「ニューバランスって種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない…」そんな声をよく聞きます。
実際、ニューバランスのスニーカーはモデル番号だけでも膨大。990とか574とか、数字の意味もよくわからないですよね。
この記事では、ニューバランスの「全モデル」を番台ごとに整理しながら、それぞれの特徴やおすすめコーデをわかりやすく紹介します。これを読めば、自分にぴったりの1足が見つかるはずです。
ニューバランスの番号の意味とは?
まず押さえておきたいのが、ニューバランス特有の“ナンバリング制度”。
靴のモデル名に「996」や「990v6」など数字が付いているのは、シリーズごとの特徴を表しているからなんです。
番号が大きいほど高機能、ハイエンドモデルの傾向があります。
たとえば、500番台はカジュアルライン、900番台は高性能ランニングシューズをベースにした上級モデルという具合です。
さらに「M」「W」「U」などのアルファベットにも意味があります。
- M:メンズ(Men’s)
- W:ウィメンズ(Women’s)
- U:ユニセックス(Unisex)
また「L」はライフスタイル、「R」はランニング、「T」はトレイルといった用途を示すことも。
つまり、モデル名を見れば「どんな目的の靴か」がだいたいわかるというわけです。
番台別に見るニューバランスの全モデル
300番台〜500番台:エントリー&定番ライン
カジュアルシーンで定番人気なのがこのゾーン。代表モデルは「574」や「550」「530」など。
どれも街履きにちょうどよく、価格も比較的手頃。最初の1足に選ぶ人が多いシリーズです。
- 574:ブランドの代名詞的存在。スエードとメッシュを組み合わせた柔らかい雰囲気で、どんな服にも合わせやすい万能モデル。
- 550:1980年代のバスケットシューズを復刻したレトロデザイン。厚めのソールと存在感あるフォルムが人気。
- 530:スポーティーさとファッション性を兼ね備えたモデル。メッシュ素材が多く、軽量で夏でも快適。
コーデのポイントは、シンプルなデニムやチノパンとの組み合わせ。
スニーカーが主役になりすぎず、全体をバランスよくまとめてくれます。
700〜900番台:ブランドの核となるシリーズ
900番台は、まさに“ニューバランスの顔”。
1982年に登場した「990v6」を皮切りに、「991」、「993」、「996」、「997」、「998」と続く伝統のラインです。
- 990v6:最新の「990v6」まで続く名作ランニング系モデル。アメリカ製ならではの重厚感と履き心地の良さが魅力。
- 991:英国製のクラフト感が特徴。丸みのあるシルエットで大人っぽい印象。
- 993:アスリート向けに開発された高反発ソール。日常でも長時間歩く人におすすめ。
- 996:軽量でスマート。クラシックなデザインながら、ファッション性の高さから男女ともに人気。
- 997/998:都会的で洗練された印象。限定カラーやコラボモデルも多く、コレクターからの支持が厚いです。
これらのモデルは価格帯がやや高めですが、その分素材・縫製・履き心地のレベルが段違い。
「長く愛用できる1足を選びたい」という人にぴったりです。
コーデのおすすめは、上品カジュアル。スラックスやセットアップに合わせても違和感がなく、大人の休日スタイルを格上げしてくれます。
1000〜2000番台:プレミアムライン
「1300」「1500」「2002R」などの上位モデルは、Made in USAやMade in UKラインとして展開されています。
素材選びや職人技のレベルが高く、クラフトスニーカーとしての価値を持つシリーズです。
- 1300:1985年に登場。クッション性の高さから“スニーカー界のロールスロイス”と呼ばれる名作。
- 1500:英国製の代表格。シルエットがシャープで、ジャケットスタイルにもマッチ。
- 2002R:2010年代に登場したランニングモデルの復刻。モダンなデザインと安定感のあるソールで人気再燃中。
- 1906R:2000年代初期のアーカイブを現代的にリメイク。Y2Kファッションとの相性も抜群です。
このあたりは価格がやや高めですが、質感・履き心地ともに極上。
スニーカーをファッションの主役として楽しみたい人や、こだわり派に向いています。
コーデとしては、シンプルなモノトーンスタイルで靴を引き立てるのがおすすめ。
ジャケットやトレンチコートと合わせて“洗練された大人スニーカー”を演出しましょう。
新世代モデル: 9060・1080などのハイブリッド系
ここ数年、ニューバランスはデザイン性と機能性を両立させた新世代スニーカーを次々とリリースしています。
その中でも注目は「9060」「1080」「Fresh Foam」シリーズ。
- 9060:未来的なボリュームソールが特徴。厚底ながら軽量で、ストリートファッションに映える。
- 1080:ランニングシューズとして最高レベルのクッション性能を持つモデル。日常使いにも快適。
- Fresh Foam/FuelCell:最新のクッショニング技術を採用した高機能モデル。スポーツからタウンユースまで幅広く対応。
特に9060はトレンド感があり、SNSでも話題。
ワイドパンツやロングコートと合わせる“Y2K×ストリートミックス”コーデが人気です。
女性ならミニスカート+オーバーサイズパーカー+9060で“足元にボリュームを出す”スタイルが可愛いですね。
ニューバランスのモデル選びで大切なポイント
- 番台と用途を意識する
数字でだいたいのポジションがわかるので、まずは自分の目的を整理しましょう。
街履き中心なら500〜900番台、本格志向なら1000番台以上がおすすめです。 - サイズとウイズ(幅)を確認する
ニューバランスは足幅展開が豊富。D(標準)・2E(やや広め)・4E(幅広)など、自分の足に合ったサイズを選ぶことが快適さのカギ。 - 製造国と質感に注目する
Made in USA/UKモデルは高価格ながら、素材や仕上げのクオリティが非常に高いです。特別な1足を探すならぜひ。 - カラーと素材で個性を出す
グレーやネイビーなど定番カラーは万能ですが、ベージュやホワイトも人気。季節に合わせて素材を変えると印象が変わります。
人気モデルを使ったおすすめコーデ
- 574/550:カジュアルな白T+デニムスタイルにぴったり。女性はワンピースやスカートにも合います。
- 996:細身デニムやスラックスで大人っぽく。ライトグレーやホワイトが定番人気。
- 990v6:ジャケットスタイルやモノトーンコーデに合わせると上品。
- 9060:ワイドパンツやカーゴパンツでボリューム感を活かす。
- 2002R/1906R:ストリート×スポーツミックスで個性を出せます。
スニーカーのカラーをトップスや小物とリンクさせると、全体に統一感が出ます。
また、ソールの厚みでバランスが変わるため、体型に合わせた選び方もポイントです。
ニューバランスの全モデルを理解して、自分に合う1足を
ここまで読んでみると、ニューバランスの奥深さが伝わったのではないでしょうか。
数字だけで整理しても、素材・用途・スタイル・製造国でまったく表情が違う。
同じブランドでも、履く人の個性に合わせて“正解”が変わるのが魅力です。
迷ったらまずは「574」や「996」といった定番から。
そこから自分のライフスタイルに合うシリーズを少しずつ広げていくと、より深く楽しめます。
ニューバランスは単なるスニーカーではなく、“足元のパートナー”。
全モデルを知ることで、自分だけの一足に出会えるはずです。
そして次に選ぶときは、ぜひこの記事の「ニューバランスの全モデル一覧!」を思い出してみてください。


