靴を買うとき、「なんとなくいつものサイズで選んでいる」という人は多いのではないでしょうか。
でも実は、足のサイズや形は人それぞれ。左右でも違うことが珍しくありません。そんな「自分の足を正しく知る」ために注目されているのが、ニューバランスの計測サービスです。
ここでは、店舗で受けられる計測の内容から、自宅でのサイズ測定のコツ、そしてスタッフが教えてくれる正しい靴選びのポイントまでを、分かりやすく紹介します。
なぜ足の計測が大事なのか
ニューバランスの調査によると、足を正確に測ったことがない人はなんと約9割。
それほど多くの人が、自分の足のサイズを勘や感覚で判断しているのです。
しかし、靴のサイズが合っていないと、疲れやすくなったり、靴の中で足が動いて安定感を失ったりします。
特に「大きめを選んでおけば安心」と思っている人は要注意。靴が緩すぎると、クッション性が生かされず、歩くたびに余計な力がかかってしまいます。
逆に小さすぎる靴は、足を圧迫して血流を悪くし、痛みや疲労の原因になることも。
自分の足のサイズと形状をきちんと知ることが、快適な靴選びの第一歩なのです。
ニューバランスの計測サービスとは
ニューバランスの直営店では、足を360度からスキャンしてデータ化する「3Dスキャン計測」を実施しています。
数十秒で足の長さ、幅(ウィズ)、甲の高さ、土踏まずの状態、左右差まで細かく測定。自分の足型を立体データとして確認できます。
スタッフは計測結果をもとに、あなたの足の特徴を丁寧に説明してくれます。
「左足の方が少し大きいですね」「アーチがやや低めですね」といったコメントから、自分では気づかなかった特徴を知ることができます。
全国のニューバランスオフィシャルストアや一部ファクトリーストアで無料体験でき、予約不要で利用できる店舗もあります。
足のサイズや形を数値で見られるこのサービスは、「なんとなく」で靴を選んでいた人にこそおすすめです。
足の幅(ウィズ)まで分かるウィズサイジングシステム
ニューバランスの強みは、足の長さだけでなく「幅」にも注目している点です。
ウィズサイジングシステムでは、足囲(ウィズ)を測定し、D・2E・4Eなど複数の幅から最適なものを提案します。
たとえば、一般的なスニーカーがDウィズ(標準)に設定されているのに対し、足幅が広めの人には2Eや4Eのモデルがフィットします。
逆に幅が細い人にはBやDなど細めのモデルが快適です。
幅が合っていないと、靴の中で足が動いたり、外反母趾や靴擦れの原因にもなります。
このウィズサイジングによって、「足長は同じでも幅が違う」人にぴったりの靴を選べるのがニューバランスの特徴です。
専門スタッフが行う計測の流れ
店舗での計測サービスは、思ったよりも手軽です。おおまかな流れは次の通り。
- スタッフに「足のサイズを測りたい」と声をかける。
- 専用のスキャン台に立ち、数十秒で3D計測が完了。
- タブレットに表示された足のデータを一緒に確認。
- 結果に基づき、サイズ・幅・アーチ形状に合う靴を提案。
計測後は「実寸サイズ+0.5〜1.0cm」を目安に、実際に靴を試着して歩き心地をチェックします。
中にはトレッドミル(走行マシン)を設置している店舗もあり、ランニング用シューズのフィット感をその場で体感できます。
スタッフは「左右どちらが大きいか」「甲の高さはどうか」「アーチが沈んでいないか」などを見ながら、フィット感の微調整をサポート。
まさに“足のパーソナルトレーナー”のような存在です。
自宅でもできる簡単な測り方
店舗に行けない人は、自宅でもおおよそのサイズを確認できます。
- A4用紙に直角の線を描く。
- かかとを角に合わせて立ち、一番長い指の先に印をつける。
- 線の交点から印までを測ると「足長」が分かる。
- 左右どちらも測り、より大きい方に合わせる。
- 午後や夕方など、足がむくみやすい時間に測るのがポイント。
ただし、あくまで目安にとどめましょう。正確な足囲やアーチの高さは3Dスキャンでしか分かりません。
一度店舗で正式に測ってもらえば、その後のオンライン購入にも役立ちます。
正しい靴サイズ選びのコツ
ニューバランスのスタッフが教える、サイズ選びの基本はシンプルです。
- 実寸+0.5〜1.0cmを目安にする
きつすぎず、ゆるすぎない快適な履き心地になります。 - 幅(ウィズ)を確認する
幅広・細身など、自分の足型に合ったモデルを選ぶこと。 - 試し履きは必ず行う
かかとが浮かないか、つま先に余裕があるか、甲の圧迫はないかをチェック。 - 午後〜夕方に試す
むくみを含んだ状態が、実際の履き心地に近くなります。 - 左右差に注意する
片足が大きい場合は、大きい方に合わせるのが基本です。 - インソールを活用する
アーチサポートや安定性を高めたい場合に有効です。
靴を履いて立ち上がり、軽く歩いたり屈伸したりして違和感がないかを確かめましょう。
もし少しでも「窮屈」「ゆるい」と感じたら、迷わずスタッフに相談を。
計測サービスで分かる意外な発見
実際に計測を受けた人の多くが、「思っていたサイズと違った」と驚いています。
「25.5cmだと思っていたけど、実際は24.8cmだった」「左足だけアーチが低かった」など、意外な結果も少なくありません。
これまで「いつものサイズ」だけで靴を買っていた人にとっては、自分の足を客観的に見直すきっかけになります。
さらに、測定データはタブレットやメールで保存できる店舗もあり、次回の靴選びにも活かせます。
自分の足を知ることが、最高の一足につながる
計測サービスを体験すると、「サイズを測る=靴を選ぶ準備」ではなく、「自分の足を知る時間」だと感じられるはずです。
足長だけでなく、足囲やアーチ、左右差などを知ることで、これまでの「なんとなく選び」から卒業できます。
そして、自分の足に合った靴を履くと、歩くたびに疲れにくく、自然に姿勢も整います。
お気に入りの一足を長く快適に履くためにも、足の計測はとても価値のあるプロセスです。
ニューバランスの計測サービスで自分の足と向き合おう
「靴が合わない」「足が疲れやすい」と感じているなら、まずは足の計測から始めてみましょう。
ニューバランスの3Dスキャンサービスは、専門スタッフがあなたの足を丁寧に解析し、最適な靴選びをサポートしてくれます。
自分の足を知ることは、自分の歩き方を知ることでもあります。
その第一歩を、ニューバランスの計測サービスで踏み出してみてはいかがでしょうか。


