の足の形を正確に知ることが大切なのです。
店舗で体験できる3D足測定サービスとは？
ニューバランスのオフィシャルストアでは、最新の「3Dスキャン計測サービス」を導入しています。
わずか数十秒で足を360度スキャンし、以下のような情報を可視化できます。
- 足長（左右の長さ差も含む）
- 足囲（親指と小指の付け根周囲）
- 足幅（横の張り出し）
- 甲の高さ
- 土踏まず（アーチ）の高さ
スキャン後は、店員がデータをもとに最適なウイズやモデルを提案してくれます。
多くの店舗では計測が無料で、結果をデータカードとして持ち帰れることも。
初めて受ける人は、「自分の左右の足の長さが違った」「想像以上に甲が高かった」など、思わぬ発見をすることも多いようです。
ニューバランス足測定対応のおすすめ店舗
全国のニューバランス直営店・ファクトリーストアで3D足測定が可能ですが、特に利用者から好評な店舗を紹介します。
- ニューバランス吉祥寺店（東京）
3Dスキャナー完備。計測後におすすめサイズを＋0.5cm〜1cmで提案してもらえると評判。スタッフの知識が豊富で、初めての人にも丁寧。 - ニューバランス福岡天神店（福岡）
九州初の3Dスキャン常設店舗。足型データをもとに、ランニング用・普段履き用を分けて提案してくれる。 - ニューバランス札幌店（北海道）
最新型スキャナーとフィッティングゾーンを備えた大型店舗。インソール調整やメンテナンス相談も同時にできる。 - ファクトリーストア御殿場（静岡）
アウトレットでも計測が可能。気軽に立ち寄れるのが魅力。
どの店舗も事前予約は不要ですが、混雑時は少し待つこともあります。測定時間は約1〜3分ほど。
夕方以降に行くと、日中のむくみを反映した“実際の履き心地”に近い数値を測れるのでおすすめです。
自宅でできる簡単な足の測り方
「近くに測定店舗がない」「まずは自分で測ってみたい」という方も多いでしょう。
そんなときは、家でできる方法を試してみてください。
用意するもの
A4用紙、ペン、定規、柔らかいメジャー（巻き尺）
手順
- 紙を床に置き、かかとを紙の端に合わせて立つ。
- 一番長い指の先端に印をつけ、かかとからその点までの長さを測る（これが足長）。
- 次に、親指と小指の付け根の一番出っ張った部分を通して一周測る（これが足囲＝ウイズ）。
- 立った状態で測ること。座って測ると実際より小さく出る場合がある。
- 夕方に測定するのがベスト。朝より足がわずかにむくんでおり、現実的なサイズを反映できる。
測った足囲の値をニューバランスのウイズ表と照らし合わせれば、自分が「D」「2E」「4E」のどれに近いかが分かります。
足測定の結果をどう活かす？
測定した数値をもとに、自分に最適なサイズを見つけるポイントは3つあります。
- 足長だけでなくウイズを意識する
たとえば「27cmでも2Eだと窮屈」「同じ27cmでも4Eだと快適」など、横幅による違いは非常に大きいです。 - モデルごとの形状をチェック
ニューバランスのモデルによっては、同じサイズでもフィット感が異なります。
996や574のようなクラシック系はややゆったりめ、ランニング系（FuelCellやFresh Foam）はやや細めの傾向があります。 - 試着では“動いて確かめる”
履いて立つだけではなく、数歩歩いてみること。かかとが浮かないか、つま先が当たらないか、横幅が痛くないかを確認しましょう。
足の特徴別・サイズ選びのコツ
幅広・甲高タイプ
足囲が大きい方は「4E」や「6E」モデルがおすすめ。
ゆったりとした横幅で圧迫を軽減し、長時間の歩行でも疲れにくくなります。
細身タイプ
「D」や「B」ウイズを選ぶと、踵がしっかり固定され、フィット感が増します。
靴の中で足が遊ぶ感覚がある場合は、より細めのモデルに変更してみましょう。
扁平足・土踏まずが低いタイプ
アーチの低さに合わせて、インソール調整を提案してくれる店舗もあります。
測定データを基にインソールをカスタマイズすることで、姿勢や歩行の安定にもつながります。
足測定を活かしたオンライン購入のコツ
3Dスキャンで得たデータを保存しておけば、オンラインでの購入にも役立ちます。
ニューバランス公式オンラインストアには、モデルごとのウイズ展開やサイズ感レビューも掲載されています。
サイズに迷う場合は、同じサイズで「2E」と「4E」を比較してみるのもおすすめです。
また、返品・交換ポリシーを確認しておけば、試し履き感覚でオンライン購入を活用できます。
ニューバランスの足測定で理想のサイズを見つけよう
靴選びで最も大切なのは「見た目」でも「人気モデル」でもなく、自分の足に合っているかどうか。
ニューバランスの足測定は、単なるサイズ確認ではなく、足そのものを知るための第一歩です。
店舗での3Dスキャンでも、自宅での測定でも構いません。
正しく足を測れば、これまで以上に快適で長く履ける一足に出会えます。
理想のサイズを見つけるために、まずは今日から“自分の足”を知ることから始めてみませんか？
