スニーカー選びで「結局どのニューバランスを買えばいいの?」と迷う人は多いですよね。
定番の574、人気の996、話題の2002Rや990シリーズなど、名前を聞いたことがあっても、それぞれ何が違うのかは意外と知られていません。
この記事では、ニューバランスの人気モデルをわかりやすく比較しながら、初心者でも失敗しない選び方とおすすめモデルを紹介していきます。
ニューバランスの魅力とは?履き心地の秘密を知ろう
ニューバランスは1906年にアメリカ・ボストンで誕生したブランド。
もともとは「足のバランスを新しくする(new balance)」という理念のもと、矯正靴メーカーとしてスタートしました。
その原点が今でも息づいていて、ニューバランスの特徴は「フィット感の良さ」と「豊富なサイズ展開」。
足幅(ワイズ)をD、2E、4Eなど細かく分けて選べるため、どんな足型の人でもぴったり合う一足が見つかります。
また、モデル番号ごとに用途やデザインが異なり、
500番台はカジュアル寄り、900番台は高級・ハイスペック系、2000番台は最新技術搭載モデルといったようにシリーズで特徴が分かれています。
初心者がまず知っておくべき「モデル番号」の意味
ニューバランスを語るうえで欠かせないのが“番号”です。
同じブランドでも番号によって履き心地も印象も大きく変わります。
- 500番台(例:574、530)
クッション性と安定感を重視したモデルが多く、普段使いしやすい。街履きデビューに最適。 - 900番台(例:990、991、993、996など)
もともとはランニング用として開発され、機能性と素材の上質さが魅力。USA製モデルが多く、履くほどに味が出ます。 - 1000〜2000番台(例:1080、2002R、1906Rなど)
近年のハイテク系モデル。クッション性や通気性がさらに進化し、最新技術を体感できるシリーズです。
番号を見れば「どんな用途で、どんな価格帯か」がだいたい分かるようになっているのがニューバランスの面白さでもあります。
ニューバランスの定番モデルを徹底比較
ここからは、特に人気の高いモデルをピックアップして比較していきます。
「見た目が似ていて違いが分からない」という人も、ここを読めばすっきり整理できます。
1. 574 ― ニューバランスの原点的存在
ニューバランスの中でも最も定番といえるモデルが「574」。
丸みのあるフォルムで幅広いスタイルに合わせやすく、男女問わず人気です。
ソールにはクッションと安定感を両立する「ENCAP」構造を採用。
長時間歩いても疲れにくく、通勤・通学・旅行など日常使いに最適です。
価格も比較的手に取りやすく、初めてニューバランスを選ぶ人の「最初の一足」としておすすめ。
2. 996 ― スタイリッシュな細身シルエット
574よりもややシャープな印象を持つのが「996」。
履いた瞬間に感じる軽さとスマートなフォルムが特徴で、
カジュアルからきれいめまで幅広くコーディネートできます。
クッション性も高く、ソールは耐久性に優れた「C-CAP」を採用。
街歩きやショッピングなど、軽快に動きたいシーンにぴったりです。
574が“柔らかく包み込むタイプ”だとすれば、996は“軽快でスリム”な印象。
デザインで選ぶならこの2つを試し履きして比較するのが一番分かりやすいでしょう。
3. 530 ― 軽さとレトロ感のバランスが絶妙
90年代のランニングシューズをベースにした「530」は、
軽量かつ通気性に優れたメッシュ素材を採用したモデル。
クッションには「ABZORB(アブゾーブ)」テクノロジーを搭載し、
歩行時の衝撃を和らげてくれるため、長時間の移動でも疲れにくい構造です。
程よいボリュームとレトロな雰囲気がトレンド感を演出。
ファッション性を重視したい初心者にも人気が高まっています。
4. 2002R ― 機能性とデザインの両立モデル
「2002R」は2010年に登場した高性能モデル「2002」を現代風にリメイクした一足。
上位モデルのソール技術を受け継ぎ、クッション性・安定性ともに抜群です。
特に注目なのがソール構造。
ニューバランスのテクノロジー「N-ERGY」や「ABZORB」を組み合わせ、
足への負担を減らしながら高反発の歩行感を実現しています。
また、スポーティーなデザインながら街にも馴染むシルエットで、
履き心地とデザイン性を両立した万能モデルとして人気急上昇中です。
5. 1906R ― トレンド感抜群のハイブリッドスニーカー
2000年代のランニングシューズをモチーフにした「1906R」は、
近年ファッションシーンで特に注目を集めています。
通気性の高いメッシュアッパーと、安定感あるN-LOCKシステムを採用。
足のホールド感がしっかりしているため、長時間の着用でもブレにくい履き心地です。
見た目はボリューミーでストリート寄りですが、
ニューバランスらしい上品さもあり、モードやカジュアルにもマッチします。
特に「トレンドを意識しながら履き心地も妥協したくない」人におすすめです。
6. 990/990v6 ― ニューバランスの最高峰シリーズ
「990」シリーズは、1982年の登場以来“1000点満点中990点”という
キャッチコピーで知られるフラッグシップモデル。
高品質なピッグスキンスエードやメイド・イン・USA製造など、
職人による精密な仕上げが魅力です。
最新の「990v6」ではソール構造が刷新され、軽量性と安定性がさらに進化。
まさに“ニューバランスの最高到達点”ともいえる履き心地を実現しています。
価格は高めですが、デザイン・素材・履き心地すべてに満足したい方には間違いない一足です。
初心者がニューバランスを選ぶときのポイント
モデルを比較しても「自分にはどれが合うか分からない」という人のために、
選び方のコツをいくつか紹介します。
1. 目的を明確にする
通勤・通学など日常使いなら574や530。
長時間歩く・立ち仕事が多いなら2002R。
ファッション性重視なら996や1906R。
ランニングやスポーツ用途なら1080シリーズなどを選ぶと失敗しません。
2. 足幅(ワイズ)をチェックする
ニューバランスは幅の選択肢が豊富です。
一般的に「D」は細め、「2E」は標準、「4E」は広め。
幅広の人は574や2002R、細めが好きな人は996あたりが合いやすいです。
3. クッション性と安定性のバランスを見る
クッションが柔らかすぎると安定感に欠け、
硬すぎると長時間の歩行で疲れます。
574や996はそのバランスが絶妙で、初めての一足として人気が高い理由もここにあります。
4. デザインと価格のバランスを取る
ニューバランスは価格帯が幅広く、
1万円台前半から4万円台以上のモデルまで存在します。
まずは手頃な価格の定番モデルから試し、気に入ったら上位モデルへステップアップするのもおすすめです。
用途別おすすめモデルまとめ
このように用途ごとにベストモデルが変わります。
「どのシーンで履くか」を決めるだけでも選択肢がぐっと絞りやすくなります。
ニューバランスの比較でわかる、自分に合った一足
ニューバランスはモデル数が多くて迷いやすいブランドですが、
それぞれの違いを理解すれば、自分のライフスタイルにぴったりな一足が見つかります。
どのモデルも、長年愛されてきた理由があります。
大切なのは「自分の足に合っているか」「どんなシーンで履きたいか」を明確にすること。
それが分かれば、あなたにとっての“最高のニューバランス”がきっと見つかります。
まとめ|ニューバランスの人気モデルを徹底比較して理想の一足を選ぼう
ニューバランスの魅力は、見た目の良さだけでなく、
履いた瞬間に感じる「フィット感」と「疲れにくさ」。
今回紹介した人気モデルを比較すれば、
自分のスタイルや用途に合ったモデルが必ず見つかります。
スニーカーは毎日履く相棒。
せっかくなら“なんとなく”ではなく、“納得して選ぶ”一足を。
あなたの足にぴったりのニューバランスを見つけて、
その履き心地の違いをぜひ体感してみてください。


