「登山靴=重くてゴツい」というイメージ、ありませんか?
実は最近、軽量で履き心地が良く、それでいて防水・グリップ性能に優れた“ニューバランスの登山靴”が注目されています。
スニーカーの快適性をそのまま山へ――。
そんな発想から生まれたニューバランスのアウトドアラインは、日帰り登山やトレッキング、雨天のハイキングにもピッタリ。
この記事では、防水性・グリップ力・快適性の3つの観点から、ニューバランスの登山靴おすすめ5モデルを詳しく紹介していきます。
ニューバランスの登山靴は「歩きやすさ+安心感」が魅力
ニューバランスといえばスニーカーの印象が強いですが、実は「軽登山」「トレッキング」に向いたモデルを複数展開しています。
特に人気なのが、防水素材「GORE-TEX(ゴアテックス)」を採用したモデル。
雨の日やぬかるんだ道でも靴内部をドライに保ち、快適な歩行をサポートしてくれます。
さらに、ニューバランスらしい“フィット感”も見逃せません。
幅広(2E・4E)展開が多く、足の形に合ったサイズを選びやすいのが特徴。
「靴擦れが起きにくい」「長時間歩いても疲れにくい」といったレビューも目立ちます。
他ブランドの登山靴に比べて、柔らかくクッション性が高いため、初心者にも扱いやすいのがニューバランスの強みです。
防水性で選ぶならゴアテックス搭載モデル一択
登山中に急な雨や沢沿いの道を歩くとき、防水性能は必須です。
ニューバランスでは、複数のモデルに防水透湿素材「GORE-TEX」を採用しています。
この素材は、外からの水を通さず、靴内の湿気を逃がす構造になっており、蒸れにくく快適です。
実際にユーザーからは「大雨でも靴の中は濡れなかった」「ぬかるみでも安心して歩けた」といった声が多く見られます。
一方で、「完全防水ではない」「深い水に長時間浸すと染みることがある」といった意見もあるため、あくまで“強い雨や濡れた地面に対応できる防水性”と考えるのが良いでしょう。
ゴアテックスモデルはやや価格が高めですが、防水スプレーなどのケアをすれば長く使えます。
コストパフォーマンスを考えても、登山用としては非常に優秀です。
グリップ力を左右するアウトソールの性能
登山道では、濡れた岩場や滑りやすい落ち葉の斜面など、想定外の足場が待ち受けています。
そんな時に頼りになるのがアウトソールの“グリップ力”。
ニューバランスのトレッキングシューズでは、世界的に評価の高い「Vibram(ビブラム)」社のメガグリップソールを採用しているモデルがあります。
このソールは濡れた岩や土の上でも高い摩擦力を発揮し、しっかり地面を掴んでくれます。
特に「Fresh Foam X Hierro V7 GORE-TEX」シリーズは、クッション性とグリップ性能のバランスが絶妙。
ソールのラグ(凸凹)が深く、山道でも安定感があります。
一方で、舗装路では少し硬く感じることもあるため、街歩き兼用よりは登山・トレイルに特化した設計といえます。
グリップ力を重視するなら、「Fresh Foam X Hierro Mid GORE-TEX」や「Fresh Foam X Hierro V7 GORE-TEX」など、アウトソールにビブラムソールを採用したモデルを選ぶのがおすすめです。
快適性を支えるクッションとフィット感
ニューバランスが登山靴でも高評価を得ている理由の一つが、独自のミッドソール「Fresh Foam X」。
これはランニングシューズにも使われているクッション素材で、衝撃吸収力に優れ、長時間歩いても膝や足裏への負担を軽減します。
また、足幅(ウイズ)展開が豊富な点もニューバランスならでは。
2E(標準)、4E(幅広)などから自分の足型に合わせて選べるので、「幅が狭くて痛い」「踵が浮く」といった悩みを減らせます。
さらに、柔らかめの履き口や通気性の高いメッシュアッパーも多く、夏場や長時間の行動でも蒸れにくいのが特徴です。
軽量かつ柔軟性があるため、初心者でも履きやすく、普段使いにもなじみます。
ニューバランスの登山靴おすすめ5選
ここからは、実際に人気が高く評価も安定しているニューバランスの登山靴を5モデル紹介します。
いずれも防水性・グリップ力・快適性のバランスに優れたラインナップです。
1. Fresh Foam X Hierro V7 GORE-TEX
ニューバランスの定番トレイルモデル「Hierro(ヒエロ)」の最新系。
VibramソールとGORE-TEXを搭載し、濡れた地面でも滑りにくい設計です。
軽量ながら安定感があり、トレイルランから登山まで幅広く対応。
柔らかな履き心地と優れた防水性が魅力です。
2. Fresh Foam X Hierro Mid GORE-TEX
上位モデルとして人気のミッドカット仕様。
足首をしっかりホールドしてくれるので、岩場やアップダウンの多い山道にも安心。
防水性能はもちろん、クッション性も抜群で、長時間歩いても疲れにくいです。
冬場やぬかるみの多い登山ルートにもおすすめ。
3. Fresh Foam X Garoe Hiker GORE-TEX
「Garoe(ガロエ)」はハイキング専用に設計された軽量モデル。
ゴアテックス搭載で全天候対応、柔らかい履き心地が特徴です。
価格も比較的手頃で、初めての登山靴にも向いています。
街から登山口までそのまま履いていける“万能ハイカー”です。
4. Tektrel V1
“ドア・トゥ・トレイル”をコンセプトにしたモデルで、街歩きから軽登山までカバー。
防水ではないものの、軽量性とクッション性に優れています。
舗装路が多い低山や散策トレッキングに最適。
ファッション性も高く、普段履きとの兼用にも人気です。
5. Fresh Foam X More Trail v3
厚底ソールが印象的なトレイルモデル。
抜群のクッション性と柔らかな履き心地で、足への負担を最小限に抑えます。
グリップ力はほどほどですが、登山初心者や長時間のウォーキングにも最適。
“疲れにくさ”を重視したい人におすすめです。
失敗しない登山靴選びのポイント
ニューバランスの登山靴を選ぶときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- 使用目的を明確にする
日帰り登山・縦走・雪山など、目的によって求める性能は違います。
軽登山ならHierro、ハイキングならGaroe、街兼用ならTektrelが目安。 - サイズとウイズ(幅)を確認する
足幅が広い人は4Eモデルがおすすめ。
ソックスを厚めに履く登山では、普段よりハーフサイズ上げると快適です。 - 防水仕様の限界を知る
ゴアテックスでも完全防水ではありません。
長時間の大雨や沢歩きでは防水スプレーの併用が安心です。 - 履き慣らしを行う
新しい登山靴は最初やや硬め。
いきなり本番登山で履くのではなく、短時間の散歩や軽いトレイルで慣らしておくと靴擦れを防げます。 - メンテナンスを怠らない
泥汚れや砂利を放置するとソールが劣化します。
帰宅後は軽く水洗いし、陰干しでしっかり乾燥させることが長持ちの秘訣です。
まとめ|ニューバランスの登山靴で快適な山歩きを
ニューバランスの登山靴は、「軽さ」「防水性」「フィット感」のバランスが取れた、現代的なトレッキングシューズです。
特にGORE-TEX搭載モデルは、悪天候でも安心して使えるため、初心者から中級者まで幅広い層におすすめできます。
今回紹介した5モデルはいずれも個性があり、用途や好みに合わせて選べます。
登山デビューの一足を探している方も、普段履きとの両立を考えている方も、まずは自分の足に合ったニューバランスの登山靴を試してみてください。
きっと山歩きが、もっと軽やかで、もっと快適になります。


